大神秘(だいしんぴ)イダ》 [編集]

大神秘イダ UC 自然文明 (5)
進化クリーチャー:ジャイアント/サムライ 7000
マナ進化:自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
W・ブレイカー

DM-35で登場したマナ進化ジャイアント/サムライ

W・ブレイカー以外の効果を持たない準バニラだが、種族進化方法が非常に優秀。
ビートダウンの中盤の一押しが欲しい5コスト到達点でパワー7000の疑似スピードアタッカーは非常に強力。5以上にマナを伸ばす必要が無いビートダウンデッキに置いてはよく採用される。

ジャイアントサムライはどちらもサポートカードが豊富であり、特に《西南の超人》によるコスト軽減の恩恵を受けられる点は大きい。
加えてバトルゾーンの戦力を減らさずに召喚されるマナ進化であるため、奇襲性は抜群であり、場合によってはわずか1コスト疑似スピードアタッカーと化すことも。
《進化の化身》からそのまま繋げられるのも利点だろう。

《西南の超人》《剛撃戦攻ドルゲーザ》《大神秘イダ》×2といけば、そのままゲームエンドである。《西南の超人》セイバーにより、《デーモン・ハンド》1枚程度のS・トリガーなら問題はない。
また《奇兵の超人》で二体呼んでくれば、6マナW・ブレイカーが二体並ぶ。

コスト5の自然クリーチャーであることから《邪帝斧 ボアロアックス》および《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を利用するビートダウンとも相性が良く、マナゾーンから呼び出すことで即座に2打点を追加することができる。マナの消費はより激しくなるため、《成長の面 ナム=アウェイキ》《ベル・ザ・エレメンタル》の能力でカバーしたいところ。

DM23-RP4では《超重竜 ゴルファンタジスタ》が登場。このクリーチャーから革命チェンジでき、そちらのcipでこのクリーチャーをマナから踏み倒すこともできるため、ビートダウンデッキでは抜群に相性が良い。《龍装者 バルチュリス》を併用すれば3ターンキルも可能。

環境において [編集]

《邪神M・ロマノフ》殿堂入り後の【Mロマノフビート】では、《進化の化身》から呼び出されるサブフィニッシャーとして採用された。そちらはあまりマナが伸びずこれを詰めの1手に出しても大きなデメリットとなり辛かった。サイキックマスター日本一決定戦のレギュラークラス優勝デッキにも採用されていた。

エピソード1環境からエピソード2環境では【赤緑ギフト】【ラムダビート】の追撃要員として使われた。当然サイキックではないので、《希望の親衛隊ファンク》で溶かされないという利点があった。

ドラゴン・サーガ環境では【緑単サソリス】において、《邪帝斧 ボアロアックス》で踏み倒せる召喚酔いしないW・ブレイカーであるため、定番フィニッシャーとして活躍した。ここでもやはりクリーチャーである点が優位に働いた。

しかしその後、【緑単サソリス】コントロール型にシフト。相性の良いデッキが減ったことやインフレによって小型~中型クリーチャーのスペックが向上したことで、このカードもあまりあまり見かけなくなった。

永らく環境から姿を消したが、【青緑ジャイアント】が環境に進出すると、ジャイアントメクレイド5に引っ掛かる疑似スピードアタッカーという点から稀にそちらに使われるように。もっとも、アドバンス《13番目の計画》型に数合わせ的に入るのが関の山か。

ぱっと見たスペックは淡白であり、文明のシューティングガイアールのようなコストパフォーマンスに優れた動きに劣ってしまいそうだが、自然文明、5コストパワー7000、マナ進化進化クリーチャーである点などから独自の需要を生み出し、長い間使われたカードであった。特に手頃なサイズの進化クリーチャーという点が大きく、いかにも神化編らしい1枚と言えるだろう。また、永い雌伏の時を経て今度は種族を評価されるようになった。

比較対象について [編集]

その他 [編集]

  • 名前の「イダ」はフレーバーテキストにもある「韋駄天」から取ったのだろう。
    ちなみに韋駄天とは毘沙門天阿修羅と同じく仏教の神の名前で、とても足が速いとされている。
  • DMX-22にて再録された際は「進撃」の文字がでかく描かれたDramatic Cardのような仕様となっているが、これは巨人繋がりで漫画『進撃の巨人』を元ネタにしているからだろう。フレーバーテキストも、劇中でのジャン・キルシュタインのセリフを少々改変したものになっている。
    • 『進撃の巨人』が元ネタであるにもかかわらずそのキャラクターがいないのは、版権元である講談社や作者である諫山創氏からの許可が下りなかった、もしくは下りる見込みがなかったからだと考えられる。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

性能は全く同じでDMPP-13にて登場した。レアリティはレアに上昇。

TCG版とは環境が全く異なるため、《西南の超人》を入れる【ジャイアント】でさえ採用されることが少ないカードであった。

DMPB-04再録。相変わらず普通に使う場合は使用価値の感じにくい中速アタッカーだが、進化も出せる《邪帝斧 ボアロアックス》で踏み倒しで出すには替えのきかないクリーチャーである。

《龍覇 イメン=ブーゴ》から装備した《ボアロアックス》のcip《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》、さらに《イメン=ブーゴ》の攻撃に反応したアタックトリガーで《大神秘イダ》で5打点が生成できる。序盤に《青銅の面 ナム=ダエッド》《成長の面 ナム=アウェイキ》で削り要員があるならリーサルが見える。

DMPP-24《豪勇者「猛攻の面」》とは相性抜群。《邪帝斧 ボアロアックス》装備させた《龍覇 サソリス》を《「猛攻の面」》に進化させて攻撃すれば、先に《ボアロアックス》が《イダ》を出す処理を済ませてから《「猛攻の面」》のアタックトリガーのパワー2倍パワード・ブレイカー付与が処理されるため、《イダ》がパワー14000の即時3打点となる。ただし、マナから踏み倒す都合上《「猛攻の面」》が持つマナ武装の全体アンブロッカブル破壊置換効果付与を剥がしてしまいかねないため注意が必要。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]