白青黒(しろあおくろ)コントロール】 [編集]

の3色で組まれたコントロールの総称。
《アクアン》の登場で誕生し、コントロールの代表格として広く使われてきたデッキタイプである。

主に2つの型に分けられる。
1.ドローブロッカー除去ハンデスを組み合わせて場を制圧する【クリーチャーコントロール】

2.ハンデスの連打でコントロールし、サイキック・クリーチャーなどで仕留める【除去コントロール】

コアクアンのおつかい UC 水文明 (3)
呪文
自分の山札の上から3枚を、すべてのプレイヤーに見せる。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを墓地に置く。
セブ・コアクマン C 水文明 (4)
クリーチャー:サイバーロード/エイリアン 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せてもよい。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを墓地に置く。

《アクアン》は2011年1月にプレミアム殿堂にしたが、定番の《エナジー・ライト》の他、現在では《コアクアンのおつかい》《セブ・コアクマン》が使えるため、ドローの基盤は相変わらず強力である。

【白黒緑コントロール】に比べると、マナブーストが扱えないため、大型フィニッシャーの扱いに苦労する。
よって、軽量ブロッカーの大量展開や、《特攻人形ジェニー》《ゴースト・タッチ》のような軽量ハンデスの連打でアドバンテージを稼ぐ戦い方になる。この色構成の【オール・イエス】も多く、ハンドアドバンテージの奪い合いは得意分野である。

また、マナゾーンの管理とは逆に、墓地の扱いにも長ける。
サルベージ呪文回収カードの再利用は容易。《戦略のD・H アツト》からの《湧水の光陣》を使ったリアニメイト戦術(【湧水シャチホコ】)もこなし、かなり器用である。

神化編までは【白黒緑コントロール】の影に隠れていたが、覚醒編《時空の雷龍チャクラ》/《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》をはじめとしたサイキック・クリーチャーを獲得すると、それをフィニッシャーにした【白青黒超次元】が成立、トップメタとして君臨した。

その後、度重なるメタカードの登場や、他のデッキタイプの強化によって一強ではなくなったが、潤沢なドローからのハンデスの連打という戦術は単純にして強力であり、決して侮ることのできないデッキタイプであることには変わりがない。

【クリーチャーコントロール】としての【白青黒コントロール】は【アクアンホワイトブラック】【イニシエート】【ガーディアン】が有名である。
《アストラル・リーフ》殿堂入りから戦国編あたりまでは常にメタゲームの一角を占めていたが、カードパワーインフレによって、軽量ブロッカータップキルを行う意義が薄れ、相対的に弱体化した。

現在、軽量ブロッカーを多用するデッキならば、《知識の精霊ロードリエス》《アクア・ジェスタールーペ》を中核にした【ジェスターソード】として【白青コントロール】で組まれることが多い。

このデッキタイプの弱点は、7マナ以上の大型のフィニッシャーを扱いづらいことと、それに付随してデッキ全体のカードパワーが低くなりがちなことである。
【ミラクルとミステリーの扉】【連ドラ】のような1枚のカードのカードパワーで戦うようなデッキに対しては分が悪い。また、お互いに手札を切らして今引き合戦になった場合などに不利になりやすい。

【白青黒コントロール】の変遷 [編集]

聖拳編期 [編集]

多色カードの登場により【アクアンホワイト】系デッキにを入れることが容易になり【アクアンホワイトブラック】が登場した。
この時期は《スケルトン・バイス》によるハンデス《光器ペトローバ》《凶星王ダーク・ヒドラ》による種族サポートを利用したタイプが主流で、特に【ガーディアン】【イニシエート】が活躍した。

転生編期〜不死鳥編 [編集]

この時期の【白青黒コントロール】は冬の時代となる。

しかし《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などのプレミアム殿堂入りで相対的に強化され【除去ガーディアン】が登場する。
詳細は【除去ガーディアン】のページを参照。

極神編 [編集]

前半は【除去ガーディアン】の時代が続くが、《クローン・バイス》《予言者マリエル》の殿堂入りで【除去ガーディアン】は弱体化。
その後の《腐敗聖者ベガ》などの優秀イニシエートの登場で【イニシエート】が再び台頭する。
詳細は【イニシエート】を参照。

戦国編 [編集]

ナイトの登場で【白青黒コントロール】のデッキタイプがひとつ増える。

覚醒編 [編集]

サイキック・クリーチャーの登場により【白青黒超次元】が登場する。
同時期の流行デッキに対するメタでデッキを固めており、そのフィニッシャーとしてサイキックを使用している。

参考 [編集]