《アクア・マスター》 [編集]
相手プレイヤーを攻撃してブロックされなければ、シールドを表向きにするという珍しい能力を持つ。 シールドを永続的に表向きにするという能力自体は面白いが、直接アドバンテージが取れない効果であり、コストに対してパワーがかなり低いこのクリーチャーがプレイヤーに攻撃を通すという難易度に全く釣り合っていない。 一応「表向きにしたシールドがS・トリガーなら別のシールドをブレイク」「S・トリガー以外ならそのシールドをブレイク」というプレイングでS・トリガーを踏みにくくできるが、S・トリガーの把握だけが目的ならば《リキッド・スコープ》、《処罰の精霊ウラルス》等、cip能力や呪文などの即効性・確実性に優れる選択肢がある。 おまけにパワーが低くW・ブレイカーも無い為、生存力・決定力ともに低い。アドバンテージが取れない能力でコスト論的に3000ものパワーを失っているこのカードよりは、6コストパワー7000のW・ブレイカー持ち準バニラの方がまだ使いやすいだろう。 そもそもシールド確認をするならささやかながらS・トリガー対策にもなる上にキャントリップまで付いている《堕呪 ウキドゥ》で十分。
「弱さ」ネタについて [編集]スーパーレアでありながら当時のコモンにも劣りうる[1]スペックの低さから、プレイヤーたちの間では「明確に『弱い』カード」として知られると同時に、「デュエル・マスターズではレアリティと強さが必ずしも一致しない」という教訓の好例としても挙げられている。 このようにデュエルでの性能は散々ではありながら、上述のスーパーレアというレアリティ、Toshiaki Takayama氏による秀逸なイラスト、そして非常に強気なフレーバーテキストを持つ。 このフレーバーテキストは若干言葉足らずなものの、相手プレイヤーに対する戒めの台詞と捉えられる。 これらの点から、一部特定プレイヤーからネタカードの1つとして持て囃されるに至った。
「弱さ」の真相 [編集]登場から17年以上経った2021年12月31日に、実は開発当初のこのカードの能力は「強すぎてそのままでは製品として出せない」能力だったことが明かされている。 その能力とは『相手プレイヤーを攻撃してブロックされなければ追加ターンを得る』というもの。 結果、追加ターンを得る能力は同弾収録の《聖剣炎獣バーレスク》に移され、このクリーチャーには「せめてデュエル・マスターズ史上初の何かをしよう」ということでデュエル・マスターズ史上初のシールドを表向きにする能力が与えられた。
漫画・アニメでの活躍 [編集]
関連カード [編集]フレーバーテキスト [編集]収録セット [編集]
参考 [編集]タグ:
[1] シールドを表向きにする能力が独特なため完全に劣ると断言できないものの、例えば前弾の《緑神龍グレガリゴン》や《バトルシップ・ワイバーン》は同パワー、より軽いコスト+バトルに影響するメリット能力を持つため、それらの方がコストパフォーマンスは高いと考えるのが一般的 |