クイック・ピック/プレオープン環境 [編集]

ピック候補の特徴 [編集]

◆提示されるカードについて
クイック・ピックで提示されるレンタルカードは、以下の商品に収録されたカードの中から選出される。

  • ベーシックカード
  • 最新3つのレギュラーカードパックと、それに付随するエクストラパック
  • デッキビルダー2021
    • ただし、一部選出されないカードもある。

また、「S・トリガー」のみが提示される回では、すべてのカードプールの中から選抜されたもののみが提示される。

提示されるカードの種類がばらけがちなため、ハイランダーになりやすいが、同じ種類のカードを2枚以上確保できることはある。

仕様上、必ずデッキにS・トリガーが最低6枚入る。
4, 8, 12以外でも、S・トリガーを持つカードが出ることはあり、それを選べば7枚以上確保できる。

1ベリーレアやスーパーレア
2コモン
3アンコモン
4S・トリガー
5レア
6コモン
7ベリーレアやスーパーレア
8S・トリガー
9アンコモン
10レア
11コモン
12S・トリガー
13アンコモン
14コモン
15ベリーレアやスーパーレア

文明の選択について [編集]

強力なフィニッシャーが属する文明を有していたり、ビートダウン適性の高い文明で構成されてるデッキカラーは取り扱いやすい。(例:強力なフィニッシャー《竜極神》を擁する黒赤+任意の色、ビートダウン適性の高い赤緑+任意の色 など)

ゴッド・カードなど全体的にカードパワーの高い多色については敵対色3色より友好色3色のほうがラインナップが充実している。
敵対色の組み合わせでなければできないこと(例:ビートダウン性能の高い赤緑ドローソースを入れる など)を目的としない限りは友好色を軸にした3色デッキが扱いやすい。

また、白青赤白黒緑青黒緑など「3色レインボーが存在しないor存在するが癖の強いカードしかない」組み合わせもある点には注意。

比較的扱いやすいゴッド・カードについて、文明ごとに使用可能なものは以下の通り。

DMPP-07DMPP-09のカードプールから選出されるもの

ゴッドは単体で強力なものが多く、大半はデッキの構成に関係なく採用しても問題ないものが多いが、《G・A・E》についてはcipによるサーチが強みの一つである点に注意。

カードの選択について [編集]

通常環境では「《デーモン・ハンド》などでサクッと除去されてしまう」ようなものでも、このルールでは手札に除去カードをキープする難易度が高い(そもそもデッキに1枚も入らないケースすらある)。カードを選ぶ際は固定観念は捨てて書いてあることが強いか弱いかを判断したい。パワーが高いだけでも除去されにくくなる。
例えば、《緑神龍バグナボーン》なら、出せた時点でなかなか除去されないアタッカーとして信頼でき、その上アタックトリガーで手札を消費せずに盤面を補強していくのでかなり強いカードとなる。

単体性能が高くても、性能を最大限に発揮するのに別のカードが必要になるなら、このルールではそこまで強くはない。《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》なら召喚酔いしない高パワーW・ブレイカーという時点で最低限の性能はあるものの、アタックトリガーとバトルの移し替えが使えないと魅力が半減してしまう。

汎用性の高いカードや、除去を行えるカードは単体性能以上の戦果を発揮できる可能性があるため重要性が高い。
前述の通り、除去カードのキープ難易度は通常より高く、除去範囲の限られる《クリティカル・ブレード》《ミスティック・ガストゥール》などのカードも貴重な除去カードとして機能することがある。
ドローソースについては特定のカードに依存しないと引けないもの(例:《リップ・ウォッピー》《鎧亜の剣邪ミストジアス》)はドローソースとしての役割を果たせないこともある点に注意。

コストが軽いものはデッキに一定数含めておくとデッキが安定しやすくなる。
強そうなカードだけを基準に選んでいると、マナカーブが極端になってしまい、序盤に何もできないデッキができてしまう可能性がある。

ゴッド・カードは1枚で2通りのカードとして機能し、G・リンクで高パワーとしても機能するため、ピックしておくと心強い。

進化クリーチャー(特に進化V進化GV)は進化元が引けないと腐るカードである。既にデッキに進化元がある状態でカードが提示されてようやく採用が検討できる。
デッキの方向性を決めかねている段階で進化クリーチャーをピックするのは、それがどれだけ優秀なカードだったとしてもリスクが高い。ピック後に進化元をデッキに確保できなかったらその進化クリーチャーは無駄になる。
見落としがちなのは「多色クリーチャー」や「ドラゴン」など比較的進化元が緩いもの。進化元の選択肢自体は多くても、軽量の進化元が選択肢に出ない場合はとことん出ない。

狙って特定のカードを対策した構築を行うことが難しいため、《驚天の超人》など相手が対策できていなければ強い系統のカードは力を発揮しやすい。

デッキの文明のバランスも、ピック時に考えるべき重要なことである。最悪、明らかな死に札(進化させる気のないカードなど)でも文明バランスのために採用も考えられる。
一応、30枚デッキにサブ文明を6枚を入れた場合、5ターン目ごろにはマナ基盤用とプレイ用の2枚は中確率で引ける計算となる。
序盤サイクルでは色のバランスはそこまで考えず3組の選択肢から最も強い組み合わせをピックしていき、終盤サイクルで極端に少ない色(4枚以下なら色事故の元)を補充する方法で問題ない。

山札が通常フォーマットより10枚少ないため、ライブラリアウトしやすい点は注意。
《封魔ロノヴェル》《闘竜麗姫アントワネット》のような山札を消費するカードは相手のライブラリアウト狙いに利用されたり、《戦攻闘竜アルドロン》山札回復は通常フォーマットより役に立ったりする。
《無頼電脳スプラッシュアックス》など、2枚のアドバンテージを得られるカードを使う場合も残り山札には注意したい。
逆に《暴走機械オーバースキル》ライブラリアウトを狙う手もある。

また、このルールとは著しく相性の悪いカードも存在する。例えば《ハイドロ・コミューン》は「最多種族」と相性が悪いので刺さる場面が皆無であり、《バイオレンス・フュージョン》白黒緑青黒緑黒赤緑時のみ選出される)は「マナブーストがないと13マナ溜めづらい」「山札が30枚しかないので13マナ溜めてもデッキアウトが近い」「デッキにゴッドの枚数・種類を確保しづらい」「2種類以上出せないと普通に自分でG・リンクしたほうが少ないマナで済む」とメリットが皆無である。