戦霊混成(せんれいこんせい) ウルボランス》 [編集]

戦霊混成 ウルボランス SR 光/水/火文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/アースイーター 11500
EXライフ
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚まで捨てる。その後、こうして捨てた手札の枚数より1枚多くカードを引く。
各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時、そのクリーチャーのコスト以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

DMRP-19で登場した//ディスペクター/エンジェル・コマンド/アースイーター

cipで最大2枚まで手札を捨ててそれより1枚多くドローする能力と、各ターン最初に召喚した自分のクリーチャーコスト以下の呪文を1枚手札からコスト踏み倒し唱える事ができる能力を持つ。

cipは、X:X+1の割合で手札交換を行うため、2枚捨てた時には3ドローすることが可能。手札を0枚捨てても、0より1多い数=1枚引ける。

クリーチャー召喚後に発動する呪文の踏み倒しは、召喚後に使用できるマナが足りなくなった場合に役立つ。
高コストクリーチャーを召喚すれば踏み倒せる呪文の範囲も広がるので、このクリーチャーのコストと同じ8マナまで貯めれば御の字か。
中でも必要となるマナの色が多い多色呪文を踏み倒した方がデメリットも少ない。
定番の《ドンドン火噴くナウ》や、5色レインボー《ラスト・バイオレンス》の連射を狙いたい。

cipで呪文をサーチサルベージできるクリーチャーを召喚すればその呪文をそのまま唱えられる。特に《龍素記号Sr スペルサイクリカ》とは抜群の相性を誇り、あちらで墓地から唱えて手札に加えた呪文をこのクリーチャーによって即座にもう一度唱えられる。
また、「各ターン」という指定のため、相手のターン中にS・トリガーニンジャ・ストライクによってクリーチャーを召喚した場合も呪文を唱えられる。

コスト2のマナブースト《妖精 アジサイ-2》《龍魂珠》で最速4ターン目にこのクリーチャーを召喚できる。特に《アジサイ-2》は手札補充も出来るので相性は良い。

召喚後に呪文を踏み倒すため、その手順を満たすことで唱えた後に手札に戻るサイクロン呪文との相性は良い。

  • 《ダッシュ・リピート》とは強力なシナジーを誇り、召喚後に踏み倒すことで自身も含め、毎ターン召喚するクリーチャーをスピードアタッカー化、唱えた《ダッシュ・リピート》に至っては手札に戻るので、余分なマナを支払うことなく使い回せる。

ルール [編集]

  • cip手札交換は、捨てる枚数は「2枚まで」なので、手札を1枚も捨てない(=0枚捨てる)選択も可能。またその場合でも、「捨てた枚数より1枚多く引く」なので1枚のドローは保証されている。
    • ただし、「1枚多く引く」は強制であるので、必ず「捨てた枚数+1枚」ドローしなければならない。そのため、必ず1枚はドローしなければならないし、「2枚捨てて2枚ドロー」といったことも出来ない。
  • 手札交換は、「実際に捨てられて墓地に置かれた」枚数を参照してカードを引く枚数を決定する。
    例えば、《夜露死苦 キャロル》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》置換効果で墓地に置かれなかった場合、その枚数を除いてカウントする。《キャロル》と他の1枚を捨てたら、カードは1+1=2枚だけ引ける。
    • 時期は不明ながら裁定変更が行われており、かつてはこの場合でも「《キャロル》をカウントして3枚引ける」という裁定だった。
  • 呪文コスト踏み倒しは「ターン中出す最初のクリーチャー」が「召喚」によって出た場合のみ能力が誘発する。例えば、《ヘブンズ・ゲート》によってこのクリーチャーを出しても召喚ではないためこの能力は使用できず、かつその後に別のクリーチャーを召喚しても最初のクリーチャーではないため同じく能力は使用できない。

環境において [編集]

DMRP-19期のオリジナル環境では《ヘブンズ・ゲート》軸の【5色ディスペクター】で偶に使われる。《砕慄接続 グレイトフル・ベン》と同時に《ヘブンズ・ゲート》で出すことで、墓地に落ちた《ヘブンズ・ゲート》1枚とディスカード2枚で取り敢えず《砕慄接続 グレイトフル・ベン》での3マナブーストが最低でも確約される。

その他 [編集]

《龍聖霊ウルフェウ攻竜騎ドルボランの『混成』ディスペクター

+  合成元との関係

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 4つ目の能力について

Q.手札が0枚の状況で《戦霊混成 ウルボランス》を出した場合、「出た時」の能力はどうなりますか?
A.1枚も捨てられないので、0枚より1枚多い、1枚のカードを引きます。
引用元(2021.9.24)

Q.《戦霊混成 ウルボランス》の「出た時」の能力で《夜露死苦 キャロル》を2枚捨てる際、かわりに手札に残りました。この場合でも、自分はカードを3枚引けますか?
A.はい、3枚引きます。捨てる際、実際にカードを墓地に置けなくても、置こうとした枚数より1枚多くカードを引けます。
A.いいえ、この場合、カードは1枚しか引けません。《夜露死苦 キャロル》は置換効果で墓地に置かれるかわりに手札に戻るので、捨てたカードとして数えられません。今回の例では、捨てたカードは0枚として扱われるので、カードを1枚だけ引けます。
引用元(2021.9.24)[1]

  • 5つ目の能力について

Q.自分の《戦霊混成 ウルボランス》がバトルゾーンにいる状況で、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》が召喚によってバトルゾーンに出た時、先に《戦霊混成 ウルボランス》の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で、手札から《ドルマゲドン・ビッグバン》を唱えてから、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》の「召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力を使えますか?
A.はい、これらの能力は好きな順番で使えます。この場合、相手のクリーチャーがすべて無視されますので、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》の効果でゲームに勝ちます。
引用元(2021.9.24)

Q.自分は《襲来、鬼札王国!》を唱え、「コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。」を選択し、効果で墓地から《戦霊混成 ウルボランス》をバトルゾーンに出しました。その後、自分のクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した場合、「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。《戦霊混成 ウルボランス》の5つ目の能力は、各ターン最初に出るクリーチャーが召喚によって出ていた場合のみ、トリガーします。最初に出すクリーチャーが召喚以外の方法で出ていた場合、そのターン中は能力を使用できません。
引用元(2021.9.24)

Q.自分の封印されている《戦霊混成 ウルボランス》がバトルゾーンにいる状況です。自分はコマンドを持つ火のクリーチャーを、このターンはじめて召喚し、バトルゾーンに出しました。その状況で封印は外れますが、《戦霊混成 ウルボランス》の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。「出た時」の能力を持つクリーチャーの封印が外れたとしても、そのクリーチャーの能力はトリガーしません。
引用元(2021.9.24)

Q.自分の《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》と、封印されている《戦霊混成 ウルボランス》がバトルゾーンにいる状況です。自分はコマンドを持つコスト5の火のクリーチャーを、このターンはじめて召喚し、バトルゾーンに出しました。その状況で《戦霊混成 ウルボランス》に付いている封印を外しましたが、《戦霊混成 ウルボランス》の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》がある場合でも、封印が実際に外れるのは召喚したクリーチャーがバトルゾーンに出た後です。「出た時」の能力を持つクリーチャーの封印が外れたとしても、そのクリーチャーの能力はトリガーしません。
引用元(2021.9.24)

Q.《戦霊混成 ウルボランス》の「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力は、《戦霊混成 ウルボランス》自身を最初に召喚した場合もトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。このクリーチャー自身を最初に召喚した場合も、「召喚によって出た時」の能力はトリガーします。
引用元(2021.9.24)

Q.自分の《戦霊混成 ウルボランス》のみがバトルゾーンにいる状況で、自分が《深淵の支配者 ジャシン》を召喚して出した場合、「各ターン、自分の最初のクリーチャーが召喚によって出た時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。
出るまではクリーチャーなので、召喚したことにはなりますが、実際に出たのはタマシードですので、能力はトリガーしません。
引用元(2022.9.9)


[1] 裁定変更が行われた時期は不明。どこかのタイミングで、URLはそのまま、内容が書き換えられている。