VV(ブイブイ)ギガタックジョリー】 [編集]

《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》によるエクストラウィンを狙うコンボデッキ。
《ギガタック・ハイパー・トラップ》で相手クリーチャーを一掃しつつ《禁断機関 VV-8》封印を外して追加ターンを獲得、追加ターンで《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》召喚してエクストラウィンする。
《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》が登場した2018年4月期に成立・流行した。
各コンセプトカードの自然の3色を中心に構成され、の防御カードが採用される事も多い。

禁断機関 VV-8 水文明 (6)
禁断クリーチャー:(種族なし) 12345
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚を自分の手札に加える。このクリーチャーに封印を3つ付ける。
禁断機動:このクリーチャーの封印がすべてなくなった時、このターンの後に自分のターンを追加する。
※殿堂入り
ハイパー・ギガタック 自然文明 (6)
クリーチャー:グランセクト 9000
W・ブレイカー
このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体、自分の墓地からマナゾーンに置く。
ギガタック・ハイパー・トラップ 自然文明 (8)
呪文
各プレイヤーは、バトルゾーンにある自身のカードをすべてマナゾーンに置く。
ジョリー・ザ・ジョニー Joe 火文明 (10)
クリーチャー:(種族無し) 19000
スピードアタッカー
Q・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに相手のクリーチャーがなければ、自分はゲームに勝つ。バトルゾーンに相手のクリーチャーがあれば、他のクリーチャーをすべて破壊する。

主要カード [編集]

候補カード [編集]

カード名役割
《フェアリー・ライフ》2コストマナブースト
《霞み妖精ジャスミン》
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》3コストで1マナブースト1マナ回収。クリーチャー面はほぼ使わない
《ライフプラン・Re:チャージャー》マナブーストコンボパーツ集め
《フェアリー・シャワー》
《無双と竜機の伝説》《禁断機関 VV-8》《ギガタック・ハイパー・トラップ》の間に唱える
《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》罠金乱舞で唱える
《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》罠金乱舞をトリガーするのに使う。cipとトラップ呪文詠唱時能力でコスト踏み倒し。呪文面も普通の防御S・トリガーとして利用可能
《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》クリーチャー面はマナ回収付きであり、《ナ・チュラルゴ・デンジャー》からアクセス可能呪文面はマナに埋まった《禁断機関 VV-8》をコスト踏み倒しで出せる
《最強虫 ナゾまる》1ターン生き残ればわずか2コストで《VV-8》を踏み倒せる。《VV-8》は封印した時点でコスト踏み倒しメタ除去を受けないので好相性
《禁断〜封印されしX〜》《ギガタック》でマナに置くカードのかさ増し
《禁断〜解放せしX〜》
《Black Lotus》

このデッキの動き方 [編集]

このデッキのフィニッシュ方法は非常にシンプルで、バトルゾーンに出した《禁断機関 VV-8》封印を、全て《ギガタック・ハイパー・トラップ》でマナに送り込むだけである。
これにより禁断機動し、追加ターンが得られる。《ギガタック》を使う時点で8マナあるはずであり、そこから3枚のマナが増えるため、10マナで《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》が召喚できる。相手のクリーチャーは《ギガタック》により全てマナに送られているはずなので、そのままエクストラウィンが達成される。
《ギガタック》を唱えるまでは、マナブースト《無双と竜機の伝説》でマナの枚数と時間を稼ぐ。《無双と竜機の伝説》を《VV-8》を出した次のターンに唱えれば、「《伝説》の追加ターン」→「《ギガタック》を唱え、禁断機動により追加ターン」→「《ジョニーJoe》」と、一切ターンを渡さずにエクストラウィンが成立する。

長所・短所 [編集]

クリーチャーが殆ど場に残らず攻撃も基本的に行わないため、受けや除去を重視したコントロール系統には強く、成立時の環境では【ロージアミラダンテ】【デ・スザーク】【青黒緑シャコガイル】に明確な有利が付いていた。

《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》が普通に投入される上に、罠金乱舞軸ならマナ回収やマナゾーンからのコスト踏み倒しをさらに充実させることができるため、事故率の低さも売り。速度さえ何とかなれば安定して勝ち筋を全うできる。

クリーチャーのコスト踏み倒しが全くない構成も十分可能であり、相手のコスト踏み倒しメタを腐らせることができる。

一方、このデッキが勝負を決めるより早くループを成立させる【ジャバランガループ】《ガンバトラーG7》を獲得したことにより比較的容易に3ターンキルができるようになった【ジョーカーズ】には不利であった。

早期にランデスを仕掛けるデッキにも手を焼く傾向があり、それに加えて速攻を行う【“轟轟轟”ブランド】は基本的にどうにもならなかったが、そちらは《“轟轟轟”ブランド》《ドリル・スコール》殿堂入りによりマシになったか。

また、除去耐性を持つ、つまり《ギガタック・ハイパー・トラップ》を耐えてしまうクリーチャーがいると、《ジョニーJoe》によるエクストラウィンを阻止されてしまう。成立時点ではほとんど環境で見なかったが、ディスペクターEXライフ《DARK MATERIAL COMPLEX》のように出しやすいカードも増えており、注意が必要。

2020年1月1日にキーパーツの一つ《禁断機関 VV-8》殿堂入り。今後はサーチパーツを増やしたり、《VV-8》に頼り切りでない型の構築が必要になるだろう。

参考 [編集]