《
|
超神羅ギャラクシー・デスティニー VR 自然文明 (7) |
進化クリーチャー:ガイア・コマンド/ルナーズ・サンガイザー 17000 |
究極進化MAX:自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中からクリーチャーを2体まで出してもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
DM-35で登場した究極進化MAXガイア・コマンド/ルナーズ・サンガイザー。
究極進化MAXの常として、その能力はやはりオーバーキル。攻撃時に山札から条件なしで2体のクリーチャーを出すことができる。
クリーチャーの種類の指定がないので、各種進化クリーチャーを出すことも可能。もちろん、究極進化や究極進化MAXも出せる。
進化クリーチャーを出せば1ショットキルを狙えるほか、《光牙忍ソニックマル》や《聖霊王イカズチ》を出すことで、このクリーチャーをアンタップして再度攻撃することもできる。《光器クシナダ》を呼んでくればS・トリガーも安心。
他にも、《緑神龍ザールベルグ》を2体出して一気に4枚をランデスしたり、《熱血龍 GENJI・XXX》と《光神龍スペル・デル・フィン》を出してブロッカーを除去しつつS・トリガー呪文を封じて安全にシールドを3枚吹き飛ばしたり、《勝利宣言 鬼丸「覇」》を出してエクストラターンを得るなど、色々な使い方が思いつく。
さらには、《光霊姫アレフティナ》と《20thSP じーさん》の2体を出すことで事実上のアタックキャンセルかつ《一王二命三眼槍》など敗北回避を貫通するエクストラウィンができる[1]。
もはや「何でもあり」の能力と言えるだろう。
ただし、ただでさえ出すのが難しい究極進化を更に進化させなければならないため、まともに召喚には非常に骨が折れる。進化元を1回でも除去されたりコスト踏み倒しメタ(特に《洗脳センノー》)を出されたりすれば頓挫してしまうため、このクリーチャーの運用は容易なことではないだろう。
また、究極進化MAXという重い条件を満たす頃にはゲーム終盤に差し掛かり、山札の枚数が少なくなっている可能性もある。
仮に目当てのカードがあっても、山札から出払ってしまっていることもあるだろう。コンボのために少数枚投入したようなカードであればなおさら。
《大勇者「銀河の誘発」》などのサポートを駆使して、可能な限りスムーズに出せるようにしたい。プレイヤーのデッキビルディングの腕が試されるカードと言えるだろう。
しかしながら、2021年2月26日に再構築のルール変更が発表されたことによって、【青緑退化】のフィニッシャーとしても強化され解消された。上述の召喚難問題や残り山札問題も、4ターン目に《超神羅ギャラクシー・デスティニー》がアタックトリガーを使うなら全く問題ではない。《瞬閃と疾駆と双撃の決断》も含めれば最速3ターン目に登場できる。
専用デッキについては、【ギャラクシー・デスティニー】を参照のこと。
それまで究極進化MAXという条件が余りにも厳しすぎるため環境での活躍はまさしく皆無であったが、【神羅ケンジ・キングダム】が成立すると、《超神羅ギュンター・ペガサス》と共にフィニッシャー呼び出し手段として採用されるようになった。ただ、《超神羅ギュンター・ペガサス》と異なりタイムラグなしに展開できるという差別化点はあるが、横展開の最大値ではそちらに劣り、その上同質の横展開系は大抵3枚からせいぜい4枚もあれば十分なことから、次第に《超神羅ギュンター・ペガサス》単採用の構築が目立つようになった。たとえ《神羅ケンジ・キングダム》で横展開系が捲れなくとも《CRYMAX ジャオウガ》を呼び出して雑殴りすれば十分勝てる場合が結構あり、あるいはコンボデッキ対面なら諸々のロック系でゲームエンド級の大打撃を与えられるため、このカードが《超神羅ギュンター・ペガサス》の5枚目以降としてどうしても必要なケースは目立ちにくい状況が続いた。
それでも、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》型が成立すると、それ以前よりこれを使ったルートでリーサルとロックを両立しやすくなったということで、再評価されるようになった。