電磁無頼(でんじぶらい)アカシック・サード》 [編集]

電磁無頼アカシック・サード R 水/自然文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード/ビーストフォーク 1000
このクリーチャーがバトルする時、自分の山札の上から、クリーチャーが出るまでカードを表向きにする。そのターンの終わりまで、このクリーチャーは、表向きにされたクリーチャーになる。表向きにしたカードをすべて自分の墓地に置く。

DM-13で登場したサイバーロード/ビーストフォーク

バトル時に山札の上からカードをめくり、最初に出たクリーチャー変身するという稀有な能力を持つ。

バトルする時に変化するので、一部の能力はタイミングを過ぎているため使えない(後述)。

また、進化元がいなくても進化クリーチャーになることが可能である。

クリーチャーが出るまで山札を掘る事は一見デメリットに見えるが、《転生プログラム》と同じく、呪文を大量に投入する事で《魔光帝フェルナンドVII世》を素早く召喚するという脅威のコンボが可能。ただ、それ以外ではあまり安定しないので、このカードを墓地肥やしとして投入することは稀。

また《イモータル・ブレード》《ルナー・クロロ》で相手クリーチャーをスレイヤー化させた状態で《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》に変身して相打ちさせることでエクストラウィンも可能(→【アカシック・オージャ】)。《クラゲン》等の山札操作サポートは必須だろう。

ルール [編集]

非常にややこしいため、詳しくは変身のページを要確認。
このページでは「バトルする時」に誘発するこのカード特有の点について記載する。

  • 《アカシック・サード》が攻撃する/攻撃されることでバトルが発生して変身した場合は「攻撃する時」「攻撃された時」「ブロックされた時」に誘発する能力は使えない。何らかの効果でブロッカーを得た《アカシック・サード》でブロックしてバトルになった場合、変身後の「ブロックした時」も使えない。
  • 上記に加え、「バトルする時」に誘発する能力も使えない。こちらは効果バトルにも適用される。
    • 例えば《電磁無頼アカシック・サード》の能力で《電磁無頼アカシック・サード》に変身した場合、さらに能力を使うことはできない。
  • 自分の墓地にある闇のクリーチャーが0体の状態で《電磁無頼アカシック・サード》の「バトルする時」の能力で自分の山札を1枚ずつ表向きにしていき、最初のクリーチャーが《黒神龍イゾリストヴァル》だった場合、まず《イゾリストヴァル》に変身、パワー0の状況起因処理で即座に破壊され、破壊された後に表向きにした山札のカードが墓地に置かれる。(公式Q&A

その他 [編集]

  • cipが使えないことを逆手にとって《水上第九院 シャコガイル》と組み合わせるのも良かろう。《シャコガイル》のcipによる山札回復を回避できるため、大量に山札を掘ることができるこのカードの能力をフルに生かせる。
  • 別のクリーチャーに変身するという非常に珍しい能力の持ち主だが、これまで一度も再録されたことがなく、集めるのは難しい。
  • 2005年のDM-13発売以来長らくTCG版では唯一の「クリーチャーになる」能力の持ち主であったが、2022年のDMEX-18にて、TCG版において二例目となる《アカシック・パラレル》が登場。「アカシック」の名を持つサイバーロードである点でも《アカシック・サード》と共通している。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

電磁無頼アカシック・サード R 水/自然文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード/ビーストフォーク 1000
このクリーチャーがクリーチャーに攻撃する時、またはクリーチャーに攻撃された時、このクリーチャーを山札のランダムな進化でない《電磁無頼アカシック・サード》以外のクリーチャーと入れ替える。その後、山札をシャッフルする。

DMPP-04で実装。そのターン限定の変身から、革命チェンジなどで行われる「入れ替える」に変更された。進化クリーチャーは選ばれず、入れ替えなので《電磁無頼アカシック・サード》は山札に戻る。

パワーが1000と低く、《ファントム・バイツ》など軽量除去で簡単に除去できてしまう。そのため、相手に妨害されずにトリガーさせたいのなら《スクランブル・ブースター》などと組み合わせて使いたい。

しかし、ただバトルゾーンに置いておくだけでも、タップキルしようとすると何が飛び出してくるかわからない性質のため、事実上攻撃されないクリーチャーとして使うこともできる。
進化条件が変更された《永刻のクイーン・メイデン》と色が合い、2→3と綺麗に繋がるクリーチャーでもある。

特にコンボを考えなくとも、トリガーすれば《電磁無頼アカシック・サード》以外の何かと入れ替わる形になるため、構築次第だがパワー1000よりは強くなる可能性が高い。

DMPP-08で登場した非クリーチャー扱いのゴッド・カードとも好相性。デッキ内のアタッカーを確保しつつ、《アカシック・サード》で確定でフィニッシャーを出す構築が強化された。

同じくDMPP-08で登場した《運命の選択》も、構築によっては活用できる。ただ、デッキに火のクリーチャーが入れ替える先しか入っていないのなら、《運命の選択》スピードアタッカー付与は持て余すので注意。

DMPP-19で登場した、自身の能力でタップインする《眠りの森のメイ様》および《眠りの森》に変わるために攻撃してタップする必要のある《お目覚めメイ様》を、バトルの的にできる。

呼び出し候補については【アカシック・サード】 (デュエプレ)を参照。

  • テキストの調整により、バトルゾーンの《アカシック・サード》と山札のクリーチャーを入れ替える処理になっている。TCG版の印象から《アクア・パリン》変身が起こると勘違いしないように。
  • NPC戦で、相手のデッキに軽量除去がないときはかなり有効。NPCは自身のクリーチャーを躊躇せずにタップしたり、《アカシック・サード》を殴り返したりするため、早期にフィニッシャーを入れ替えで出しやすい。

ルール [編集]

TCG版革命ファイナルで登場した「入れ替える」という処理が行われるため、デュエプレユーザーにはややこしく感じられやすい。

また、なぜ入れ替わったクリーチャーのアタックトリガーが発動しないのかというのも、攻撃ステップの流れをきちんと把握しなければ納得し難い。

  • 入れ替わった先のクリーチャーのcipは発動する。(参考
  • 《アカシック・サード》が受けていた、パワーの増減などの継続的効果は入れ替わったクリーチャーには引き継がれない。(参考同上)
  • 入れ替わったクリーチャーのcipはバトル前に処理される。cipの処理などによってバトル相手のクリーチャーがいなくなった場合は、バトルは行われない。
    • ターンプレイヤーの《電磁無頼アカシック・サード》が、非ターンプレイヤーの《電磁無頼アカシック・サード》に攻撃する場合、非ターン・プレイヤーの入れ替えは後回しにされる。ターン・プレイヤーが入れ替えで誘発したcipで相手の《アカシック・サード》を除去できたなら、相手の《アカシック・サード》が入れ替えできず終わる。
  • 山札に入れ替えの対象となるクリーチャーがいない・出せない[1]場合は、入れ替え能力は不発となり、そのままバトルが行われる。(参考

以下はTCG版とは異なる挙動(問い合わせたらデュエプレの仕様とのこと)

  • TCG版では2020/11/19付けの総合ルール更新で、「入れ替える」に「条件付き置換効果」を組み合わせると、無条件でバトルゾーンにとどまる扱いとなったが、デュエプレではそれ以前の処理と同様に、「条件付き置換効果」は適用され、結果として「入れ替える」が不発となる。

2024年8月29日メンテナンス前 [編集]

電磁無頼アカシック・サード R 水/自然文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード/ビーストフォーク 1000
バトルする時、このクリーチャーを山札のランダムな進化でない《電磁無頼アカシック・サード》以外のクリーチャーと入れ替える。その後、山札をシャッフルする。

入れ替えは、バトルする時に発生していた。最新版テキストでは入れ替えられないが、旧テキストでは入れ替わるケースとして以下がある。

  1. 相手プレイヤーに攻撃しブロックされた場合
  2. 付与されたブロッカーでブロックした場合
  3. 効果バトル(バトルの肩代わりを含む)をする場合

1のタイミングで入れ替えられることは、《アカシック・サード》を擬似的なブロックされないクリーチャーとして使うことができる強みになっていた。効果バトルでの発動も、《爆炎シューター マッカラン》などの擬似小型火力が登場したことで有用性を増していた。

バトルする時という誘発タイミングは比較的特殊であり、効果バトルの存在により、バトル中に別のバトルが発生したりなどの事象が発生することもある。

  • デュエプレ実装カードの中ではかなり複雑な動きをするためか、このカードにはこれまで数多くのバグが発生していた。
  • 効果バトルによる除去がノーリスクになり、プレイヤーへの攻撃をブロックされた時に入れ替えられなくなるなど大幅な弱体化になった。
    • 一応、「バトルする時」では入れ替えられなかったのが「攻撃する時またはされた時」では入れ替えられるケースも存在する[2]ため、完全下位互換的ナーフかと言うとそう言うわけでもない。
    • 当初の発表ではバグの抑制を目的とした修正のため、分解時の補償はなかったが、後に誤りだったとして他と同様の補償が行われた。
+  テキスト修正前の挙動に関するアーカイブ

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMEX-18
    アカシック計画の元となったサバイバー。彼らが現れた漂流大陸の正体は、まだ誰も知らない。
  • DMPP-04(デュエプレ内)
    アカシック計画は想定以上の結果をもたらした。あらゆるクリーチャーを模倣できる超生物アカシック・サードが誕生したのだった。
  • DMPP-04(公式カードリスト)
    アカシック計画によって誕生した超生物。アカシック・サードはあらゆるクリーチャーを模倣できる、想定以上の結果がもたらされた。

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《電磁無頼アカシック・サード》がバトルする時、表向きにされたクリーチャーが《黒神龍イゾリストヴァル》で、墓地に闇クリーチャーが1体もない場合、バトルする前に墓地に置かれますか?(05.03.26)
A.いいえ、置かれません。《電磁無頼アカシック・サード》の能力で、表向きにされたカードはすべて墓地に行くため、墓地に送られた《黒神龍イゾリストヴァル》によってこの《電磁無頼アカシック・サード》はパワー2000のクリーチャーとなります。
A.はい、バトルする前に墓地に置かれます。《電磁無頼アカシック・サード》の効果で表向きにしたカードを墓地に置く前に《黒神龍イゾリストヴァル》になりますので、その《電磁無頼アカシック・サード》を墓地に置いてから、表向きにしたカードを墓地に置きます。
引用元(2022.02.18)

Q.《電磁無頼アカシック・サード》がバトルする時、表向きにされたクリーチャーが《無双竜機ボルバルザーク》だった場合、どうなりますか?(05.03.26)
A.《電磁無頼アカシック・サード》はパワー6000のアーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン《無双竜機ボルバルザーク》となり、ターンの終わりまでスピードアタッカーW・ブレイカーを得ます。ただし《無双竜機ボルバルザーク》をバトルゾーンに出したわけではないので、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊したり、追加ターンを得たり、次のターンの終わりにゲームに負ける、ということはありません。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》がバトルする時、表向きにされたクリーチャーが《アクア・ナイト》で、『電磁無頼アカシック・サード』がターン終了までに破壊された場合、手札に戻りますか?(05.03.26)
A.はい、《アクア・ナイト》の能力によって、《電磁無頼アカシック・サード》は墓地に置かれるかわりに手札に戻されます。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》がバトルする時、表向きにされたクリーチャーが《バザガジール・ドラゴン》だった場合、自分のターンの終わりに手札に戻しますか?(05.03.26)
A.はい、ターンの終わりに手札に戻します。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》は、表向きにされたクリーチャー《プリーチ・トマト》になり、ターンが終わる前に破壊されました。墓地に置かれた後でも、このカードは表向きにされたクリーチャー《プリーチ・トマト》のままですか?(05.03.26)
A.いいえ、《プリーチ・トマト》の能力はバトルゾーンにある間だけ有効なので、それがバトルゾーンを離れた瞬間に、またもとの《電磁無頼アカシック・サード》に戻ります。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》が表向きにされたクリーチャー《プリーチ・トマト》になった時、このクリーチャーは召喚酔いしますか?(05.03.26)
A.いいえ、バトルゾーンに出したのではなく、クリーチャーの内容が変わっただけなので、召喚酔いはありません。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》がバトルする時、表向きにしたクリーチャーが《フェイト・カーペンター》でした。この場合、《電磁無頼アカシック・サード》《フェイト・カーペンター》になりますが、「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」のトリガー効果を使うことはできますか?(05.03.26)
A.いいえ、クリーチャーをバトルゾーンに出したわけではないので、その能力を使うことはできません。《電磁無頼アカシック・サード》はクリーチャーの内容が変わっただけになりますので、「このクリーチャーが攻撃する時〜」や「このクリーチャーがブロックされた時〜」で始まる能力も発動されません。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》の「このクリーチャーは、表向きにされたクリーチャーになる」とはどういうことですか? (05.03.26)
A.《電磁無頼アカシック・サード》は、表向きにされたクリーチャーのカードの特性などを全て備えた物になるという意味です。その間、もともと《電磁無頼アカシック・サード》が持っていたものはすべて無効になります。

Q.《電磁無頼アカシック・サード》がバトルする時、表向きにされたクリーチャーが進化クリーチャー《パシフィック・チャンピオン》でした。この時、《パシフィック・チャンピオン》に変身した《電磁無頼アカシック・サード》はバトルを行うことができますか?(06.05.25)
A.はい、バトルを行う事ができます。2006年のルール改正により、一度場に出てしまった進化クリーチャーは進化元がなくなってしまっても、バトルゾーンに残れることになりました。
引用元

Q.《電磁無頼アカシック・サード》が「このクリーチャーがバトルする時」の能力で《青銅の鎧》になっています。この《電磁無頼アカシック・サード》《大勇者「ふたつ牙」》進化した時、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力はどうなりますか?(2020.2.26)
A.別のクリーチャーになっている《電磁無頼アカシック・サード》は、進化しても効果を引き継いでいます。この場合、《電磁無頼アカシック・サード》は進化しても《青銅の鎧》ですので、《青銅の鎧》が持つ「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力を使用します。
引用元


[1] すでに指定の名称が出ているエグザイル・クリーチャーなど
[2] アタックトリガーや被アタックトリガーで《アカシック・サード》が除去される場合、またはバトルが置換される場合。前者は、例えば相手が《超鯱城》を要塞化していた場合に、《アカシック・サード》が相手クリーチャーに攻撃する場合、旧テキストでは入れ替える前に2000火力が発動していたが、新テキストでは攻撃しているターンプレイヤーの「攻撃する時」から解決するため入れ替えが先に発動する。後者は、《恐気の覚醒者ランブル・レクター》が該当。
[3] スピードアタッカー付与のためのcipによるクイズは試行されるが、そのクイズと別なクイズが試行されたり、前述クイズの結果でパンプアップがされることはない。