黒単(くろたん)ド・ラガンザーク】 [編集]

DMRP-10《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》が登場したことによって成立したデッキタイプ。【黒単オレガ・オーラ】や単に【ド・ラガン】とも呼ぶ。

《葬罪 ホネ損ビー》手札補充を極力成功させるため、基本は黒単で組まれる。《ホネ損ビー》に注目しない場合は【青黒オレガ・オーラ】を参考に。
2マナの墓地肥やしとして《幽具リンリ》が登場した為、以前より《*/弐幻ケルベロック/*》《罪・獄・殺》といったオーラ以外のカードが採用しやすくなった。

DMRP-12で相性の良いカードが大量に追加されたが、フィニッシュ手段が大きく変わってくるので、其方はサブプランとして紹介する。

主要カード [編集]

《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》核。cipとアタックトリガーでコスト8以下のオーラを付ける。罪・無月の大罪で味方が一体犠牲になるのに注意
《無修羅デジルムカデ》クリーチャータップインを強要。ロックの要
《骸魔宮 ドクロガリヤ》GRクリーチャーを1体出して生贄に回せる。破壊とハンデスも強い
《幽影エダマ・フーマ》離れる時、身代わりにできる
《葬罪 ホネ損ビー》初動墓地肥やし。能力が少しずつ異なるので、用途に合わせて選ぼう
《幽具リンリ》
《幽具ギャン》

候補オレガ・オーラ [編集]

ハンデス 
《乱罪 ダイパ殺デー》初動ハンデス無月の大罪で2マナ
《幽鬼ブチャカティ》ハンデス。一度きりのブロッカーにも。生贄としても
《解罪 ジェ霊ニー》精度の高いハンデス。無月の大罪で4マナ
《零星アステル》二枚ハンデス
《罪修羅ジャ悪ペンドラ》重量級ハンデス。複数枚装着すればライブラリアウトも可能。無月の大罪で6マナ
除去 
《衰罪 デ殺パイダー》2000のパワー低下を放つ。元々軽いので生贄の役目も。一応無月の大罪で2マナ
《斬罪 シ蔑ザンド》互いのクリーチャーを1体ずつ破壊。無月の大罪で2マナ
《牙滅罪 ゲ邪ンブルグ》このオーラを付けた時と攻撃時に大幅なパワー低下。無月の大罪で5マナ
《蒼卍龍 ドギラゲンム》確定除去一発と、破壊に反応する手札補充
《卍魔刃 キ・ルジャック》大規模確定除去pigオーラ踏み倒し
《幽具ランジャ》S・トリガー。軽量除去
《罪罰執行 ジョ喰ンマ》S・トリガー確定除去無月の大罪で5マナなので手打ちも
リアニメイト 
《我狼罪 フェンリ業ル》リアニメイト要員その2。墓地から何でも出せる上にパワーも高い。無月の大罪で4マナ
《卍罪 ド・リュザーク》リアニメイト要員その3。このオーラを付けた時も発動。無月の大罪で5マナ
《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》リアニメイト要員その4。一度きりだが、ノーコストで自壊リアニメイトを行う
《失罪 モグニ否フ》準バニラだが、無月の大罪で1マナ
《幽影アイザック・フック》呪文メタ。生贄としても
《重罪 マンダ堕ム》コスト8以下のオーラをサルベージ無月の大罪で3マナ
《零星セブホール》墓地肥やしサルベージ
《*/弐幻ケルベロック/*》水のオーラだが、付けた時のアンタップが非常に便利。
《幽具リンリ》をベースに組むならぜひ採用したい

候補クリーチャー [編集]

《凶鬼51号 ハーシル》無月の大罪における生贄。2マナ。アドバンテージを取る方向性で選びたい
《凶鬼56号 ゴロン》
《デュラン・ベルトラン》
《埋葬の守護者ドルル・フィン》無月の大罪における生贄。3マナ。pigで大量に墓地を肥やせる。
《暗黒鎧 ダースシスK》手札のオーラを捨てて墓地の調整を行う。ノーコストで出せる点も強い
《凶鬼02号 ドゴンギヨス》疑似ランデス墓地肥やし封印からの復帰などが持ち味

候補呪文 [編集]

《大罪十二宮》墓地からオーラが使用可能に。無月の大罪で2マナ
《罪・獄・殺》破壊対象の状態は問わない、オーラ版《地獄門デス・ゲート》
《罪・羅・卍・罰》全体パワー低下。このデッキなら1マナで唱える事もザラ。
《U・S・A・BRELLA》など、厄介なメタクリーチャーの始末に最適

超GRゾーン [編集]

DMRP-12におけるサブプラン [編集]

《滅亡の起源 零無》/《零龍》サブフィニッシャー。このデッキなら条件達成も簡単
《零》毎ターンハンデス。攻撃時に確定除去。
攻撃時はバトルにも強く、コスト軽減も備える
《爆霊魔 タイガニトロ》《零》と組ませて手札を空にする
《零星アンバラン》付けた時、互いのクリーチャーを破壊。《破壊の儀》の条件を達成させるのが早い

このデッキの回し方 [編集]

序盤は墓地を肥やしつつ、無月の大罪で早出ししたオーラの効果でアドバンテージを稼ぐ。
準備ができ次第《無修羅デジルムカデ》を召喚。遅延させた後は《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》の殴り返しでアドバンテージを稼ぎつつ、相手の返し手がなくなったところで1ショットキルを仕掛ける。

DMRP-12のサブプランを考慮する場合は零龍卍誕達成時に1ショットキルを狙う。
ゲーム開始時に相手の手札を一枚増やしてしまう為、ハンデスを多用して増えた手札を利用させないようにしたい。

長所 [編集]

GR召喚は基本的にコスト踏み倒しメタに強く、バトルゾーンに出ることを阻害されにくい。
全体的にバトルゾーンを離れた時能力や耐性を持つGRクリーチャーが多く、《奇石 ミクセル》方式のコスト踏み倒しメタにも強い。

呪文が全く入らないか、入っても2、3枚程度なので呪文メタにも強い。
また、マッドネスが入っていないにもかかわらず、《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》が相手のターン中に山札のてっぺんへ舞い戻る効果を持つのでハンデスにも強い。むしろ手札破壊を受ければ受けるほど強くなる利点も。

順調にオレガ・オーラを装着し続けると火力は元よりタップインを絡めたパワー15000前後のファッティによる殴り返し《ドンジャングルS7》方式の攻撃対象固定にビクともしないパワーラインになる。

短所 [編集]

1体のクリーチャーだけをオーラで強化し続けるとそのクリーチャーがバトルゾーンを離れた時に立て直しが困難となる為、ある程度のGRクリーチャーを展開する必要がある。【5色蒼龍】などパワーを問わない除去を放つ手段の豊富なデッキには脆い。

カウンター封じがないのでS・トリガーからコンボに入ることができるデッキにも不利が付く。《罪修羅ジャ悪ペンドラ》山札破壊効果にブレイクを要するため、シールド0枚からの革命0トリガーニンジャ・ストライク程度しか防げない。

しかし何といっても墓地利用メタには弱い。《ポクチンちん》《ポクタマたま》を出されたら諦めて再び墓地を肥やそう。

環境での変遷 [編集]

成立早々チャンピオンシップでの入賞が報告され、その後も各地のCSで上位入賞の報告がちらほら見られるようになった。
しかし、【ジョット・ガン・ジョラゴン】など他のデッキタイプが勢いを伸ばしていくと、あまり環境で見かけにくくなった。

ただDMBD-12《幽具リンリ》を獲得してからはデッキビルディングの幅が広がり、DMRP-12では《零龍》も新たにサブフィニッシャーとして使えるようになった。

これからの活躍を期待したいところだったが、後にGR潰しの《U・S・A・BRELLA》《とこしえの超人》が登場。
GRクリーチャーがいなければ当然オーラもバトルゾーンに出ないため、大幅な弱体化を余儀なくされた。
現在はコスト踏み倒しメタを見ない場合が珍しくなり、除去呪文などオーラだけに頼らない構築が求められるようになった。

参考 [編集]