青黒(あおくろ)ガル・ラガンザーク】 [編集]

概要 [編集]

【デ・スザーク】を素体として水文明魔導具を同時採用し、早出しする対象を《ガル・ラガンザーク》に変えたデッキ。
デッキ案自体はDMEX-16発売前から散見されていたが、発売以降チャンピオンシップにおいてベスト4以上の入賞報告が多く見受けられている。

ガル・ラガンザーク P 水/闇文明 (8)
クリーチャー:ドルスザク/マフィ・ギャング 9000
夢幻無月の門:自分の魔導具クリーチャーを出した時、または自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
ブロッカー
W・ブレイカー
呪文の効果によって相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。

主要カード [編集]

《ガル・ラガンザーク》フィニッシャーかつブロッカー。相手に召喚以外での登場を許さず、さらに呪文では選ばれない。仮に除去されても夢幻無月の門により驚異の復帰力を誇る
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》お馴染のフィニッシャー《ガル・ラガンザーク》の踏み倒しメタ能力と併せてビッグマナ系列に多大な負担を強いる。呪文側もS・トリガー全体除去
《滅亡の起源 零無》/《零龍》元が【デ・スザーク】であるため当然このデッキでも条件達成は簡単

候補ドルスザク・魔導具 [編集]

[編集]

《卍 デ・スザーク 卍》登場時クリーチャーを破壊。さらに相手のクリーチャーをタップイン
このデッキではあまり重要度は高くない
《堕魔 ザンバリー》1マナのブロッカー《ガル・ラガンザーク》の最速2ターン降臨が狙える
《堕魔 ドゥグラス》S・トリガーブロッカー。従来の【デ・スザーク】よりも需要がある
《堕魔 ドゥポイズ》無月の門を使いまわせる除去
《堕魔 ドゥシーザ》小型クリーチャーの除去
《堕魔 ドゥスン》呪文唱えるコストを1多くする
《堕魔 ドゥンブレ》シールド回収《堕呪 ウキドゥ》とは選択
《堕魔 ドゥリンリ》ターンエンド時に墓地肥やし
《堕魔 グリギャン》墓地肥やし+ブロッカー。このデッキにおいては従来よりも増して重要
《堕魔 グリール》攻撃時に墓地肥やしできるNEOクリーチャー
終盤は打点に悩むので進化速攻としても便利
《堕魔 グリペイジ》質のいいハンデスクリーチャー
《堕魔 グリナイブ》ウルトラ・セイバーマフィ・ギャング。横に立てておくと安心
《堕魔 ヴォガイガ》お馴染の墓地肥やし+墓地回収魔導具クリーチャーのコスト軽減
当然このデッキでも入れない理由はない
《堕魔 ヴォーミラ》墓地肥やし魔導具クリーチャーを墓地召喚できる
《堕魔 ヴォジャワ》《ヴォガイガ》より墓地肥やし枚数が少なく攻撃できないが、魔導具も回収できるブロッカー
《堕魔 ジグス★ガルビ》従来よりもリアニメイトを狙いやすく、打点も高め。後述のテクニックも参照

[編集]

《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》自軍全員にアンブロッカブルを付与するブロッカー。呪文側は1枚ドロー
《堕呪 バレッドゥ》手札交換。水の魔導具における最重要パーツ。
墓地にカードを落としまくる事が重要なので《堕呪 ゴンパドゥ》より優先
《堕呪 ウキドゥ》どちらかのシールド交換。自分の盾から魔導具が落ちるとラッキー
《堕呪 カージグリ》S・トリガーバウンス
《堕呪 エアヴォ》S・トリガーかつ、カード指定除去

多色 [編集]

その他 [編集]

[編集]

《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》のサブフィニッシャー。無月の門と相性が良いエクストラウィン
デッキの回転が速いので、2~3枚積めばマナに関する問題も十分

[編集]

《追憶人形ラビリピト》当然このデッキでも重要。《ガル・ラガンザーク》のおかげで全ハンデスがさらに決まりやすい
《絶望と反魂と滅殺の決断》【デ・スザーク】でもお馴染の万能呪文。
このデッキでは場に何もない状態から《ラビリピト》のオールハンデスを決めるためのキーパーツとなる
《マッ★カーツ/魔渇弓・冥》呪文面で相手の呪文タマシードを狙い撃ち。マッドネスの確認にも。
クリーチャー面も無月の門でカードを消費しやすいこのデッキでは、打点補強として役立つ

[編集]

《ソー☆ジェ/ジェミニ・バインド》呪文面でプリン効果。1マナの軽さが強み。
クリーチャー面でスマッシュ・バースト。態々墓地に集めなくとも使える
《ソー☆ギョッ》cipで手札交換。このクリーチャーの為に割いた魔導具の枠も無月の門さえ起こせば、頭数揃えつつ墓地の補充可能

超GRゾーン [編集]

このデッキの回し方 [編集]

基本的な回し方は【デ・スザーク】に順ずるが、序盤の墓地肥やしカードの選択肢が多くなっている。2ターン以内に墓地へ1枚でも魔導具を用意できれば3ターン目に《堕魔 グリギャン》からの《ガル・ラガンザーク》降臨が視野に入るので最悪《堕魔 ドゥポイズ》を空撃ちしても良い。

《ガル・ラガンザーク》着地後は続けて墓地肥やしを行いつつ、《追憶人形ラビリピト》オールハンデス等を絡めてコントロールする。
フィニッシュに関してはオリジナルなら《卍月 ガ・リュザーク 卍》ムーゲッツなどの展開を行い、アドバンスなら零龍卍誕などを狙って勝負を決める。

テクニック [編集]

《ガル・ラガンザーク》は最速で2ターン目に降臨させる事が可能。方法は以下の通り。

他のテクニックとしては、

これにより、《卍月 ガ・リュザーク 卍》の登場と同じタイミングで《ガル・ラガンザーク》の着地が可能となる。特にこれは相手のターンの終わりにも可能であり、両者を実質召喚酔いさせずに出す事ができる。

長所 [編集]

軸である《ガル・ラガンザーク》が着地を許さない強力なコスト踏み倒しメタである上に大型のブロッカーW・ブレイカー、呪文アンタッチャブルと非常に対処し辛く、それが《卍 デ・スザーク 卍》並かそれ以上の速度で飛んでくるため、【ドギラゴン閃】等の革命チェンジ速攻に対しては勿論の事、従来では対処できなかった《ナウ・オア・ネバー》等のコスト踏み倒し系デッキに対しても強く出る事が可能。《卍月 ガ・リュザーク 卍》と併せるとビッグマナ系デッキさえも重い負担を強いられる。

使用するドルスザクのほぼ全てが下に重ねる魔導具の配分を調整可能。特に《ガル・ラガンザーク》夢幻無月の門は全ての魔導具の使用に反応して宣言可能なため、仮に《ガル・ラガンザーク》を除去されても魔導具1枚ですぐにバトルゾーンに復帰するという圧倒的なしつこさが持ち味。
さらに無月の門同様に同時宣言が可能であり、魔導具さえ用意されていれば1枚の使用で大量の《ガル・ラガンザーク》が湧いてくる事すらも有り得る。

の魔導具を同時に採用した事で従来の【デ・スザーク】よりもS・トリガーが増加しており、防御面が堅くなっている。当然S・トリガーで使用した魔導具からも《ガル・ラガンザーク》が一気に湧き出てくる可能性もあり、その場合は大量のブロッカーが追加で並ぶ。
さらに《堕呪 エアヴォ》を積んだ事でカード指定除去も可能となった。

《堕魔 グリギャン》はこのデッキにおいては従来以上に重要な役割を果たす。事前に1枚でも魔導具を落としておき、《グリギャン》で落ちたカードが全て魔導具であれば《ガル・ラガンザーク》を《グリギャン》以外の4枚で構成可能となり、最速3ターンで瞬時に2体のブロッカーを立てられる。

《卍 デ・スザーク 卍》と違いどれも下のカードが無くとも効果をフルに発揮する。その気になればマナ送りを喰らった返しに素出ししても全然OK。

総じて、【デ・スザーク】の高い制圧力、【青魔導具】の堅実性というそれぞれの良点を引き継いでいる。

短所 [編集]

【デ・スザーク】【青魔導具】の特徴を引き継ぐだけあってそれぞれの短所も引き継いでしまっている。
一部コスト踏み倒しメタや墓地利用メタに弱いのは勿論の事、《卍 新世壊 卍》が無いため呪文メタも若干刺さってしまう。

《卍 デ・スザーク 卍》のタップインを失っているため、従来よりスピードアタッカーの大量展開には脆弱。また、《ガル・ラガンザーク》の踏み倒しメタ能力は相手のターンにしか効力を発揮しないため、思わぬカウンターには要注意。

主な除去方法が破壊からバウンスに変わっているため、場合によっては一時しのぎにしかならない所は明確な弱体化点。

《堕魔 ヴォガイガ》の効果対象外となるの魔導具は使える回数が限られている。気になる場合は適宜《堕魔 ヴォジャワ》等を混ぜる必要がある。

水文明を混ぜたため、当然ながら色事故を起こす危険性が生じている。多色カードもあるのでタップインにも注意。

参考 [編集]