《シータ・トゥレイト》 - デュエル・マスターズ Wiki

《シータ・トゥレイト》 [編集]

コロコロコミック2003年7月号の付録カードとして登場したサバイバーの進化クリーチャー。

デュエマ史上初となる種族追加能力持ちかつ、初のS・トリガー進化という革命的なカード。

自分のクリーチャーすべてがサバイバーとなるが、あくまで「サバイバー種族を得る」のであって、クリーチャー自身の能力が「サバイバー能力になる」わけではない点に注意。つまり、アイコンがない能力を共有することはできない。

• 例として、サバイバー種族を得た《キング・クラーケン》のブロッカー能力はサバイバー能力ではないので、サバイバークリーチャーである《ブレイズザウルスα》には受け継がれない。
  しかし、《ブレイズザウルスα》のパワーアタッカーはサバイバー能力なので、サバイバー種族を得た《キング・クラーケン》に受け継がれる。

そもそもこのクリーチャーの能力を使うために非サバイバークリーチャーの比率を高くしては本末転倒となってしまうが、防御面を補うために積んでいるS・トリガー獣に種族追加する分には役に立つ。
このカード自体が進化元となるサバイバー1体を要求するので並べるには骨が折れる上に状況が限られるが、《キング・ムーγ》が出ている状態でトリガーした《アクア・サーファー》が相手クリーチャー2体をバウンスしたり、バトルゾーンに出た後も《オメガ・ゴライアスδ》があればパワー+5000のW・ブレイカーになったりと面白い動きが可能になるのは確かである。

また、メインデッキを圧迫しない超次元ゾーン、超GRを利用すれば、デッキ内のサバイバー比率を高くしつつ、サバイバー化能力を活用することも可能である。

サバイバーがなかなか増えない現状、他種族とサバイバーの懸け橋となる独特の立ち位置を持ったクリーチャーといえる。

• 当然、進化元がいなければS・トリガーで召喚できない。登場当初の漫画では進化元が明示されておらず誤解を招いた。

• イラストを見ると自然文明の色々な種族が混ざっているのが確認できる。
  • カマキリの鎌状の両腕→ジャイアント・インセクト
  • 巨大な樹の下半身→ツリーフォーク
  • 野牛のような角→ホーン・ビースト
  • 虎型の本体→ビーストフォーク
  • 超巨大な体躯→ジャイアント

• 漫画「デュエル・マスターズ」ではバトルアリーナ編で邪藩 牛次郎が切札 勝舞戦でサバイバーデッキの切り札として使用(進化元はその後の能力描写やクリーチャーの数から《ブレイズザウルスα》と思われるが明言されておらず、進化後にも《ブレイズザウルスα》らしきクリーチャーが何故かいる)。S・トリガーで召喚され、《鳴動するギガ・ホーン》、《ねじれる者ボーン・スライム》、《ブラッディ・イヤリング》にサバイバー種族を与えた。牛次郎が言うにはサバイバーの王らしく、牛次郎と不亞 幽はこのクリーチャーをさま付けで呼んでいた。

• DMD-26にて再録。「種族を指定する《光器ペトローバ》のパンプアップを、《シータ・トゥレイト》の種族追加によって仲良く分け合おう」というデザイナーズコンボである。
  できる限りサバイバー能力を持たない《モリノオウジャダケα》や《電磁星樹アマリンα》の上に重ねるようにしたい。「『進化元の能力は無視される』というルールに引っかかった結果、サーチ、マナ加速、除去などでアドバンテージを稼ぐ機会を失う」ことを避けるためである。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-09EXにて、スーパーレアで実装された。デュエプレ初となるS・トリガー持ちスーパーレアである。

まず進化元の範囲がクリーチャー全てに広がり、非サバイバーのクリーチャーと併用しやすくなった。
そして目玉の追加された能力は、マナゾーンのサバイバー能力を全て得るというド派手なものである。

S・トリガーで出た時にマナゾーンに《キング・ムーγ》や《雲上の精霊オービスγ》、《鉄壁の守護者ガリア・ゾールα》がいれば防御札として使えるようになった。
他にもマナのサバイバーのアタックトリガーを即座に起動したり、《シェル・ファクトリーγ》や《死縛虫グレイブ・ワームγ》のような手札を増やすcipを使える点も強力。
さりげなくパワーも5000に上がっており、《威嚇するスマッシュ・ホーンα》や《戦空の伝道士バルスβ》でパンプアップされていなくても《炎槍と水剣の裁》で裁かれないのも優秀。

最大の特徴だった種族追加効果も据え置きなので総じて高い柔軟性と拡張性を持ち、漫画で称されていた「サバイバーの王」の名に相応しい性能になっている。

しかし、自分だけが能力を盛り沢山になっても、普通に《シェル・ファクトリーγ》を出していた場合のように後続が続くわけではない点は明確な弱点となる。
防御札としての性能が上がっている反面、《ブレイドラッシュ・ワイバーンδ》や《オメガ・ゴライアスδ》といったブレイク数を増加させるサバイバー能力を持つサバイバーがデュエプレには存在しないので、どれだけ能力を増やしてもブレイク数は1止まりとなってしまい、そこそこの重さの進化クリーチャーでありながらフィニッシャーとしての適性に欠けるのも難点。
このクリーチャー自身をフル活用するならば、「非サバイバーをサバイバーにできる」能力と、「進化元を問わない」点を最大限に活用するために、変則的な【サバイバー】とすることが望ましい。

• 進化元は大幅に緩和されているが、相変わらず進化元がないのにS・トリガー宣言しても出せずに終わる部分には注意。
  • DMPP-09EX実装前の結果だが、《インビンシブル・オーラ》で進化元のない進化クリーチャーをS・トリガーにすると、相手に存在を見せただけで処理が終わってしまった。

一番最後の能力について [編集]

• 自身がマナゾーンから得たサバイバー能力が他のサバイバーに共有されることはない。
  またマナゾーンのサバイバー能力を得る効果自体もサバイバー効果ではないので、マナゾーンのサバイバー能力を得ることができるのはこのカードのみとなる。

• テキストの「（ただし、同じ能力は重複しない）」とは、マナゾーン参照に対する補足である。バトルゾーンとマナゾーンで同じサバイバー能力を持つカードがあった場合は両方とも効果を発動できる。

• 誘発タイミングが同時のサバイバー能力を複数得た場合、以下の順番で解決される。「出た時」も「攻撃する時」も同様。
  1. バトルゾーンにあるクリーチャーによって付与されたサバイバー能力（左から順）
  2. マナゾーンにあるクリーチャーによって付与されたサバイバー能力（上から順）
  3. 《龍聖大河・L・デストラーデ》によって付与された連鎖能力

フレーバーテキスト [編集]

• DMPP-09EX
  無尽蔵に成長するサバイバーは、今まで以上に周りの生命を取り込みだした。

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

• illus.Atsushi Kawasaki
  • DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」（17/17）
  • プロモーション・カード（P2/Y2）（月刊コロコロコミック2003年7月号付録）

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

• illus.Atsushi Kawasaki
  • DMPP-09EX 「聖竜凱旋 -REBORN OF THE SURVIVOR-」

参考 [編集]

• サバイバー
• S・トリガー
• 進化クリーチャー
• 種族追加