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豊潤フォージュン C 自然文明 (3) |
呪文 |
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードが5枚以下なら、カードを1枚引く。 |
1マナブーストと、5マナ以下であることを条件としたキャントリップを持つ。
5マナの状態で唱えても、この呪文の効果で1マナブーストされて6マナになるのでキャントリップは発動しない。
つまり、キャントリップが使えるのは4マナ以下の状態でこの呪文を唱えた時である。
既出のコスト3の類似カードには《ジオ・ブロンズ・マジック》があった。手札の入れ替えにはならないが、結果として手札を減らさない呪文では《フェアリーの火の子祭》や《ガチンコ・ルーレット》もライバルとなりうる。
先程挙げた3枚は、いずれも非公開ゾーンの結果を参照するため不確実である一方、《豊潤フォージュン》はマナゾーンの枚数で判断するため、振れ幅もない。
実際の試合の流れで考えると、キャントリップが使えるのは普通に3ターン目・3マナ時に唱えたときか、《フェアリー・ライフ》などから繋いだ4→6の最中のみであり、ランデスを受けるかチャージを見送らない限りゲーム内では一度きりしか発動できないことを意味する。
ブースト札共通の弱点として、これ以上マナが要らない終盤には完全に腐るのは据え置きで、さらには追加効果が中盤以降損なわれると、複数枚採用および2枚目以降の詠唱が極めて弱い特徴を持つ。
「マナブーストを採用するデッキは、1試合に最低2枚、必要なら合計3枚以上マナブーストし、コスト7以上の重量級カードを目指す」という固定観念の中では、このカードは他のブースト札を蹴ってまで採用する性能はないと評価できる。
登場からまともに採用されていなかったが、2022年6月に行われた『全国大会2019』日本一決定戦にて3位に輝いた【青黒赤緑邪王門】に、5枚目以降の《天災 デドダム》及び単色マナ枠として3枚投入されていた。ゲームの高速化に加え5マナまで溜まれば《鬼ヶ大王 ジャオウガ》で1ショットキルに向かうことができることが採用理由と見られる。
2022年末からオリジナルの【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】でも使われるようになった。マナブースト手段が豊富なので5マナ以降は他のマナブーストで事足りる。
【4色万軍投】にも2枚程度挿される場合がある。優秀な多色マナブーストが増えたことでデッキ全体の多色比率が上がり過ぎたため使いやすい単色枠として再評価された側面もある。
その後もDM23-RP3期には【ブレスラチェイン】での入賞が確認された。最速なら5マナ溜まれば《ディスタス・ゲート》や《ナウ・オア・ネバー》で即死を狙えるためである。
DM23-RP3最終週辺りになると、【ブレスラチェイン】での使用に引っ張られてその源流の1つである通常の【5色ザーディクリカ】でも使われるようになった。
2024年の全国大会2024以降から【黒緑アビス】を想定したマナブースト札として【青緑ジャイアント】に採用され始め、ゴールデンウィーク明けには、オリジナルの実績が見られた(70人参加、3位)。
DMPP-23で能力そのままで実装。TCGで実績が知られるカードだが、レアリティ上昇はなくコモンを維持している。