範丸の超人(オリンピア・ジャイアント) [編集]

範丸の超人 VR 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント 21000
Q・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャー1体につき、次の効果を使ってもよい。
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。
相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーは離れない。

DM24-RP1で登場した自然ジャイアント

cip効果バトルを放つ大型クリーチャーであり、バトルに勝つたびに相手のシールドをブレイクできるQ・ブレイカー
また、相手のクリーチャーの能力によってバトルゾーンを離れないという能力を持つ。

離れない能力は《異端流し オニカマス》のようなコスト踏み倒しメタの多くを無力化できる他、《アクア・サーファー》のようなcip持ちのS・トリガー獣に出くわしても除去される事がない。この為、アンタッチャブル持ちクリーチャーのようにダイレクトアタック要員としても向いている。
また、スレイヤーも無効化できる為、通常では厄介なクリーチャー相手にも強気でバトルを仕掛けられる。
ただし、その相手クリーチャーのパワーで相打ちもしくは敗北になるならバトルに負けて破壊されてしまうので調子に乗らないように。「すべてのバトルに勝つ」も、直接的に離れさせる効果ではなく、バトルに負けた結果として破壊されて離れる。
コスト踏み倒しメタに関しても《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》のように場に出すことすら許さない相手は対処できない。このクリーチャーの離れない能力はバトルゾーンにある間でしか働かないからである。

単純に《型破の兎》《Disゾロスター》などマナ加速餅のクリーチャーを並べてからこのクリーチャーを出せば2~3体は除去できるだろう。
バトル先となる相手クリーチャーは1回毎で選び直すため、《ザイタク・チュリス》《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》といった破壊耐性を持つクリーチャーに複数回バトルを仕掛ける事も可能。そうなれば相手のクリーチャー数が少なくてもシールドの大量ブレイクが見込める。
5体破壊して一撃必殺と行けば最高だが、【カリヤドネループ】のように相手が展開しないデッキでは役に立たないのでアテにしすぎないほうがよいか。

ルール [編集]

cipのバトルは、1回も行わないか、自分のクリーチャー・エレメント数分行うかの2択である。1〜自分のクリーチャー・エレメント数未満の回数バトルすることは認められない(裁定)。

  • これは《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の処理と異なるように見える。
    • 《霊淵 アガルーム=プルーフ》2025.5.1付の裁定とも異なっている。
      +  ...

《範丸の超人》自身も自分のクリーチャーの頭数に入るので、少なくとも1回は効果バトルが行える。
効果バトルをする前にバトルゾーンを離れていたら「このクリーチャーをバトルさせる」が対象不在となるため効果バトルが不発になる。

「▶」の能力はその一連の処理が終わるまで誘発型能力の割り込みは起こらない。《範丸の超人》の「このクリーチャーがバトルに勝った時」は「▶」の能力が終了してから解決を開始できる。

スレイヤーはクリーチャーの能力なので、《範丸の超人》がバトルを行ったクリーチャーがスレイヤーを持っていてもバトルの後、破壊されるのが「離れない」で無効化される。
たとえこちらの《イモータル・ブレード》が発生源で各クリーチャーにスレイヤーを与えていても、受け取ったクリーチャーの能力として扱われる(《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》の裁定を参照のこと)。

「どこからでも墓地に置かれた時」の《疾封怒闘 キューブリック》のように、カードタイプがクリーチャーだがバトルゾーンとは無関係の場所で誘発するものは「クリーチャーの能力で」指定をすり抜ける裁定となっている。《範丸の超人》がバトルして相手の《疾封怒闘》を破壊したとしても、pigとは別扱いなのでバウンスで《範丸の超人》を離れさせることができる(こちらも《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》の裁定を参照)。

  • 裁定の都合上、「自分のクリーチャーの数>相手のクリーチャー」で「相手にパワー21000以上のクリーチャーがいる」場合、《範丸の超人》を使い捨てにするかcip使用を諦めるかの2択になるため、裁定発表の影響で使い勝手が悪くなった。

相手のクリーチャーの効果でパワー低下が与えられてこのクリーチャーのパワーが0以下になった場合、このクリーチャーは破壊されてしまう。
これは《竜骨なる者ザビ・リゲル》で詳しいが、パワー0以下は「ルールによる破壊」なので「相手のクリーチャーの能力による破壊」とは別物だから。

《恐気の覚醒者ランブル・レクター》ともバトルできる。そちらは「(A)するかわりに(離れさせる)」の構文で、置換先の(離れさせる)が《範丸の超人》によって適切に処理ができないので(A)すること、つまりバトルを置き換えることができない。なので、単純なパワー勝負となり、結果としてこのクリーチャーが勝てる。

環境において [編集]

最初は単なるオーバーキルとして低く評価されていたが、DM24-RP2発売近くになると余りにアビス系統のデッキが跋扈するようになったため、大量破壊兵器として1枚程度【青緑ジャイアント】に投入されるケースが散見されるようになった。

DM24-BD1DM24-BD2期時点では【青緑キャベッジ・セッションズ】も主な居場所の1つ。他の目ぼしい除去と異なり《キャベッジ・セッションズ》での連鎖が繋がるのが利点。

収録セット [編集]

参考 [編集]