《
|
空奏力 ナイン UC 火文明 (4) |
クリーチャー:マジック・アウトレイジ 2000 |
G・ゼロ:自分のマナゾーンにカードが4枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
DM24-RP3で登場した火のマジック・アウトレイジ。
4マナあればタダで出せる。
このクリーチャー自身のコストがちょうど4のため、基本的にマナコストを参照する機会は訪れない[1]。
元の《無重力 ナイン》と比べると踏み倒せるようになるまでが遅いものの、どんなデッキでもマナさえ貯めれば発動できるG・ゼロという特異性がある。
このクリーチャーには色の支払いすら不要というメリットもあるが、出た後はバニラ同然のスペックであり十全に使いこなすのは意外と難しい。G・ゼロは条件を満たせるデッキを絞る事で性能を上げているものが多く、ほぼ全てのデッキで条件を満たせる代わりに4ターン目にパワー2000の準バニラが出るだけと性能を抑えられまくっているこのカードは中々使い道を見出しにくい。
既存のカードとの組み合わせだといまいちデッキにならない様は公式の紹介記事も参考にすると良い。
上記の記事の結論の他にはハイパーエナジーのタネやバラバラエティの頭数として使うのも良好。
名目コストがやや高めなので他の軽量クリーチャーとコストを被らせることなく展開しやすい。
コスト2,3のクリーチャーを順に並べ、4ターン目にこのクリーチャーを出せば10マナまでのハイパーエナジークリーチャーを出せる。
4マナ域が空いているならば一考の余地があるだろう。
使用に火文明がいらない火の単色という事でタッチ火のデッキのマナ基盤として使おうにも、G・ストライクを持ち防御札にもなる《邪心臓の魔法陣》やキング・セルが立ちはだかる。黒赤緑や白赤緑のこれ系のカードは無いためそのデッキカラーなら役立てられそうに見えて、今度はマナの操作に長ける自然を含むため文明確保は容易になる。それこそ《極楽鳥》でも突っ込んでしまえば火マナの供給は事足りる。
そもそも、火マナのいらない火の単色という条件なら数多の火単色S・トリガーやニンジャ・ストライクなどの踏み倒し持ちでも別に役立てられるので、パワー2000のほぼバニラが出てくるだけのこれでなくとも良い。
火と自然を使うデッキで採用する際に注意したいのは《鯛焼の超人》の存在。この場合「4マナあれば事実上マナを使わずにクリーチャーが出せる」というのが《空奏力 ナイン》と共通の長所だが、《鯛焼の超人》よりメタカードの影響を受けやすく、他のカードによるコスト軽減やコスト踏み倒しでアンタップマナを増やす動きを取れず、種族の恩恵や単色であることなど効果以外の部分で採用理由が重要になる。そもそも手札を浪費したいという要求なら最速2ターン目から使える《応援妖精エール》が立ちはだかる。反面、手打ちしたマナブースト(特にタップイン方式)で4マナに達した時点、あるいはドローやサーチ、サルベージ等で手札に加えた時点で、使えるマナが残っていなくても出せるのは明確な差別点。