結晶龍(けっしょうりゅう) プロタゴニスト》 [編集]

結晶龍 プロタゴニスト SR 水/火文明 (4)
クリーチャー:スピリット・クォーツ・ドラゴン/美孔麗王国 5000
相手がクリーチャーを選ぶ時、自分の他のクリーチャーがバトルゾーンにあれば、このクリーチャーは選べない。
自分のターン中、1枚目のカードを引く時、かわりに自分の手札をシャッフルして山札の下に置き、その後、その手札の枚数より1枚多くカードを引く。
自分の「ビビッドロー」能力のコストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

DMRP-16で登場した/スピリット・クォーツ・ドラゴン/美孔麗王国

ビビッドローのサポートに特化したスペックとなっている。
置換効果によって不安定だったビビッドローの成功率を高めたうえで、ビビッドローコストを2軽減できる。

他のクリーチャーを立てて耐性を付けながら順当に4ターン目に着地した場合、次ターンには大体3~4枚のドローが期待できる。
ビビッドローに寄せたデッキなら、2枚以上ビビッドロー能力持ちを引くのも難しくはない。
それらを自身の能力で更に軽減できるため、引きによってはクリーチャーの大量展開も可能となる。

能力を活かせるのが次のターンになり、タイムラグがあるのが明確な弱点。
自分の他のクリーチャーがいればアンタッチャブルになるため除去には強いが、防御・妨害系の能力は持たないため、速攻が相手だと返しのターンにそのままダイレクトアタックに持ち込まれる可能性もある。

ブレイクによる手札補充を行ったとしてもそれに関係なく手札交換は強制的に行われる。ビートダウン速攻との対面では逆にプレイヤーの足を引っ張るだろう。

また、アンタッチャブルは心強いが、《“乱振”舞神 G・W・D》のような複数回除去を放つ能力には、他のクリーチャー除去してアンタッチャブルを剥がされた上でこのクリーチャー除去されてしまうこともあるだろう。
無条件アンタッチャブル《異端流し オニカマス》を横に立てておくなどして、安定感を高めたい。ビビッドロー持ちとしてシナジーのある《雅役者 マチネソワレ》も相性が良い。

出した後に手札を増やしていかないと能力を生かせないが、《一撃奪取 トップギア》などの初動コスト軽減で早出しするとその分手札が消費され、ドローできる枚数が減ってしまうジレンマを抱える。一応横にクリーチャーが並んでいればアンタッチャブルになるため、上手くバトルゾーンに維持できれば最終的には減った分の手札を取り戻せる。
ただし自分のドローステップで確実にキープしている手札が入れ替わってしまうため、今引きで手札の枚数を増やすカードを引けるようにしておきたい。

ビビッドロー以外では、能力に大量のドローを必要とする《絶海の虎将 ティガウォック》《天災超邪 クロスファイア 2nd》との相性がよい。《月光電人オボロカゲロウ》よりは重いが継続的なアドバンテージを取れるので【オボロティガウォック】に採用するのも悪くない。マナ基盤としても優秀であり、文明の供給が命となる同デッキには願ったり叶ったり。

  • 置換効果は1つのイベントにつき1回しか発生しないというルールから、手札交換効果は《結晶龍 プロタゴニスト》が複数体並んでいても一度だけしか行えない。
  • 「シャッフル」という単語で読み間違いやすいが、シャッフルするのは山札の下に送る手札のみである。山札をシャッフルする訳ではないため、各種山札操作の妨害にはならない。
  • 複数ドローする場合も1枚目のドローを置換する能力であるため、効果処理の順番には気をつけたい。
    例えば、《シーラ・カンフー》と組み合わせた場合、自分のターンの始めに1枚も手札がない状態から結果的に3枚引くことになるが、この場合「1枚目を引くかわりに0枚を戻し、1枚引く」→「2枚目を引く」→「ドローステップで1枚引く」ということになる。

背景ストーリーにおいて [編集]

美孔麗王国のメインキャストの一人。しかし、その正体は鬼札王国から美孔麗王国に送り込まれた監視役である。自分以外を主役と認めず、《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》から主役の美学を奪って自らが主役の座に就いた。さらに《メテヲシャワァ》を騙して美孔麗王国チームウェイブを襲わせた。

《メテヲシャワァ》が無力化されたことを知り、自らチームウェイブに乗り込む。 自分にとって都合の悪いエンディングを《偽代助演 スケプティック》によって吹き飛ばす事で有利に闘っていたが、彼の支配から解放された《メテヲシャワァ》《キング・マニフェスト》によるなんかすごいシンクロ攻撃によって《スケプティック》共々倒された。

漫画・アニメでの活躍 [編集]

その他 [編集]

  • 「プロタゴニスト」は「主役」の意。
    主役を名乗る割には他のクリーチャーがいると選ばれなかったり、効果がサポート特化だったりとなかなか皮肉が効いたデザインとなっている。

サイクル [編集]

DMRP-16で登場したドラゴンサイクル

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMRP-16
    そのが奪いしは、主役の美学。

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.自分の《海底鬼面城》が要塞化されている状況で、その能力によって自分のターンのはじめに相手が引くカードに、自分の《結晶龍 プロタゴニスト》の置換効果を適用できますか?
類似例:《真実の名 サイバー・O・ホーリー》
A.いいえ、適用されません。《結晶龍 プロタゴニスト》で引くことを置き換えられるのは、自分がこのターンはじめて引くカードです。
引用元(2020.12.15)

Q.自分の手札が5枚あります。バトルゾーンに自分の《結晶龍 プロタゴニスト》《日曜日よりの使者 メーテル》がバトルゾーンにいる状況です。ターンのはじめの1枚目を引く時、《結晶龍 プロタゴニスト》の置換効果で手札をシャッフルして山札の一番下に置きました。《結晶龍 プロタゴニスト》の「その後」以降の能力でカードを6枚引く際に《日曜日よりの使者 メーテル》の置換効果をそれぞれ適用できますか?
A.いいえ、《結晶龍 プロタゴニスト》《日曜日よりの使者 メーテル》がバトルゾーンにいる状況で1枚目のカードを引く場合、どちらか片方の置換効果しか適用できません。

+  総合ルール 609.8

引用元(2020.12.15)