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封滅の大地オーラヴァイン SR 自然文明 (6) |
クリーチャー:ガイア・コマンド 6000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある、相手のコスト3以下の進化ではないクリーチャーを2体まで選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
W・ブレイカー |
コスト6でパワー6000のW・ブレイカーという標準的な戦闘力に加え、cipでコスト3以下の進化ではない相手のクリーチャーを2体までマナ送りにできる。
6コストのcip除去持ちクリーチャーと聞くと奮発したスペック。ビートダウンに挿して《光陣の使徒ムルムル》や《王機聖者ミル・アーマ》などの相手の小型ブロッカーを除去していければなかなか強力。
だが、肝心の除去能力はやや物足りない。
まず、3コスト以下という範囲がかなり狭いため、刺さる相手が限られる。6マナ域ともなると《勝利のリュウセイ・カイザー》や《爆竜 GENJI・XX》のような大きめのクリーチャーが出始めるが、それらには対処できない。
【速攻】の対策にはなりそうだが、6マナでは大方自分が殴り倒される寸前であり、間にあうかは微妙なところ。
進化を選べないため、《エンペラー・ベーシックーン》《死神術士デスマーチ》《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》といった、青単や【墓地進化速攻】の主力クリーチャーがことごとく対象に取れないのも痛い。
一方で《封魔ゴーゴンシャック》《墓守の鐘ベルリン》《虚構の影バトウ・ショルダー》《デュエマの鬼!キクチ師範代》といった強力な軽量システムクリーチャーもいるため、そういったクリーチャーをまとめてマナ送りにできれば強力ではある。
ただし、そのような使い方ならば5マナ前後の呪文で間に合うことが多い。緑単ならばマナ武装で2体マナ送りにする《古龍遺跡エウル=ブッカ》のようなカードの方が確実である。他の文明が入るならば《超次元ボルシャック・ホール》《超次元ミカド・ホール》で《勝利のガイアール・カイザー》や《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を出す方が汎用性が高い。
普通のデッキが相手ならば《青銅の鎧》などのcipクリーチャーやブロッカーが扱われることが多く、そういったクリーチャーを除去した場合は逆に相手のマナブーストを助けてしまうこともある。
一応、何体選ぶかは任意なので、マナに埋めたくないのならそれも可能だが、それでは何もしないただの6コスト6000クリーチャーであり、本末転倒。
総合的に見ると中途半端な性能であり、デッキのスロットを勝ち取れるかは難しいところ。範囲が「合計6コスト以下までになるように選んで」か、もしくは自分のクリーチャーも選べたならば一気に化けるため、その点では惜しいカードではある。
コスト火力や自然単色にこだわらなければ、大抵の場合は後に登場した同コストの《蒼狼の王妃 イザナミテラス》で十分である。
封滅の大地オーラヴァイン VR 自然文明 (6) |
クリーチャー:ガイア・コマンド 6000 |
バトルゾーンに出た時、相手の進化ではないクリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、マナゾーンに置く。 |
W・ブレイカー |
DMPP-12で実装。レアリティがベリーレアになり、マナ送りが割り振り式に変更された。
除去対象の選択肢はTCG版の上位互換まで改善されているが、登場時点では種族の恩恵が皆無のガイア・コマンドであること、また、同じくcipで除去持ちコスト6の《闘竜死爵デス・メンドーサ》は《大邪眼バルクライ王》で踏み倒せる恩恵があっても使用率が低いことから、時代に対して根本的なスペックが足りていないと判断できる。