極頂秘伝(きょくちょうひでん)ゼニス・シンフォニー》 [編集]

極頂秘伝ゼニス・シンフォニー 秘(P)(R) 無色 (9)
呪文
アタック・チャンス:アンノウン(自分のアンノウンが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
自分の、アンノウンとゼニス両方を種族に持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに自分の手札から召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーを手札に戻す。

DMR-06で登場した無色アタック・チャンス呪文

初の無色呪文であり、「アタック・チャンスアンノウン」と、アンノウンかつゼニスクリーチャー1体をコストを支払わずに手札から召喚する能力を持つ。ただし、このようにして召喚したクリーチャーターンの終わりに手札に戻る。

その効果は実質無料でゼニス召喚cipを発動させられるというもの。《「智」の頂 レディオ・ローゼス》を始めとする強力なゼニスを踏み倒し、圧倒的なアドバンテージを稼ぐことを可能にする豪快な呪文である。勿論、手札に複数あれば一回の攻撃で複数のゼニスを踏み倒す事も可能。
サイクル呪文の中でもその性能は飛び抜けて高く、まさにアンノウンゼニス戦略の一角を担うカードと言えるだろう。

一方、ゼニスを素で召喚するよりは軽いもののコストは9と重く、またアタック・チャンス元のアンノウンもやや重い事から、デッキ構築には工夫が必要。
また、出したゼニスはターンの終わりに手札に戻ってしまう。これは強力なcipを再使用できるメリットにもなる反面、場に残る事でロックを掛ける《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》や、シールド焼却が可能な《「祝」の頂 ウェディング》など一部ゼニスを十分に活かせないデメリットにもなる。構築の際は出すゼニスを誰にするか、慎重に検討すべきだろう。

また、注意点として《引き裂かれし永劫、エムラクール》ゼニス・セレスなどアンノウンを持たないゼニスや、逆にゼニスを持たないアンノウンを出すことはできない。

この呪文を最大限使う場合、場に出して即座に攻撃できるアンノウンを用意すると良い。
登場当初は横に《メッサダンジリ・ドラゴン》を立てておくか、スピードアタッカーかつアンタップキラーである《偽りの名 バザガジー・ラゴン》で踏み倒すのがメジャーな手段であった。
他には《西南の超人》《真実の大神秘 星飯》など進化アンノウンを疑似スピードアタッカーとして利用する手もあった。
現在では、6コストで召喚可能な《偽りの嘘 ネメシス》や相手依存ながら3コストという破格の軽さを誇る《偽りの希望 鬼丸「終斗」》らが最も使いやすい詠唱元となっている。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

  1. 《ゼニス・シンフォニー》で《Z-ファイル》を召喚。能力で場のクリーチャーを破壊し、墓地から《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》、進化デーモン・コマンド/アンノウン(ここでは《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》とする)、《Z-ファイル》をcipで破壊できるカード(《デス・マリッジ》とする)を呼び出す。
  2. 《デス・マリッジ》の能力で《Z-ファイル》を破壊、エターナル・Ωで手札に。《ベル・ヘル・デ・スカル》の能力で墓地の《シンフォニー》を回収する。
  3. 《デス・マリッジ》で攻撃時に《ゼニス・シンフォニー》を唱え、《Z-ファイル》を出す。1に戻る。
    これにより、《Z-ファイル》によって墓地のデーモン・コマンドのcipを使い回したり、進化クリーチャーやスピードアタッカー持ちで無限に攻撃することができる。

テキストの変遷について [編集]

DMR-06

自分のアンノウンとゼニスを種族に持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。

DMBD-06

自分のアンノウン/ゼニスを1体、コストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。

DM22-EX1版(《「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス/極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》として)

アンノウン/ゼニスを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。

DM23-EX3

自分の、アンノウンとゼニス両方を種族に持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに自分の手札から召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーを手札に戻す。

  • 種族の指定について「アンノウン/ゼニスを1体」は誤解を招く可能性があったためか、最終的に初代に似た書き方に戻った。

その他 [編集]

  • cip能力を持つゼニスは高レアリティに集中しているため、登場当初にこのカードを使うにはある程度のカード資産が要求された。このカード自体もシークレットカードであり集めづらかったのもある。
    現在はゼニスも当呪文も再録を重ね、かなり手に入れやすくなっている。

サイクル [編集]

DMR-06アタック・チャンス呪文サイクル。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]