漂流大陸の復活(リバース・オブ・ザ・サバイバー) [編集]

漂流大陸の復活 R 闇文明 (5)
呪文
各プレイヤーは、「ウェーブストライカー」を持つクリーチャー、サバイバー、ダイナモをすべて、自身の墓地から出す。

DM22-EX1で登場した呪文

お互いの墓地にある「ウェーブストライカー」能力、「サバイバー」または「ダイナモ種族持ちを全てバトルゾーン呼び戻す呪文

リアニメイト対象の3種は全て「仲間が居れば居るほど真の強さを発揮する」点が共通している。
これらを纏めて一気にバトルゾーンを埋め尽くさんばかりに展開し、その物量を以て圧倒させようという、大胆且つ盛大極まりないサポートカードである。

とは言え、3つのコンセプトこそ一致しているものの、どれも比較的排他的なデッキテーマである。
各種テーマのカードを組み合わせて使うよりは、それぞれのテーマデッキの強化カードとして運用すべきだろう。

なおサバイバーについてはDMEX-18にて、《奇石 アゾールα》をはじめとする「常在型能力で非サバイバーサバイバーを追加する」サイクルが登場している。
そのため《漂流大陸の復活》の登場により、ウェーブストライカーを持つクリーチャーやダイナモに、このサイクルを使ってサバイバーを付与し、サバイバー能力を使って更に強化する、というコンセプトが誕生した。
また、ウェーブストライカー以外のデッキではS・トリガー枠に《骨折人形トロンボ/デビル・ハンド》《予言者ラメール/マスター・スパーク》等を採用すれば、呪文側を使った後でリアニメイトできる。特に前者は墓地肥やし効果までついているためこのカードとの相性は良好。

ルール [編集]

封印以外のカードをバトルゾーンに出す際、それらはターン・プレイヤーから1枚ずつ置き、それが終わってから非ターン・プレイヤーが1枚ずつ置く。

墓地から出すと決めた処理の1枚が進化クリーチャーで、その時点で進化元がない場合は失敗となって墓地に残る。

  • 「すべて出す」と書かれていても、進化元がないうちに《シータ・トゥレイト》を出すことを処理したら、意図的に出さずに終えることができる。

相性の良いカード・デッキ [編集]

どのカテゴリを出したいかによって、組み合わせるカードは大きく異なってくる。

ウェーブストライカー [編集]

DM22-EX1で最も強化されたカテゴリ。

複数体を同時に出せる為、ウェーブストライカー共通の問題点であった、「特定のカードを3枚並べないとただのバニラ同然となってしまう」点が解消される。
元々条件を満たすのに複数体のクリーチャーを要求されていた見返りに、かなりオーバースペック気味のcipを持つカードは多く、それらをたった5コストで複数一気に扱えるのは、入念な墓地肥やしに対して十二分に大きいリターンとなり得る。さらに、同じ弾で多くのウェーブストライカーがツインパクト化しただけでなく、呪文面に墓地肥やし能力を持つカードも存在するため、かなりの爆発力が期待できるだろう。
強いて挙げるならば、ウェーブストライカーにはスピードアタッカーを持つクリーチャーが少なく、そのターン中にフィニッシュを決め辛いのが難点。
《無礼な刃 ラッシュα》とそのサイクルサバイバーとスピードアタッカーを共有するのも面白いだろう。

万が一相手が《爆輪男》を墓地に置いてあったら《漂流大陸の復活》による大量展開がロックされてしまうが、よっぽどのことがない限り遭遇しないだろう。
逆に、「《漂流大陸の復活》を使ったターンにトドメまでいかない」場面を想定して、リセット札へと変貌させるために採用の余地がある。
先述の通り、バトルゾーンにウェーブストライカーが0体で、墓地に2体以下の《爆輪男》なら、出す順番を調整することでcipを使わずに味方を登場させることができる。
ただし、リセットにより相手のキルターンを確実に1ターン上遅らせられるかつ、次の自分のターンあたりに再度《漂流大陸の復活》を使える手札がないとただの悪あがきにしかならないので注意。

《星雲の精霊キルスティン》パンプアップブロッカーの付与で盤面の強化に貢献しやすく、ツインパクト版含め最大8枚まで採用できる事からも別カテゴリとの共存がやりやすい。

サバイバー [編集]

DM22-EX1《予言者ギャラシβ》を獲得したカテゴリ。

スピードアタッカーをサバイバー全体に与える《無礼な刃 ラッシュα》(5枚目以降にも《スフィンティラノスβ》)を有しており、最悪でも相手のシールドの数+1の打点を用意出来れば、容易に1ショットキル出来る。
ブロックされない《流星魚α》ウルトラ・セイバー《宣凶師ラッセルズβ》、単体バウンス《キング・ムーγ》ジャストダイバー《サイバー・B・フィッシュα》等も擁するので、場合によっては数枚のS・トリガーでは巻き返せない程の決定力を持つこともままある。
またそのターンに勝負を決めきれない、ないし決める予定がない場合についても、マッハファイター《育ち盛りのホーンα》スレイヤー《ギガリングα》、1枚のセルフハンデスを行わせるアタックトリガーを与える《ダーク・ティアラγ》で相手の手札バトルゾーンに大打撃を与える事も可能。
《聖域の守護者フォボス・エレインγ》cipでこの呪文回収できるので、その点でも噛み合っている。

複数のカテゴリを共存させる場合は真っ先に出したいカテゴリ。《キング・ムーγ》《サイバー・B・フィッシュα》のようなcip持ちを出す事で大量誘発が狙え、《シータ・トゥレイト》などを絡めて後続にサバイバーを付与すればその数を更に増やせる。

DM23-EX2で上方修正を加えて逆輸入された《イプシロン・トゥレイト》も、《闇王ゼーロ》に匹敵するターン数でリアニメイト戦術を行える可能性を秘める。

ダイナモ [編集]

スピードアタッカーを持つ《早食王のリンパオ》と、ブロックされずダイナモ能力を使用したクリーチャーの数だけブレイク数を増加させる《電脳鉄人センジュオー》を擁し、他にスピードアタッカーが1体とダイナモが3体あれば容易に5枚のシールドを削り切ってダイレクトアタック可能。

しかし、ダイナモ《究極男》《超越男》を除き闇のカードが存在しないため、素直に組むのは一番難しい。
おまけにDM22-EX1では新規のダイナモが1枚も登場しないという冷遇を受けるハメになった。
環境で活躍し得る新規カードを作りつつ、サバイバーとウェーブストライカーを纏めて強化したのでは、ダイナモの収録枠を用意する事は出来なかったか。

その後DM23-EX2にて本格的な強化をもらった。
上記《センジュオー》のツインパクト化した《電脳鉄人センジュオー/センジュ・チューン》によって「《センジュ・チューン》で《センジュオー》もろとも墓地送り→このカードで大量展開」のコンボでより実践的な動きが出来るようになった。

懸念点だった闇マナも、《早食王のリンパオ/ライク・ア・ローリング・ストーム》《大鉄漢シルバスターズ/スクリーム・チャージャー》を獲得している。

その他 [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]