悪夢神(あくむしん)バロム・ナイトメア》 [編集]

悪夢神バロム・ナイトメア DMR 闇文明 (8)
進化ドリーム・クリーチャー:デーモン・コマンド 12000
クリーチャーが自分を攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分の《悪夢神バロム・ナイトメア》がなければ、このクリーチャーを手札から見せ、自分の山札の一番下のカードを墓地に置いてもよい。それが進化ではないデーモン・コマンドなら出し、これをその上に置く。
進化:デーモン・コマンド・クリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、デーモン・コマンドではないクリーチャーをすべて、持ち主の超次元ゾーンに置く。
このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーはタップして出る。

DM24-EX2で登場した進化ドリームデーモン・コマンド

進化元ごと踏み倒せる自己コスト踏み倒し能力を持ち、cipデーモン・コマンド以外のクリーチャーすべてを超次元送りにできる。
さらに、自身がタップしている間は、相手クリーチャーをタップインさせる能力を持つ。

自己コスト踏み倒しは、革命0トリガーのような受け身を取る形で行われるが、複数の点で優位に働く変更がある。

なお、このコスト踏み倒し能力は、《呪紋のカルマ インカ》のような召喚ロックに影響されず、条件が噛み合えばそのまま出すことが可能。
コストを参照して召喚をロックできる《Duplicates of G.O.D.》《「本日のラッキーナンバー!」》でさえも意味をなさない。

cip全体除去《怒流牙忍法 次元隠しの術》から徐々に増え始めている墓地利用させない超次元送りという新しいタイプのもの。
ミラーであれば効き目が薄くなる弱点は従来のバロム系と同じだが、文明参照ではなく種族参照なため【黒単アビスロイヤル】のような単なる黒単相手では腐ることなくリセットを使える。

cipによる全体除去の後はタップインにより後続の足をもつれさせる事ができる。
このクリーチャー自身がタップしていることが条件だが、ハイパーモードハイパーエナジーのコストに充てるなど、いくらでも安全に起動する方法はある。最悪自身がシールドブレイクしてS・トリガー獣《ヘブンズ・ゲート》《光牙忍ハヤブサマル》などをケアしながら詰めていくことも良し。

革命0トリガーと比較した際の欠点は、「自分の《悪夢神バロム・ナイトメア》がなければ」という指定があること。《悪夢神バロム・ナイトメア》は元からドリームレアのルールで1体しか存在できないが、墓地肥やしリアニメイトも行えず、複数枚を抱えて何度も耐久することは難しい。
また、進化元が墓地を経由するため《若き大長老 アプル》のような墓地利用メタにも引っかかる。

進化クリーチャーとしての欠点は、昨今では廃れたといって過言ではない種族指定のみの進化であること。デーモン・コマンドは対となるエンジェル・コマンドと比較して歴代のフィーチャーが少なめであり、デッキ内に十分な進化元が確保できるのかは課題となる。

また、当然のことではあるがブロッカーは持たないので、相手にデーモン・コマンドフィニッシャーとして持って来られると別途進化元除去cip能力EXライフなどを持たない限りなんの防御性能も発揮できない。
上記の通りデッキボトムの固定はしやすいので、ミラーマッチなどそうしてくるだろうとわかっている相手にはより入念な準備をする必要がある。
《聖魔連結王 ドルファディロム》との対面は絶望的。進化元による除去が成功してもEXライフに阻まれ、単色の《悪夢神バロム・ナイトメア》が破壊される。単色呪文の《深淵の逆転撃》は唱えられず対策にならない。
《ハイパー・エン・ゲルス》のように除去を無意味にしてしまう相手にも種族関係なく刺さらない。

シナジーが考えられるデーモン・コマンド [編集]

  • 予め場に用意しておく必要があるものの、オシオキムーンでボトムに行きつつ、相手のアンタップしているクリーチャーを一掃できる《月に彷徨うアビス》も存在する。こちらは自分で場に出る手段がないため別途出す方法が必要だが、相手への牽制の役割も兼ね備えている点がある。

ルール [編集]

  • 《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》とは異なり、自分の《悪夢神バロム・ナイトメア》がないという条件をチェックをしてから自分の山札の一番下のカードを墓地に置く処理に進む。複数枚宣言したとしても出せない効果でロックされた《悪夢神バロム・ナイトメア》の数を超過して墓地肥やしリアニメイトを行うことは不可能。

その他 [編集]

  • 初報のカード画像では、シークレット版の収録番号に㊙がない誤植があった。
  • デュエチューブDeadmanが明かした開発秘話によると「最初はこれで除去したクリーチャーの能力を取り込むようなことも考えていたが、能力が流動的かつ複雑であまりしっくりこなかったため、最終的に製品版の能力に落ち着いた」とのことのこと(参考)。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]