STORY OF DUEL MASTERS ~コード:ベスティ~ [編集]

2024年2月末から同年6月中旬まで、コロコロオンラインで隔週連載されていた漫画作品。全9話。

概要 [編集]

DM23-EX1で語られたメカ・ゴッド・ノヴァOMGマジック・アウトレイジMAXの戦いが描かれている。
作者は「デュエル・ジャック!!」などを書いた伊原しげかつ氏。

同作者の「ストーリー・オブ・デュエル・マスターズ」(エピソード3編)の直接的な続編ではないが、一部設定[1]が今作に流用されている。

タイトルの「コード:ベスティ」は、「cord」(電気コード、絆)、「code」(符号、暗号)、「chord」(楽器の弦、和音)と「bestie」(親友)の組み合わせと思われる。

主な登場人物 [編集]

アウトレイジ [編集]

  • アリス
    アウトレイジ側の主人公兼ヒロイン、かつ本作の実質的な主人公。機械神化に対抗すべく、バンド「RAGE CRYSTAL」を結成する。
    テスタ・ロッサを異性と認識している可能性が非常に高い。
  • テスタ・ロッサ
    アリスの仲間だが、大戦で《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》と相討ちになり戦死したため、既に故人となっている。
    中盤アカシアの策謀で、彼を模した機械人形がアリスの前に現れ、彼女を取り込もうとしたがクロスファイアに破壊された。だが最終決戦にて…
    例によって一人称が「ボク」だったり「オレ」だったりで不安定。素では「ボク」だが感情が昂ると「オレ」になるのかもしれない。
  • キャロル
    TCG版では「RAGE CRYSTAL」のボーカル担当だが、本作ではギターを担当。一応酒場でのライブシーンではボーカルもしている。

オラクル [編集]

  • イズモ
    オラクル側の主人公。
    ヨミ亡き後のオラクル教団の教祖。機械神化に対抗すべくアウトレイジとの共闘を決意する。
    中盤ヨミに攫われアカシアに飲み込まれるも、アリスの尽力で帰還した。
  • ゾロスター
    神となるべく機械神殿アカシアにアクセスした結果、アカシアに取り込まれ《偽神類 ゾロスター》となる。
    TCG版同様元凶かつアカシアの被害者の一人ではあるが、ただ神になる欲望のままに動いたあちらとは異なり、後述のシフォンが関与していたため、同情の余地があるような描写がなされている。
  • ヨミ
    先述の通り故人となっているが、アカシアの力で彼を模した機械人形が《機械神類 ヨミ》として顕現。
    しかし終盤では…
  • 神化のイザナイ シフォン
    ゾロスターの妹だが、その正体はアカシアの力で作られた、彼女を模した機械人形。ゾロスターの無念に漬け込んで彼を操り、アカシア計画を進行させる。
    本人は本編の数年前に病死しているのだが…

その他 [編集]

  • 《仙界一の天才 ミロク》
    機械神殿アカシアの製作者。アカシアの暴走に対し悪びれないばかりか、アカシアの融合相手の精神を崩壊させる性質を面白がるなど傲慢なマッドサイエンティストとして描かれている。
    流石に世界の破壊には若干否定的で、終盤ではアカシアを止めようとするアウトレイジに力を貸した。

用語 [編集]

  • 先の大戦
    「コード・ベスティ」以前に起きた、アウトレイジとオラクルの抗争。大まかな経過はエピソード3背景ストーリーと同じだが、最後決着を付けるのがテスタ・ロッサになっているなど細部に違いがある。
  • 機械神殿アカシア
    水文明の融合計画の一環で作られた、機械仕掛けの神と生物を融合させる装置。
    標的の大切な人を模した機械人形を使って対象者の記憶を取り込み、心を壊して一体化する性質を持つ。
    暴走によりミロクの手で封印されていたが、大戦による地殼変動で動き出した。
    +  ネタバレ
  • 魂の歌
    アカシアの機械神化に対抗する秘術。精神と肉体を活性化させ、時空をも超える「音」の可能性に注目したミロクによって編み出され、アリスが発見した。

参考 [編集]


[1] クロスファイアをリーダーにした、彼とテスタとアリスとパルサーの派閥が形成されている、テスタが元オラクル教徒かつアウトレイジの新入りであることなど。