白皇世(はくおうぜ)意志(いし) 御嶺(みれい) [編集]

白皇世の意志 御嶺 SR 光文明 (4)
GRクリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 25000
自分の超GRにカードがあれば、このクリーチャーは攻撃できず、離れる時、かわりにとどまる。
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)

DMRP-11で登場したメタリカ/ワンダフォースGRクリーチャー
超GRを空にしなければ攻撃できないがその間バトルゾーンを離れない(正確には置換効果によりとどまるワールド・ブレイカー

単体では超GRが残っていれば除去はされないものの木偶の棒、超GRが空になればその巨大なパワーとワールド・ブレイカーを振るえる代わりに除去耐性がなくなるという、極端な性能のアタッカー。

しかし、対価なし置換効果でほぼ常時発動する除去耐性というのは、さまざまなコンボで悪用できる。
例えば、このクリーチャーにオレガ・オーラを付けると、オーラの除去手段のひとつである「クリーチャーごとどかす」という手段を断つことができてしまう。
《無修羅デジルムカデ》を付ければ耐性タップインが合わさって相手の攻め手を大幅に削ぐことができるため、非常に厄介。
さらには、無月の大罪《龍装05号 イヴィルヴィ》などの自分のクリーチャーを破壊するデメリットも、このクリーチャーを破壊対象に選べば帳消しにできる。

パワーも25000あり、《KAMASE-BURN!》などのパワーを利用する能力とも相性がよく、《暴走龍 5000GT》ロック圏外であるのも嬉しい。
《ア・ストラ・ゼーレ》をつければパワー31000未満の相手クリーチャーをすべてバウンスできる[1]
《Dの牢閣 メメント守神宮》などでブロッカーを追加すれば、大抵のクリーチャーに打ち勝ち、仮に負けたりスレイヤー持ちとぶつかったりしても落ちない強靭な壁と化す。

コスト耐性持ちが立つというのはコンボだけでなく相手のカード対策にも役割を発揮する部分があり、相手の《学校男》などの選ばせ除去を腐らせることができる。特にGR召喚の天敵である《百発人形マグナム》すらもこのクリーチャーを破壊対象に選ぶことで無力化することができるのは大きい。こちらが《百発人形マグナム》を使ったループをする際に、途中で一旦ループを止める役目も果たせる。
またそのパワーの高さから《轟く侵略 レッドゾーン》除去も吸収してしまう。

これだけでも十分活躍できるのだが、あえて攻撃に使いたいのであれば、大量にGR召喚して超GRゾーンを空にするか、ダイヤモンド状態にして攻撃できない能力を無効化するといいだろう。《ダイヤモンド・ソード》とのシナジーに寄せた【ドロマーGRハンデス】なら、《制御の翼 オリオティス》《墓守の鐘ベルリン》を同時採用するという手もある。

環境において [編集]

登場当初は【青黒緑デッドダムド】を中心に《無修羅デジルムカデ》の装着先として実績を残した。

DMEX-07期になると、そもそも《無修羅デジルムカデ》が間に合わない【赤単ブランド】【赤青ジョーカーズミッツァイル】があまりにも増加したためにこのカードの需要も落ち、引いては【青黒緑デッドダムド】も環境から半ば姿を消した。

しかし、2020年1月1日の殿堂ルール改定で【ミッツァイル】を始めとする環境上位デッキの多くが絶滅・弱体化。その為、このカードの再発見も期待されている。

その他 [編集]

  • 欠点らしい欠点は、GRクリーチャーのためサーチができないこと。目当てのGRクリーチャーを出すには《煌銀河最終形態 ギラングレイル》などで12連GR召喚するというのが常套手段だが、このクリーチャーの場合は超GRを全部使ってしまうと除去耐性が消えてしまう。
  • 超GRの最初の方で当たろうが後の方で当たろうが、最終的には超GRを空にしないと単体では動き出さないため、そういう意味では超GRの運要素に左右されにくいデザインのGRクリーチャーと言える。
    • しかし実際には上述の通り、攻撃できない状態でもさまざまなコンボで活躍するため、結局出るか出ないかの運に左右されうる形で使われている。
  • メタリカの名前には当て字で架空の熟語が多く存在しているが、「御嶺」に関しては「御嶺山古墳(ごりょうやまこふん)」というものが実在している。そちらと読み仮名が異なる点には注意。
  • カード名の由来は19世紀のイギリスの画家・ジョン・エヴァレット・ミレーもしくは、バルビゾン派の代表的フランス画家のジャン・フランソワ・ミレーと思われる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMRP-11
    黒い雲から飛来する闇の星を食い止めて音楽祭を無事続けるために、空を支えられるほど巨大なGRクリーチャーが生み出された。

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] DMRP-13時点では、素のパワーで対象とならないクリーチャーは11種類のみ