実質コスト [編集]
カードをプレイしたのと同様の結果を得るために必要なコストのこと。
主にカード本来のマナコストと対比させる時に使われる言葉。その場合、マナコストの方は「名目コスト」と呼ぶ。
以下のケースにおいて発生しうる。
- コスト軽減やコスト加重を加味する時
- 1.と、それを発生させるカードのコストを加味する時。《フェアリー・ギフト》のようなタイプのコスト軽減が絡む場合に用いられる
- 他のカードを使うことによって、目的のカードをコスト踏み倒しする時
- マナゾーンへのアンタップインを加味する時
1.と2.は総コストとも言う。
- 例えば、名目コストが8の《剛撃戦攻ドルゲーザ》を召喚する場合を例に挙げる。ここで、バトルゾーンにジャイアントが2体いる場合、シンパシーによってその実質コスト(総コスト)は6マナとなる。
- そのジャイアントのうち1体が《西南の超人》であったならば、その効果でさらに2軽減され、総コストは4マナとなる。
- 《フェアリー・ギフト》を唱えながら出した場合、さらに3軽減されることで《ドルゲーザ》の実質コストは3となる。しかし、《フェアリー・ギフト》を唱えるのに1マナを消費しているので、それらを合算した総コストは4である。このように、《フェアリー・ギフト》はテキスト上では3マナを軽減しているが、総コストとしては-2の軽減となる。
- 一方、相手が《聖霊王エルレヴァイン》を出していたならば、コストが+4されてしまうため、総コストは10となる。
3.の場合、踏み倒されるカードと踏み倒しカードのマナコストが同じなら、実質コストが名目コストと変わらないことになってしまう。そのため、名目コストから軽くなる場合(稀に重くなる場合)について「実質コスト」の話題が出ることがほとんどである。
4.の例として、《カラフル・ダンス》はマナコストが4だが、山札から5枚アンタップインで置かれるので、4-5で実質コストは-1である。
- なお、このタイプは最終的にアンタップされたマナが生まれるとしても、最初にそのカードの正規コストが支払えなければ実現することはできない。
参考 [編集]