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~凍てついた時間~ VR 水文明 (3) |
G-NEOクリーチャー:リキッド・ピープル/スチーム・ナイト 3000 |
G-NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、NEO進化クリーチャーとして扱い、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる) |
ブロッカー |
相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、ターンの残りをとばしてもよい。 |
DM25-RP2で登場した水のG-NEOリキッド・ピープル/スチーム・ナイト。
召喚以外に反応するコスト踏み倒しメタで、メタ能力はなんとターンスキップという、軽量級メタとしては前代未聞の能力。
極めて近い能力を持つ《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》の着地も最速3マナではあるが、あちらは《“必駆”蛮触礼亞》とのコンボ前提である。
両者ターン中に有効な召喚以外メタは既に《カクラリコ》など、より低いコストのものが存在する。
相手ターン中の踏み倒しの場合、それらと異なり頭数自体は減らせないという点でこちらが不利。そもそも相手がそのターンの行動をそこで終える気だった場合あまり意味がない。相手ターン中だけで良いならそもそも出させない《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や最初から除去耐性のある《異端流し オニカマス》などもある。
自分ターン中ならcipを封じられる点は差別化点の一つとなるが、マナゾーンのカードをタップせずに出た時ならすべて反応できる《クライアッシュ“覇星”》と異なり、S・トリガー獣やニンジャ・ストライク、《流星のガイアッシュ・カイザー》、《真気楼と誠偽感の決断》から出たS・トリガー獣など多くの召喚扱いの踏み倒しはすり抜けてしまい、《ヘブンズ・ゲート》から出たブロッカーや《ドラゴンズ・サイン》など限られた相手にしか通らない。
また、S・トリガーに対して使った場合はそのまま自分のターンが終了するため、自分に決定権こそあれど、エクストラターンなどの例外を除いて攻め手が止まってしまうことは変わりない。そのためワンショットの保険としては使い辛い。
相互互換こそ存在しないものの、どちらのターンでも結局頭数自体を抑えることはできない。コスト1〜2でも強力なコスト踏み倒しメタが数多存在する中、コスト3にしては効果が中途半端。
【白赤緑ボルシャック】や【白青天門】のような通常のコスト踏み倒しが前提となる上に除去もデッキ構造上気軽に積めないデッキにとってはメタカードとして機能しやすい反面、結局のところ相手ターン中だとターン・プレイヤーを優先するルールで展開はされてしまうのでメタとして機能するかは未知数である。
前述の【ボルシャック】や【白青天門】でも、《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》からの大量展開自体は許してしまう他、《∞龍 ゲンムエンペラー》などを投げられると(《ゲンムエンペラー》着地前にすでに効果がトリガーしていれば残りの行動は飛ばせるものの)意味がなくなってしまう。
ただのメタクリーチャーというよりは軽量のロックとして運用した方が効果的に機能する場面が多いだろう。自分ターン中であれば《ヘブンズ・ゲート》などのS・トリガーを踏んだ場合も《∞龍 ゲンムエンペラー》の起点となる光のブロッカーを通常のコスト踏み倒しで呼び出した時点で、《∞龍 ゲンムエンペラー》が出て来る前に封殺できる。(ただし、一般的な踏み倒し手段となる《闘門の精霊ウェルキウス》の場合、タップしたクリーチャーを無防備に置いておくとそのまま突入した相手ターンにバトルからの踏み倒しを許してしまう点は注意したい)
G-NEO進化でNEO進化クリーチャーとなった場合残機が1回分保証されるため、【白青赤ゴスペル】に採用されるコスト1軽量級除去呪文の連打や《真気楼と誠偽感の決断》の除去2連発でもされない限り、基本的には単発的効果によるバトルゾーンから離す除去では完全な犬死ににはならない。
一応《「…開けるか?」》などの軽量級パワー低下で一発解体できる上に、S・バックで《秩序の意志》を放てばこのカードのロックによる詰み自体は回避できる。《アーテル・ゴルギーニ》ならパワー低下1回で解体できる。
テキスト判明当初時点で既に同様の対策は同コスト、同パワーの《ポッピ・冠・ラッキー》がやられているので、そこまで深刻に考える必要はないのかもしれない。
進化元もメタクリーチャーの場合、そもそも横に並べた方が除去の要求数は(全体除去を除けば)変わらずにカバー範囲が広がるという点は留意したい。
《真気楼と誠偽感の決断》のようなターンの終了時に自己コスト踏み倒しを発動する手札誘発は、相手が踏み倒しで条件を稼ぎを狙った場合にカウンターで使われる前にターンをとばして封殺できるが、併用されるカードには召喚扱いのものも多く、特に主流の使用デッキかつ踏み倒しの殆どが召喚の【白青黒緑ペテンシーフシギバース】の存在がネック。
逆に併用することを考えた場合は踏み倒しタイミングを飛ばしてしまうことから強烈にバッティングするため、それらを天秤に掛けた上での採用の検討が要求される。
【青黒赤覇覇覇ジャオウガ】のようなある程度の速度とメタ、コントロール性を両立したデッキに向く。《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》と併用すれば、前述の《闘門の精霊ウェルキウス》→《∞龍 ゲンムエンペラー》の流れに対して時間稼ぎにしかならない点を《ウェルキウス》を破壊してからターンの残りをとばすことでカバーできる。
一方で敵に回しても、【青黒赤覇覇覇ジャオウガ】に加えて【青黒COMPLEXコントロール】系統などのような《アーテル・ゴルギーニ》重用型デッキが登場直近の環境に多いため、そこまでロックとしての悪質さはないだろう。
相手のクリーチャーを無理やりバトルゾーンに出す効果と相性が良く、相手ターンに《父なる大地》などを踏ませれば《終末の時計 ザ・クロック》レベルの強力な防御札となるほか、《The邪悪 寄成ギョウ》と並べると相手のターンが始まった瞬間に飛ばすことすらできる。