《切札縫合(きりふだほうごう) 零災(ゼーロスター)》

切札縫合 零災 VR 水/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/マスター・ドラゴンZ/トリニティ・コマンド 0
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
ブロッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、次の能力を3回まで使う。
▶自分の山札の上から3枚を見る。その中から1枚を手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。
このクリーチャーは、パワーが0以下の間破壊されず、すべてのバトルに勝つ。

DM26-EX4で登場したディスペクター/マスター・ドラゴンZ/トリニティ・コマンド。

EXライフとブロッカー持ちの3打点。
cipでは、山札の上3枚を手札・マナゾーン・墓地に分配する単一のモードを3回まで行う。

パワーが0以下という条件付きで、破壊限定の完全耐性とすべてのバトルに勝つを発揮する。
他のカードに見られる「(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)」状況起因処理は上記の破壊されない能力によって免れる。
面白い部分として、他のディスペクターは《深淵の逆転撃》などのパワー低下にはEXライフシールドを燃やされた上で破壊されるところ、このクリーチャーはパワー低下では本体もEXシールドも無傷である。(能力の無視をされた場合を除く。)
なお《零龍》や《Σ龍》とは異なり、破壊以外の除去(マナ送りやバウンスなど)はカバーされないので注意。それら除去に対してはEXライフが消費される。

cipは、合成元である《天災 デドダム》をそのまま3体分に増やしたような内容。
これ単体でEXライフと合わせ最大10枚も山札を削ることができ、見る範囲は0, 3, 6, 9枚の任意である。山札を掘れる範囲はコスト比の出すタイミングからするとほぼ山札半周分に相当する。
2体も出して山札20枚を消費すれば山札切れ寸前あるいは0枚となり、これを逆手に取って《水上第九院 シャコガイル》や《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》などとのコンボに繋ぐような利用方法も考えられる。

cipを消化した後盤面に残る肉体の性能も侮れず、半端なクリーチャーではEXライフを剥がすことすら叶わない。
ブロッカーを持つため、こちらの他のクリーチャーやシールドに攻撃するには離れづらいこのクリーチャーを突破する必要がある。
よほど破壊でない除去を高頻度で振り回したり無視などの特殊な手段を擁するデッキでなければ、ビートダウン相手にはけん制としてよく機能するだろう。

懸念される事柄は、単体でゲームを動かすような力を一切持たない点や、相手への干渉が薄い点に集約されるだろうか。
そもそもの話としてこのカードを絡ませる必要があるのかもよく吟味する必要がある。

縫合ディスペクター内でも五本の指に入るリソース回転力で優位な戦いを仕掛けられることには違いないが、上述の通り《ブラック・ビッグバン》のような迅速に勝利を目指すカード、《電磁魔天イエス・ザナドゥ》など増えたリソースを出力に転換したり相手の状況にメスを加えるカードなど、別の要素と併用することが前提ではある。
8コストのこれを出せている状況ならば《聖魔連結王 ドルファディロム》等の勝負を決めうるフィニッシャーも出せると思われ、それらより優先して《零災》の着地を優先するデッキはそう多くないだろう。

幸い、強力なサーチ性能により山札から適切な選択肢を掘り当てることは難しくなく、それによって一発勝利のようなコンボを決めなくとも十分な継戦能力を担保することはできる。
他にも一例が《裏斬隠 テンサイ・ハート》や《秩序の意志》等の手札誘発の抱え込み。さながら《マニフェスト <リーフ.Star>》のように、好きな防御札を引っ張り出して構えられる。
逆に、《真気楼と誠偽感の決断》から《ブレイン・スラッシュ》を介するなどして相手ターン中にこれを出せれば、1枚で2つの公開ゾーンまで急速に潤うため一気に逆転に近づく。

ブレイク数はT・ブレイカー。パワーを6000で割った数と一致していない部分は《零龍》と同じだが、ワールド・ブレイカーという極端なデザインにはされていない。
大抵の大型ディスペクター相応のものを割り当て、あるいはパワーが飾りであるラスボスの括りで《伝説の禁断 ドキンダムX》や《終焉の禁断 ドルマゲドンX》ぐらいの3点アタッカーが妥当と判断されたか。

総じて、堅実さがオーバーフローした結果、有効活用の道筋をより丁寧に追うことを要する破天荒な1枚と言える。

ルール

  • このカードの「次の能力を3回まで使う。」は、「1回▶を使うたびに次も使うかここでやめるかを決めることができる」裁定となっている。https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/49539/
    パーフェクト呪文や《範丸の超人》といったモードの記号のある能力は、効果を使い始める前にその回数とどの「▶」の選択肢かを決める裁定となっているが、それらとは異なる《切札縫合 零災》固有の裁定となっている。
  • Magic:The Gathering風、あるいはデュエプレの《爆流忍法 不死鳥の術》を参考にして添削するなら、次のようなテキストであると言い換えることができる。(逆の言い方をするなら、「繰り返す」の文言が含まれていないのなら、プレイヤーが1回ごとに継続するか停止するかの選択権があることを確定できない。)
    次の能力を1回使ってもよい。この手順を最大3回行うまで繰り返す。

その他

《零龍(ゼーロン)》と《天災(ディザスター) デドダム》を合成した『縫合』ディスペクター。

+  合成元との関係
  • 名前を混合して作るディスペクターのネーミングでは珍しく、ひらがなとカタカナと記号が入っていない。
  • 《零龍》の関連カードであるゼロリストに《零星(ゼロスター)○○》カードがあるが、《零災(ゼーロスター)》と読みが似ているのは偶然と思われる。

関連カード

収録セット

参考