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魔光死聖グレゴリアス P 光/闇文明 (4) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 3000 |
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい) |
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 |
このクリーチャーが出た時、ナイトを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。 |
DMC-46で登場したエンジェル・コマンド/ドラゴン・ゾンビ/ナイト。
種族を参照したサルベージが特徴的であり、この時代にしてはクリーチャー・呪文を問わず両方をサルベージ出来る珍しい能力の持ち主。
クリーチャーサルベージの得意な闇と呪文サルベージの得意な光、両方の特性をもった多色らしいクリーチャー。
自身の種族を武器とする【ナイト】の潤滑油である。
【ナイト】であれば、ナイトを持たない汎用カード以外のすべてがサルベージの対象となりえる。
同じ4コストの呪文サルベージとしてライバルに《魔光王機デ・バウラ伯》が存在するが、こちらは《魔弾ソウル・キャッチャー》を介さずともナイトクリーチャーをサルベージ出来るのが強み。【ナイト】では、単体でもより柔軟なサルベージ範囲を持つことが出来る。
《魔光死聖グレゴリアス》で《魔光死聖グレゴリアス》をサルベージすることで、ゾンビのようにチャンプブロックし続けることが出来る。
反面でナイトしかサルベージ出来ないため、汎用性には欠ける。
《魔弾ソウル・キャッチャー》があればクリーチャーサルベージの範囲を拡大できるが、組み合わせる前提ならば呪文サルベージの範囲が広い《魔光王機デ・バウラ伯》の方が優秀である。単色と多色の差、パワー1000の差も無視はできない。
【ナイト】における《魔弾ソウル・キャッチャー》の採用率が非常に高い事もあり、《魔光王機デ・バウラ伯》の方がナイトのサルベージとしては主流である。
パワー3000と相手プレイヤー攻撃不能の4コストブロッカーとしては当時の基準でも非力で、卑近な例では【ナイトボルメテウスコントロール】に入っていた《雷撃と火炎の城塞》の火力にスッポリ収まるラインであった。
ただ、《魔光死聖グレゴリアス》の特筆すべき点として、エンジェル・コマンド/ドラゴン・ゾンビ/ナイトと種族がすさまじく優秀である。それらに加えて光または闇のコマンド及びドラゴンとしても参照できる。
進化先は多岐にわたり、エンジェル・コマンド進化、ドラゴン進化、ナイト進化、多色進化と、戦国編におけるメジャーな進化はあらかた抑えている。
中盤の潤滑油として場に出しやすく、かつブロッカー要員という棒立ちになりやすい立ち位置ながら、多くの進化先をもっているというのは非常に強力な特性である。
《魔弾ソウル・キャッチャー》があればお互いをサルベージして粘り強く盤面を支えられるため、進化元を主な理由として《魔弾ソウル・キャッチャー》と共に他デッキへ出張する姿も見られた。
特にメテオバーンで種族を参照する《超聖竜シデン・ギャラクシー》とは相性がいい。
コマンド・ドラゴンがまだいなかったため、優秀な種族でありながら、それなりの汎用性があり無理なく入れられるブロッカーというのは、当時は貴重だったのである。
DMC-46では《魔弾グローリー・ゲート》でサーチしつつそちらをサルベージして中盤を支える役割を担っている。
同時収録されている《聖鎧亜キング・アルカディアス》、《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》、《聖霊王アルファディオス》すべての進化元となることが可能。また、《悪魔聖霊アウゼス》のシンパシー元となって、4→5と流れるような召喚を可能にしている。
DMC-46がエンジェル・コマンドとナイトの2つの種族シナジーを内包しているが、それらの共存が可能となっているのは《魔光死聖グレゴリアス》によるところが非常に大きい。
基本的には、【ナイト】において進化エンジェル・コマンドをフィニッシャーにすることが出来るようになる、一種の拡張パーツである。
アルカディアス夫妻なら《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》からも進化できるが、《魔光王機デ・バウラ伯》の枠からも進化出来るようになると考えれば、それらの運用性も向上するといえる。
《魔光死聖グレゴリアス》と《魔光王機デ・バウラ伯》は共存することも可能なため、それぞれ枚数調整して動きに支障がないようにすると良い。
場合によってはより柔軟なサルベージが可能になったり、【ナイト】の天敵である《天使と悪魔の墳墓》対策にもなる(墳墓避け)。
《魔光死聖グレゴリアス》を介して、DMC-46のように【ナイト】の中でエンジェル・コマンドシナジーを噛ませたり、ドラゴンシナジーを開拓するのも面白い。
DMPS-05で実装。レアリティがレアになり、サルベージが探索になった。
DMPS-04の《電磁闘竜トモエ》と並び、構築済みデッキで新規カードが実装されるのは初。