どこからでも [編集]

デュエル・マスターズにおいて、誘発条件や置換効果条件に用いられ、ごく少数のカードにか見られない。

発生源が自身で「どこからでも墓地に置かれた(置かれる)時」である場合、移動先の墓地でトリガーするという特例のルールが適用される。

明確な決まりではないが、このテキストを持つのはアウトレイジが比較的多い。

自身以外のカードを「どこからでも」で監視するカード [編集]

誘発型能力 [編集]

常在型能力 [編集]

その他 [編集]

  • 上のまとめは、実際にカードテキストに「どこからでも」を持つもののみを集めている。
    • 手札以外メタでも、《とこしえの超人》のように「どこからでも」が書かれていないものもある。このパターンは記載していない。
  • テキストの用語ではないが、効果を分析すると「(一部のゾーン以外なら)どこへでも」で反応するカードもある。《天命王 エバーラスト》《気高き魂 不動》などはバトルゾーンから自分のクリーチャーが墓地以外のどこへでも置かれようとした時、置換効果でバトルゾーンにとどまる。

このカードがどこからでも墓地に置かれた(る)時 [編集]

pigまたは破壊置換効果の上位互換……と思いきや色々と差異がある。
以下は単なる表記ゆれにすぎない。

  • 「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」
  • 「この(クリーチャー/呪文)がどこからでも墓地に置かれた時」

「どこからでも墓地に置かれ『』時」のルール [編集]

当然ながら、クリーチャーとして表出している必要はない。手札交換で捨てただけでも誘発できる。これは特に難しくないので省略。

「破壊された時」との差異 [編集]

クリーチャーとして表出している場合、あるいはそれ以外の方法でバトルゾーンに存在しているカードである場合、この能力は墓地に置かれた時に墓地で誘発する。
破壊された時(pig)は破壊されることが確定した時にバトルゾーンで誘発する能力であるため、以下の差異が生じる。

「破壊された時」のテキストでは誘発しない、以下の状況で誘発する。

「破壊された時」のテキストでは誘発していた、以下の状況で誘発しない。

  • 「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時」の能力を持つクリーチャーを選んだ《アカシック・パラレル》などが、破壊された場合。
    • 「選んだクリーチャーになる」能力はバトルゾーンでのみ有効であり、破壊され墓地に置かれたクリーチャーはあくまでも《アカシック・パラレル》であるため。(参考

「破壊された時」のテキストでは不利益が生じていた、以下の状況で不利益が生じない。

自身の移動に対し「どこからでも」で反応するカード [編集]

《ルツパーフェ・パンツァー》など、その実態は「手札以外からのどこからでも出た時」であっても、カードテキストに「どこからでも」が書かれていないものは除外。《スパイク・スピーゲル》は「どこからでも」が書かれているので掲載。

カード名直前の補足移動先効果
《D2M マグラカヅラ》なし墓地バトルゾーンに自分のD2フィールドがあれば、自身を墓地回収
《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》なし墓地山札回復
《ヴァイナル=ヴィランド》なし墓地バトルゾーンに自分のアビスがあれば、山札から墓地肥やし
《一なる部隊 イワシン》なし墓地手札交換
《刃の御家人 タチ・ウォー》なし墓地パワー2000以下の相手獣バウンス
《吸血男爵 シャドウ》なし墓地自分のマナゾーンに闇のカードが3枚以上あれば、-2000のパワー低下
《永遠の少女 ワカメチャ》なし墓地山札回復
《沈黙の戦士 ダンプ・タンク》なし墓地1000火力
《爆撃男》なし墓地-2000のパワー低下
《疾封怒闘 キューブリック》なし墓地自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上あれば、バウンス
《緑知銀 グィムショウ》なし墓地山札回復
《2番ウッドのタイガーくん》手札以外マナゾーンかわりに出す
《スパイク・スピーゲル》手札以外バトルゾーンcipで2ドロー

「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれ『』時」のルール [編集]

「このクリーチャーがどこからでも(自分の)墓地に置かれ時」は、代表的なのは《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》の持つ置換効果による山札回復である。したがって同じ山札回復能力である《永遠の少女 ワカメチャ》と比較して説明する。

山札にこれらのカードが1枚だけある状態で《ヴォルグ・サンダー》が使われた場合、それぞれ以下のように作用する。

  • 《フォーエバー・プリンセス》:「置かれる時」のカードを実際に墓地に置くことなく、山札を回復する。山札の枚数が0枚になるタイミングは発生しない。
  • 《ワカメチャ》:《ワカメチャ》を実際に墓地に置く。その結果、山札の枚数が0枚になるため、能力が誘発する前にライブラリアウトにより敗北する。

一方で、「置かれる時」の能力は置換効果である。置換効果は連鎖しないルールにより、《S級宇宙 アダムスキー》《剛勇王機フルメタル・レモン》などにはそれぞれ以下のように作用する。

  • 《フォーエバー・プリンセス》:さらに置き換えることはできず、そのまま墓地に置かれて山札回復できない。
  • 《ワカメチャ》:《ワカメチャ》を実際に墓地に置く。その結果、解決によって山札回復できる。

さらに、「どこからでも」特有のルールとしてこの「置かれる時」テキストでも、移動前のゾーンの無視は適用されず、常時発動できる。したがって、バトルゾーンの裏向きの封印を墓地に置こうとし、その中身が《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》なら、墓地に置くのを置き換えて山札回復が発動する。(公式Q&A

確かに、山札から裏向きのカードを墓地に置こうとし、その中身が《悠久》なら墓地に置くのを置き換えて山札回復が発動していることを考えると、封印の場合も置換効果が発動するのは納得できる。

「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時」とあるカード [編集]

全3種

その他 [編集]

  • 最初期に登場したカードには、「バトルゾーンから墓地に置かれた時」というテキストが存在していた。それらのカードには「このカードがどこからでも墓地に置かれた時」と同様、進化元から墓地に置かれても誘発するとの裁定が出ていた時期がある。
  • 《妖蟲闘竜サモハン》などの「このカードが墓地に置かれた時、それが墓地に置かれる直前に進化クリーチャーの下にあった場合、カードを1枚引いてもよい」は、進化クリーチャーの下にあった場合に限ってこの能力と同じように処理できる。(参考
  • メガ・ラスト・バースト注釈文が「このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい」であるが、進化元や封印のため能力が無視されている場合は誘発しない裁定である(参考)。「このクリーチャーが離れて」で始まる注釈文なため、離れた時と同様にバトルゾーンで誘発する能力という裁定だと考えられる。

公式Q&A

「置かれる時」との差異

Q.《一なる部隊 イワシン》の、「どこからでも自分の墓地に置かれた時」と「どこからでも自分の墓地に置かれる時」という書き方の違いは何ですか? (更新日:2017.11.14)
A.「どこからでも自分の墓地に置かれた時」の場合は墓地に置かれてから効果を発揮しますが、「どこからでも自分の墓地に置かれる時」の場合は、元々あったゾーンで効果を発揮する点が違います。。例えば後者の場合、バトルゾーンにある進化クリーチャーの下にあり、それがバトルゾーンで破壊されて墓地に置かれる時、進化クリーチャーの下にあるのでその特性は無視され、効果を使う事はできません。
引用元(2019.7.2)

バトルゾーンで能力が無視されている場合

Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンにいる状況で、バトルゾーンにいる《一なる部隊 イワシン》が破壊された場合、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」とは異なり、元あったゾーンの状態に関わらず、墓地に置かれたタイミングでトリガーします。
引用元(2021.8.6)

Q.《あたりポンの助》の「出た時」の能力で《疾封怒闘 キューブリック》を選んでいる状況です。この状況でバトルゾーンにいる《疾封怒闘 キューブリック》が破壊された場合、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」とは異なり、元あったゾーンの状態に関わらず、墓地に置かれたタイミングでトリガーします。
引用元(2022.2.18)

進化元の状態で墓地に置かれた場合

Q.このカードがバトルゾーンにある進化クリーチャーの下にある時、進化クリーチャーが破壊され、墓地に置かれました。この時《一なる部隊 イワシン》の能力は使えますか?(更新日:2017.11.14)
A.使えます。《一なる部隊 イワシン》の能力はどこからでも墓地に置かれた時に使えるので、進化クリーチャーの下にある状態で墓地に置かれても、問題なく能力を使う事ができます。
引用元(2019.7.2)

山札から墓地に置かれた場合

Q.《D2M マグラカヅラ》の最後の能力は山札から墓地に行った時も使えますか?
A.はい、使えます。
引用元

Q.自分の山札をすべて墓地に置いた時、《永遠の少女 ワカメチャ》が含まれていました。墓地をシャッフルして山札にすれば負けませんか?
A.いいえ、この効果は置き換え効果ではないので、山札がなくなった瞬間に負けになります。
引用元(2019.7.2)

「クリーチャーになる」能力で一時的に特性が変更されているクリーチャーが墓地に置かれた場合

Q.《アカシック・パラレル》の「出た時」の能力で、相手の《一なる部隊 イワシン》を選びました。
この《アカシック・パラレル》を破壊した時、自分はその「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時」の能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」と異なり、墓地に置いた時にトリガーする能力です。破壊された時点では《一なる部隊 イワシン》でしたが、墓地に置いたのは《アカシック・パラレル》ですので、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力もトリガーしません。
引用元(2022.2.18)

ゾーンを複数回移動する場合

Q.自分の《怒流牙 佐助の超人》の「出た時」の能力で《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》を捨てて、その後マナゾーンに置きました。この「墓地に置かれた時」の能力は、解決できますか?
A.はい、解決できます。呪文能力にある誘発型能力も、墓地に置いた時点でトリガーし、解決します。
(総合ルール 603.2)
引用元(2021.2.19)

その他

Q.相手の《疾封怒闘 キューブリック》の「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力で、自分の《ケンゲキオージャ ~究極火焔~》がバトルゾーンから手札に戻される際、「相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが離れる時」の能力で自分はゲームに勝ちますか?
A.いいえ、ゲームに勝ちません。「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力は、「破壊された時」と異なり、墓地でトリガーする能力ですので、バトルゾーンにあるクリーチャーの能力として扱いません。
引用元(2022.2.18)

Q.《帝神龍装 ティーゾリス》が持つ「自分のクリーチャーが破壊された時〜」の能力で、《爆撃男》が持つ「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力を2回使うことは出来ますか?
A.《爆撃男》がバトルゾーンで破壊されていた場合は2回使うことが出来ます。手札や、バトルゾーンにあるカードの下から墓地に置かれた際には《帝神龍装 ティーゾリス》の能力は使えません。
引用元(2019.12.20)