【ガーディアン】 [編集]

種族としてのガーディアン→ガーディアン

デュエル・マスターズ初期から使用されているデッキタイプの一つ。
小型ブロッカーを他のカードのバックアップしながら守りを固め、各種フィニッシャーに繋いでいくのが基本戦術である。

フィニッシャーには《大行進・スパーク》《バリアント・スパーク》などのタップ呪文や、進化クリーチャー、他には《陽炎の守護者ブルー・メルキス》が使われることが多い。

「無情」の極 シャングリラ VIC 無色 (11)
進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000
超無限進化・Ω−ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。
T・ブレイカー
このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。
エターナル・Ω
陽炎(ようえん)の守護者ブルー・メルキス SR 光/水文明 (6)
クリーチャー:ガーディアン 8500
このクリーチャーが相手のシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。その中の「S・トリガー」を持つ呪文をすべて、自分がコストを支払わずに唱え、その後持ち主の墓地に置く。それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。
W・ブレイカー

一口にガーディアンのデッキといっても多種多様な構成を取ることができ、さまざまな型に分けられる。
一般に構築の自由度は高く、さまざまなデッキに対する回答を一通り揃えることが可能。環境によってはメタデッキの一つとして活躍していた時期もある。

タップキル型 [編集]

タップキルを主体にしたものは、と組んでドローを強化した【白青コントロール】になることが多い。タッチし、ハンデスサルベージで多角的にアドバンテージをとる【アクアンホワイトブラック】型もよく使われる。

種族デッキなので《光器ペトローバ》が高確率で入る。その際、【クリーチャーコントロール】でよく使用される《雷鳴の守護者ミスト・リエス》自体がガーディアンであるため、その2枚のカードの恩恵を受けやすいことも強み。
フィニッシャーとしては《守護聖天グレナ・ビューレ》《陽炎の守護者ブルー・メルキス》がよく使われていた。

白緑コントロール型 [編集]

次に多いのは自然と組んだ【白緑コントロール】タイプ。マナブーストによる展開力の向上と《雷鳴の守護者ミスト・リエス》および《ハッスル・キャッスル》が非常に噛み合っており、こちらも回り始めると手がつけられない。
やはり《光器ペトローバ》が入ることが多く、強靭な軍団を作ることができる。

後述の【タース・ケルケルヨ】はこの色で組まれることが多い。

《タース・ケルケルヨ》型 [編集]

進化クリーチャー《守護聖天タース・ケルケルヨ》コンセプトにしたもの。《ケルケルヨ》のアタックトリガー進化元をどんどん射出できるので、ガーディアンデッキでも随一の展開力を持つ。詳しくは【タース・ケルケルヨ】を参照。

《シャングリラ》型 [編集]

強力な進化ゼニスである《「無情」の極 シャングリラ》フィニッシャーにするタイプ。進化元の縛りから、種族デッキとして組まれることが多い。
メインのマナブースト自然墓地肥やしを加えた白黒緑がよく見られる。ただし、《シャングリラ》は無色なため、ガーディアンのみを採用したを入れない構築も考えられる。

序盤からマナブースト墓地肥やしを繰り返し、9マナ溜まり次第《無情秘伝 LOVE×HATE》で《シャングリラ》をリアニメイトし相手を蹂躙していく。他のガーディアンデッキに比べると除去が得意であり、タップ時の攻撃ロック能力も合わせてかなりの制圧力を発揮する。

《LOVE×HATE》はアタック・チャンスで《シャングリラ》の攻撃時に更に唱えられるため、うまく手札に確保しておけば2体目の《シャングリラ》を呼びだすことも容易。詳細は【シャングリラ】を参照。

除去コントロール型 [編集]

《神託の守護者ミント・シュバール》呪文サルベージを利用する【除去コントロール】不死鳥編に台頭したデッキの一つである。いわゆる「【除去ガーディアン】」であり、ガーディアンの種族デッキというより【除去コントロール】としての性格が強かった。詳しくはそちらを参照。

白黒緑コントロール型 [編集]

極神編環境で活躍した【白黒緑コントロール】タイプ。いわゆる「【白黒緑ガーディアン】」。
マナブーストから《ロスト・ソウル》を叩きこみ、《母なる大地》《凶星王ダーク・ヒドラ》を利用した展開力が魅力だった。詳しくはそちらを参照。

時系列での解説 [編集]

闘魂編 [編集]

DM-06 [編集]

《守護聖天アーク・バイン》で継続的に制圧するタイプが登場。

DM-09DMC-13 CNP)〜 [編集]

《光器ペトローバ》《凶星王ダーク・ヒドラ》を入れたタイプが登場。
より種族デッキとしての面が強くなり、人気を博した。

不死鳥編 [編集]

DM-23DMC-34 CDP2)〜 [編集]

《神託の守護者ミント・シュバール》を利用した、【除去ガーディアン】が大きく台頭。
除去デッキの新たな一角としてメタゲームに大きく食い込む。

《予言者マリエル》《曙の守護者パラ・オーレシス》で強化し、《ペトリアル・フレーム》《光神龍スペル・デル・フィン》でガチガチに守りを固めるタイプ。
詳細は【除去ガーディアン】を参照。

極神編 [編集]

DM-26 [編集]

《予言者マリエル》《クローン・バイス》殿堂入りで大きく弱体化したが、あらたに白黒緑の3色で作られた【白黒緑ガーディアン】が登場した。
《ロスト・ソウル》の流行に対抗するために《青銅の鎧》などが入った。

DM-27 [編集]

《母なる大地》殿堂入りで、それに依存することが多かった【白黒緑ガーディアン】の大部分が崩壊し、本来の形である白青黒のガーディアンが再び流行。

戦国編 [編集]

《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》を始めとした強力なビートダウン向けクリーチャーが増え、それを早い段階で止めるのが難しくなってきたため、メタゲーム上では早い段階からの制圧を得意とする【イニシエート】に一歩劣っていた。
しかし、《インフェルノ・サイン》の登場でビートダウンが弱体化したため、除去ガーディアンを中心に再び活躍することに。

しかし、《母なる大地》《凶星王ダーク・ヒドラ》プレミアム殿堂《インフェルノ・サイン》《雷鳴の守護者ミスト・リエス》殿堂入りによりメタゲームからは完全に外れ、【ガーディアン】は【イニシエート】などとともに長い冬の時代を迎える。

エピソード2 [編集]

DMR-05 [編集]

《守護聖天タース・ケルケルヨ》を始めとしたプッシュにより、トップメタには及ばないものの再び活躍の兆しを見せている。(→【タース・ケルケルヨ】《束縛の守護者ユッパール》でのタップキルや、これまでのスパーク呪文に代わる《大行進・スパーク》、新たなフィニッシャー《「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー》《「無情」の極 シャングリラ》などが登場し、さらなる大幅な強化がなされた。

参考 [編集]