アカシック計画 [編集]

背景ストーリーに登場する用語。
本頁では「アカシック計画」そのものの設定と、それに関連するいくつかの背景ストーリー用語について記載する。同計画に関連するクリーチャーそのものについてはアカシックの記事を参照。

概要 [編集]

水文明で行われていた、生物を変質させる計画。TCGとデュエル・マスターズ プレイスで設定に差異がある。

TCGとデュエプレ背景ストーリーは、それぞれ大枠では一致しているものの細部で異なる展開を辿っている。
アカシック計画についてはTCGでもデュエプレでも行われていたことがわかっているものの、両者が同一のものなのか、似て非なる計画なのかは2022年2月現在判然としない。

TCG版での設定 [編集]

基本セット背景ストーリーの終盤で始動した研究計画。サイバーロード達がサバイバーの生命力に目をつけ[1]、他生物を取り込む方法を模索する生存戦略[2]。他生物を取り込むアカシック計画に並行し、他生物そのものになる方法も研究されていた。

アカシック・タレスアカシック・ゼノンからなる彼ら双子のサイバーロードアカシック兄弟が主導した計画。アカシック兄弟は、シミュレーション装置「アカシック・レコード」によって、超獣世界の最悪の結末たる「審判の日」の事を知ってしまう。これを回避すべく、ゼノンは世界構造を変化させて未来を改竄する事を計画。その最初のプランとして行われたのが、クリーチャーとクリーチャーを掛け合わせた新たなクリーチャーを生み出し、それによって世界構造を書き換えるアカシック計画であった。

しかしアカシック計画では「審判の日」を回避するには至らず、計画は失敗。《アカシック・ファイナル》を最後に計画は凍結され、クリーチャーと異なる力を掛け合わせる「双子の約束計画」こと「ツインパクト計画」へと引き継がれていく。

デュエル・マスターズ プレイスでの設定 [編集]

水文明が始動した、生物のさらなる進化を促進する計画[3]

長らく凍結されていたが、無限軍団に対抗する術として再始動した[4]。その研究は想像以上の成果をもたらし、あらゆる生物を模倣できる超生物アカシック・サードが誕生した[5]

設定の変遷 [編集]

アカシック計画に関連すると思われるカードの初出は、DM-13で登場した《電磁旋竜アカシック・ファースト》《電磁霊樹アカシック・セカンド》《電磁無頼アカシック・サード》の3体。これらの登場時点では「アカシック計画」という言葉すら登場しておらず、カード名種族から何らかの関連がほのめかされる程度であった。

「アカシック計画」という言葉が初登場したのはTCGではなく、デュエプレであった。
DMPP-04にて「長らく凍結されていたがウェーブストライカーに対抗するために再始動した」「さらなる進化を促すものであり、水文明により主導された」「研究の成果としてあらゆる生物を模倣できる《電磁無頼アカシック・サード》が誕生した」という3つの設定が開示された。

さらにその後TCGでも、《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》フレーバーテキストで「アカシック計画」という言葉が初登場し、「サイバーロードが主導していた」「元はサバイバーを研究し、その生命力を得るための研究である」設定が開示されている。さらに《アカシック・パラレル》フレーバーテキストで「他生物を取り込む研究」「並行研究として、他生物そのものになる方法が模索されていた」設定が開示されている。

DM22-EX1フレーバーテキストで「アカシック兄弟」の存在について言及され、同時期に公開されたデュエチューブの動画で補足がなされた。ここで「アカシック・レコードによって知り得た『審判の日』を回避するための計画だった」「『審判の日』の回避には至らず計画は凍結、研究成果は『双子の約束計画』に引き継がれた」設定が開示された。

関連する用語 [編集]

特に関連する計画については、作中の時系列順に記す。

「審判の日」 [編集]

デュエチューブで明かされた用語。「アカシック計画」が破壊すべき目標地点。
詳細は不明だが、「超獣世界の終焉」における「最悪の結末」である。アカシック兄弟はこの最悪の結末を回避するため、アカシック計画を始めとする様々な計画で「世界構造の変革」並びにそれによる「未来の改竄」を狙っている。だが、現時点ではまだ不可避のものであるらしい。
なお、あくまで審判の日とは「最悪の」結末を指す言葉であり、アカシック兄弟は「世界の終焉」そのものを回避しようとしているわけではない。
フレーバーテキストで「世界の終わり」に言及されている《アポカリプス・デイ》や、「審判の日」という能力を持つ《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》との関連は不明。

「ツインパクト計画」 [編集]

DM22-EX1が初出。アカシック兄弟が実行した第2の計画。
最初に実行されたアカシック計画に続き、ゼノンは既存のクリーチャーに別の魔力=呪文を封じ込める技術を生み出した。この研究は、アカシック・タレスアカシック・ゼノンの「双子の約束(Twin Pact)計画」=「ツインパクト計画」と名付けられた。
彼らの技術はウェーブストライカーのクリーチャーたちに与えられ、ツインパクト化したウェーブストライカーは「第1回デュエル・マスターズ」でミロクサイキック・クロスギアと激闘を繰り広げた。
また、ランド大陸海底研究所に放棄されたツインパクト計画の技術から、ギュウジン丸は「侵略ウイルス」や「天災計画」を生み出し、後に侵略者としてランド大陸を襲う事となる。

「アカシックZ計画」 [編集]

DM23-BD6のフレーバーテキストが初出。
ツインパクト計画をさらに発展させたもので、「クリーチャー同士を混ぜ合わせる」アカシック計画と、「クリーチャーと呪文を混ぜ合わせる」ツインパクト計画の両方を混ぜ合わせたもの。この計画で生み出されたクリーチャーは、サイバーロードではない別の種族がベースになっている。

「アカシア計画」 [編集]

DM23-EX1のフレーバーテキストが初出。
ツインパクト計画及びアカシックZ計画に続く第3の計画で、ゴッドの力に目をつけ、「神と人との融合」による変革を目指しミロクと共に生み出された。
だが、生み出された機械仕掛けの神は他者と「融合する」のではなく、他者を一方的に「取り込んでしまう」性質を持っていた。これでは方針に合わないと判断したゼノンはアカシア計画を諦め、計画に関する資料は機械神殿アカシアに廃棄された。
しかしその後、神になることを目論んだゾロスターによってプログラムが再起動され、メカ・ゴッド・ノヴァOMGが誕生してしまった。オラクルたちはその信仰心を利用されてゾロスターともども取り込まれていき、さらには《機械神類 ヨミ》の姿に惹かれたイズモすらも取り込まれてしまうアウトレイジたちはせっかく和解したオラクルたちが心なき姿にされていく様を見て、機械と化したオラクルたちに魂の歌を届けるためのバンド「RAGE CRYSTAL」を結成し、新たなる戦いが始まった。
計画の内容そのものについては不明な点が多く、「計画はすでに廃棄されている」「メカ・ゴッド・ノヴァOMGを作ったのはミロクである」くらいしか明らかになっていない。

漫画「STORY OF DUEL MASTERS ~コード:ベスティ~」では一部設定が追加と変更がされており、「アウトレイジ達も機械化させる事ができる」「相手の記憶をハッキングして、その情報から死者を機械の体で復活させることができる」「アカシア計画は古代の水文明の計画、融合をテーマとしたもの一つ」「機械神殿アカシアは起動した際に暴走して手に負えなくなった為封印した」「機械神殿アカシアが再起動したのは先の大戦の地殻変動が原因」となっている。
また、こちらでは「機械神殿アカシア」そのものが、計画を遂行し世界を支配する存在として描かれており、ゾロスターは「利用された存在」という趣が強くなっている。

12のプログラム [編集]

《サファイア・ウィズダム》の手によって超獣世界に仕組まれているプログラム。世界が不安定になった時、新たな構造を生み出す。
デュエチューブの動画にて、12のプログラムが不安定になった世界構造を改変してしまう事が、アカシック計画の失敗の遠因である事が示唆された。
だが同時に、《13番目の計画》によって12のプログラムが停止した状態なら、アカシック兄弟らサイバーロードの計画は止まる事はないのではないかとも示唆されている。

その他 [編集]

参考 [編集]