【青単マジック】 [編集]

概要 [編集]

マジックシナジーを利用したデッキの総称。ゴッド・オブ・アビス期からマジックプッシュは行われていたがまとまりに欠け、DM23-RP2である程度の形になった。

種族的に纏まった方向性が薄いので構築は使用者によって千差万別だが、ここでは特にメクレイドによる展開を重視したコントロール型について解説する。

Kl'avia Tune SR 水文明 (8)
クリーチャー:マジック・コマンド・ドラゴン 12000
ブロッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のコスト7以下のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
相手のコスト7以下の、クリーチャーではないカードを使うコストは、かわりに8になる。
このクリーチャーは、相手のコスト7以下の、エレメントの能力または呪文によって選ばれない。
Go! 韻句 Steady VR 水文明 (9)
クリーチャー:マジック・ポセイディア・ドラゴン 11000
自分のツインパクト・クリーチャーが2体以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
W・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、マジック・W・メクレイド8する。(マジック・W・メクレイド8:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト8以下のマジックを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く)
自分のマジック・クリーチャーは攻撃もブロックもされない。

主要カード [編集]

《Kl'avia Tune》フィニッシャー。全体プリン効果とコスト加重、選択耐性を持つ。
基本的にはこのカードの早出しを狙う。
《Go! 韻句 Steady》コンセプト。マジックアンブロッカブルを与えるメクレイド8持ち。
メクレイドに対応していないので手打ちを狙うが、ツインパクト・クリーチャーがコスト軽減条件なので、ツインパクトを多めに採用する必要がある

候補ツインパクトマジック [編集]

《マジック・H・コレクター/♪マジソンを 集めて早し ストリーム》ツインパクトサポート。クリーチャー面も呪文面も非常に強力で、特にクリーチャー面は防御性能が高いので優先的に出したい。
《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》速攻メタとフィニッシュサポートのツインパクト。どちらも非常に優秀なので4積みしたい。
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》殿堂入り。強力なフィニッシュサポーター。
《マジック・A・セミプーロ/♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》最大2面止めできるS・トリガーと手札交換呪文のツインパクト。腐る場面が少なく優秀。
《D-Jealousy-灰撫/♪五本まで 集めて林 森ジャングル》両面共にフィニッシャー。コストが非常に重いので、メクレイド前提。
《音素記号Bm エネルジコ/♪水面から 天掴まんと するチャージャー》基本は呪文面のチャージャー目当ての採用。クリーチャー面はどうしても《Go! 韻句 Steady》の軽減が足りない時に。
《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》汎用エレメント指定除去のクリーチャーと、山札切れ防止呪文。基本はクリーチャー面主体だが、デッキ消費が荒いのでライブラリアウトしそうなときは下面を使う。ただデッキが無くなるとジリ貧なので本当に最終手段となる。
《サダイエ・ホンカドリーマー/♪古池や ワンスアゲイン スパイラル》低コストブロッカーS・トリガーのツインパクト。シンプルだが防御にもツインパクトクリーチャーの頭数稼ぎにも使える。
《歌舞音愛 ヒメカット/♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》フレンド・バーストで実質2マナ2面除去。コントロールの要
《詠み人-シラズ-Machine/招水呪文「マジックル」》1マナサーチ。軽いので必要なカードを探しに行きやすい。
《爆弾音愛 メッシュ/♪キミとボク 共感すれば マジ文殊》フレンド・バーストで3ドロー。《アシスター・Mogi林檎》から繋げるのが理想。

候補通常マジック [編集]

《飛翔龍 5000VT》フィニッシャー兼ウィニーメタ。基本のデッキの動きから独立したコスト軽減を持つため、いざという時に雑に捻じ込める。
《アシスター・Mogi林檎》初動コスト軽減ジャストダイバー持ちなので生き残りやすい。
《奇天烈 シャッフ》2枚目以降の《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
《SC龍飛→SC風流》ツインパクトサポート。軽くて場持ちが良く、モヤシ効果で最悪手札コストにもなる。
《Kl'avia Mondo》マジックメクレイド8。《Kl'avia Tune》の早出しを狙う。手札コストかカードの使用を条件に指定されるので、手札管理に注意。
《drAm'n rAsh》
《深海の妹 UNA4000》
《コーボー・マジカルショッカー》マジックメクレイド5。クセも無く使いやすいが、フィニッシャーに繋がらないので基本は中継ぎ。盤面展開や上記のメクレイド8持ちに繋ぐ。
《終止の時計 ザ・ミュート》優秀な防御札。これが捲れれば基本的に1ターンは凌げる。
《弾丸超邪 クロスファイア》色が合わないが、条件を満たせばG・ゼロで出せる。あまり横展開が得意なデッキではないので採用枚数には注意。
《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》ドロー兼墓地メタ呪文。墓地利用デッキが多い時に採用する。
《Drache der'Zen》クリーチャー化の条件の達成は難しいが、手札交換が便利
《プラチナ・ワルスラS》アタックトリガーにより3ドロー1ディスカード。軽量ビートダウン要員
《AQvibrato》2マナ1ドロー

デッキの構築について [編集]

《Go! 韻句 Steady》のコスト軽減条件を満たすため、ツインパクトカードを多めにしてデッキを構築する必要がある。
とはいえ展開の要であるメクレイド持ちは非ツインパクトに集中しており、安易にツインパクトで固めればいいというわけでもないので、バランスが難しい。

また、漫然と構築すると他のデッキの劣化になりやすいのもデッキ構築の難易度を上げている。
例えば《炎渦双奏 タイダル&バーン》などを混ぜて仕上げることも出来るが、この場合マジック・アウトレイジMAXによるアウトレイジシナジーに寄せた【青赤マジック・アウトレイジ】に少数マジックを出張させた方が、デッキの完成度が高くなりやすい。

マジック・コマンドに寄せて《S級宇宙 アダムスキー》を組み込むなど、デッキビルディングの難易度こそ高いが構築の幅自体は非常に広い。

このデッキの回し方 [編集]

初動は《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》《アシスター・Mogi林檎》から入りたい。
有力なメタカードが《ボン・キゴマイム》くらいしか無いため、基本的に相手の攻勢は除去呪文などを駆使して凌ぐことになる。

6マナを貯めつつ盤面にツインパクトクリーチャーを並べたら、《Go! 韻句 Steady》を出す。返しのターンは《Kl'avia Tune》で凌ぎつつ、次のターンに《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》などで反撃の目を摘みつつワンショットする。

状況によっては《飛翔龍 5000VT》で雑に殴るのも手か。

長所 [編集]

  • フィニッシャーを複数種積めるため、相手のデッキタイプに応じて柔軟にフィニッシュプランを変えることが可能。
  • デッキ構築の幅が広いため、対戦相手からデッキの動きを読まれにくい。

短所 [編集]

  • 水文明のデッキながら、手札消費が非常に荒い。
    実は大半のドロー効果持ちが手札交換に留まっており、純粋に手札を増やせるカードは一握りしかない。その上メクレイドはコストに手札を要求するものが多く、基本的に手札管理はカツカツとなる。
    このためハンデスを喰らうとゲームプランが崩壊しやすい。
  • 展開手段をメクレイドに依存しているため、これらが封じられるメタクリーチャーは天敵。除去手段がバウンスに偏っており、時間稼ぎ程度しかできないことも多い。
  • マジックのメタクリーチャーがほぼ存在しないため、純構築では相手の動きをあまり咎められない。これを避けるためにある程度はマジック以外のカードも投入する必要があるが、そうするとメクレイドの事故率が上がる。
  • 展開速度が遅く、安定して3~4ターン目にキルを仕掛けてくるデッキ全般に対して不利が付く。
    また、文明の都合上スピードアタッカーなどの即時攻撃できるカードが無く、展開からフィニッシュに1ターンのラグがどうしても発生する。このため返しのターンでフィニッシャーを除去されてしまうとリーサルが遠のく。
    一応、《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》追加ターンを取ることである程度解消できる部分もあるが、展開をメクレイドに頼る都合上、一度《♪必殺で つわものどもが 夢の跡》を撃ってしまえば次ターン以降の動きが非常に苦しくなる。

参考 [編集]