完全神核(かんぜんしんかく)トリノ・アトム》 [編集]

完全神核トリノ・アトム VR 水/闇/自然文明 (4)
クリーチャー:オリジン/クリエイター 4703
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードのコストが、自分のマナゾーンの枚数以下なら、コストを支払わずに使ってもよい。そのカードのコストが自分のマナゾーンの枚数より大きい場合、または、使わない場合、そのカードをマナゾーンに置く。
相手のターンの終わりに、自分の手札をすべて捨てる。

DM22-EX2で登場した//自然オリジン/クリエイター

変則的な山札からのコスト踏み倒しorマナブーストと、相手ターン終了時に自身にオールハンデスしてしまう能力を持つ。
所謂システムクリーチャーだが、ジャストダイバーを持つので長持ちしやすい。

このクリーチャーの存在下では「効果による今引き(コストを支払わずに使うか、即座にマナチャージした扱い)」と、ドローステップによる今引きの2枚で戦っていかなければならない。
特にドローステップで今引きしたカードは極力使っておきたいので、「効果による今引き」の時点で手札補充を使わないとマナチャージ用の手札が確保し難くなる。
また、ドローステップに引いたカードが手札補充だったとしても、マナチャージの期間は過ぎているので使えるマナが無ければ引いたカードは実質墓地送りとなる。

反面、《葉鳴妖精ハキリ》を彷彿とさせる事実上1ターンで使用できるマナが2倍になるメリットがあり、使ええるカードにはタイプも問わないのでアドバンテージを稼いでいける。

タダでカードを使う目的であれば、マナゾーンのカードの枚数に関わってくるため、非常に安定しない。
確実に能力を発動させたいなら、デッキをコスト4以下に絞る方法がある。これならこのクリーチャーを召喚した次のターンからランデスでもされない限りコスト踏み倒しが100%発動可能。《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》など、一方がコスト4以下のツインパクトであれば終盤のカードパワー対決にも対抗出来る。
もしくは、意図的に山札操作が行える《エターナル・ブレイン》《魂の呼び声》なども候補に上がるが、その場合は3番目の能力で相手にターンを渡す前にコンボの下準備が必要になる。

その3番目の能力とは、相手のターン終了時に自分の手札をすべて捨てるというもの。かなりの代償を要求することとなる。
手札が少ないならまだ傷は浅い方だが、特に相手側のブレイクで手札に加わったカードも、捨てないといけなくなるので、反撃に移りづらい。
ポジティブに考えるなら能動的に墓地肥やし出来る点に着目して、フシギバースムゲンクライムアビスラッシュと組ませるのも手か。

《シーラ・カンフー》と同じで捨てるタイミングが相手のターン中であることを活かして、マッドネスを利用するという戦い方も可能。
受け主体にした【カウンターマッドネス】と異なり、相手の攻撃を待つ必要がないという長所がある。
自身がジャストダイバーを持っていることからそうした運用は難しくなさそうである。

このカードを扱うなら手札補充関連はサーチ系に絞り、なるべく全ハンデスが痛くないように引き集められるようにした方が良いだろう。
文明柄、《ドンドン吸い込むナウ》《ドンドン吹雪くナウ》《レインボー・マップ》《天災 デドダム》など環境でも使われるサーチ系と比較的合わせやすいのは幸いか。

  • このカードを出すタイミングを「相手のターンの終わり」に調整できれば、オールハンデスは発動しない。

ルール [編集]

カード使うことに関係する能力効果ツインパクトを参照する場合、使う側の特性のみを参照する。このクリーチャーの能力は、1つの文で纏められた効果によって、特性を参照してから使うため、この裁定が適用される。よって、ツインパクトの片側のみの特性を参照した後、参照した側のみ使うことができる。

その他 [編集]

パワーについて [編集]

当クリーチャーのパワーは4703。一見して奇妙な数字だが、実は《神核アトム》にちなむ数字である可能性が早々から指摘されていた。(後に一部は確定)

  • 「ATOM」をLeet表記すると「4703」になる。2024年4月7日に射場本氏からはATOMの文字列を数字で見立てたものと言及された。ソース
  • このクリーチャーの情報の初出日である「2023年2月3日」の4703日前は「2010年3月20日」。これはDM-35、すなわち起源神が収録されたエキスパンションの発売日である。
    • 上記デュエチューブ動画でも、4703は《神核アトム》が登場した「時期」に関連する数字であることがDeadmanから示唆されている。
  • 起源神がそれぞれ物質の最小単位である素粒子をモチーフにしていることにちなみ、パワーの値も素数になるようにした。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.相手の《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》がバトルゾーンにいる状況です。自分の《完全神核トリノ・アトム》の「自分のターンのはじめに」の能力で、山札の上から1枚目を表向きにできなかったのですが、この場合でも、山札の上のカードをマナゾーンに置くことはできますか?
A.いいえ、置けません。山札の上を表向きにできなかった場合、「そのカード」として参照できるカードがないため、何も起きません。
引用元(2023.2.17)

Q.《完全神核トリノ・アトム》の「自分のターンのはじめに」の能力で《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》が表向きになりました。マナゾーンにあるカードの枚数が6枚ですが《お清めシャラップ》のコストを参照して《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》を召喚できますか?
A.いいえ、召喚できません。この場合、自分のマナゾーン以下のコストを持つ《お清めシャラップ》の方のみ唱えられます。
引用元(2023.2.17)


[1] ドローソースを使えれば1ターンに3枚以上カードを使えることもあるが。