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幻想と伝承の決断 VR 水/自然文明 (8) |
呪文 |
自分のマナゾーンにコスト7以上のカードが4枚以上あれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶カードを2枚引く。 |
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
▶自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。そのカードがクリーチャーなら出す。 |
2ドロー、1体マナ送り、山札からクリーチャー1体のランダムコスト踏み倒しの内モードで2つ選ぶことができ、同じ効果を2回選んでも良い。
やはり目玉になるのはクリーチャーのランダム踏み倒しの重複だろう。【5色ザーディクリカ】であってもメインデッキのクリーチャー比率は7割ぐらいにまでなら無理無く上げられる。《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》や《配球の超人/記録的剛球》といった条件を満たす環境レベルの初動リソース系カードが存在する現代デュエマにおける【5色ザーディクリカ】ではあって無いような条件である。
軽減された6マナの支払いで、運が良ければコスト上限のなくクリーチャーを2体出せるとなれば《キユリのASMラジオ》も真っ青である。
S・トリガーのない《ミステリー・ディザスター》と比較すると、めくった1枚が非クリーチャーなら何もしないというのが大きな欠点。《幻想と伝承の決断》の複数積みがそのまま踏み倒しの濁りに直結してしまう。
上2つは、単純なコストパフォーマンスとしては微妙。
2ドローの重複は軽減後でもコスト6で4ドローと、多色なのに単色の《クアトロ・ブレイン》と同等。
マナ送りは、軽減&重複で1体あたり《地割呪文「ドゴル」》1枚分換算。
ただ2つ目の効果は3つ目の踏み倒しより先に使えるので、相手のメタクリーチャーを1体除去してから1体ランダムで踏み倒すこともできる。
この場合は踏み倒し効果の出力が大きく下がるので、あくまで緊急時の手段として考えておこう。
なるべく【4色ロマノグリラ天門】や【5色ディスペクター】のような重量級コントロールで使いたいところ。《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》や《禁時混成王 ドキンダンテXXII》でもこの呪文にアクセスできる。その点《龍風混成 ザーディクリカ》ではアクセスできない点が痛いが、ここまで優秀なら【5色ザーディクリカ】でも手打ち主体で十分利用に値するかもしれない。コスト軽減条件達成に特化するなら【5色巨大設計図】や【4色ウェルキウス天門】といった《巨大設計図》基盤のデッキを組んでそこで使うという手もある。
勿論《龍素記号wD サイクルペディア》で効果を増幅しても強力。ただ、《サイクルペディア》自体5マナ域でいったんターンを返すという弱点があり、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】のようなコスト踏み倒しメタやハンデス、除去といった妨害に恵まれたデッキ、【青黒赤緑邪王門】のような受け札満載のデッキなどでないと活躍させづらいので、ただ単にコスト踏み倒しを増幅するだけでは寧ろ《サイクルペディア》の存在を持て余しがち。
2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂から少し経つと、青赤緑型の【メクレイド刃鬼】にサブプランとして投入されるケースが見られるように。運は絡むが、先置きのクリーチャーがいて、尚且つこれで《「必然」の頂 リュウセイ》、《R.S.F.K.》、《勝利宣言 鬼丸「覇」》のいずれかが捲れる、もしくはそれ以外のスピードアタッカーで5打点を供給できれば、ワンショットに漕ぎ付けることはできる。
同年の大晦日のオリジナルでは、【青赤緑幻想と伝承の決断】なる専用デッキがチャンピオンシップ準優勝(ただし49人参加)。《卍月 ガ・リュザーク 卍/「すべて見えているぞ!」》や《勝利宣言 鬼丸「覇」》といったゲームエンド級のファッティが採用されており、《流星のガイアッシュ・カイザー》からの素出しプラン、《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》のクリーチャー側でのワンショットプランなど、様々な角度からフィニッシュできる。
【ミステリー・キューブ】でも《ミステリー・キューブ》本体を5枚目以降に追いやっている。というより、どの道最速で4ターン目詠唱に変わりがないなら1枚でゲームエンドを狙いやすいこちらに分がある。例えば《勝利宣言 鬼丸「覇」》と適当なロック持ちの組み合わせがこちらで一気に捲れれば、無対策の相手には格別のカードパワーで4ターンキルが狙える。
DMRP-22以降に登場した多色パーフェクト呪文サイクル。自己コスト軽減またはコスト踏み倒し能力を持つ。