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不死 デッド55 P 闇文明 (4) |
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 4000 |
墓地進化:闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。 |
DMBD-10で登場した闇の進化ソニック・コマンド/侵略者。
当時は「召喚酔いしない、闇のコマンド」「進化クリーチャーだが、《復讐 プレネッガー》とは違いバトルゾーンに進化元が要らない」という点で優れていた。
《轟速 ザ・レッド》よろしく召喚したターンに侵略ができる。cipの墓地肥やしもS級侵略[不死]などと相性がよく、運がよければ手札がこのカードだけの状態から召喚しても、cipで墓地に落ちたそれらを即座に侵略することで火に頼らずとも奇襲性の高い攻め方をすることができる。
マナカーブ的に綺麗につながり、進化元の確保もしてくれる《ダーク・ライフ》、《悪魔妖精ベラドンナ》とは相性がいい。
…と、このように単体では墓地肥やしの付いた準バニラの墓地進化クリーチャーとかなり淡白なスペックでありながら、新たな侵略元として活躍を期待された1枚であり、事前評価は高かった。
ところが、その評価とは裏腹に環境でその姿を見ることはほぼなかった。DMBD-10発売直後に構築された【青黒緑デッドダムド】に投入されたものの、そちらに《禁断機関 VV-8》が採用されるようになってからは、《VV-8》の封印を外せないこのカードは一瞬で居場所を奪われてしまった。
後に《禁断機関 VV-8》が殿堂入りしたが、《生命と大地と轟破の決断》や《ウマキン☆プロジェクト》、《轟く革命 レッドギラゾーン》といった新戦力が次々と登場し、立場はどんどん悪化していく一方となってしまった。さらに言えば、《轟く革命 レッドギラゾーン》の革命チェンジ元にもなれないため、またもや闇単色であることが仇になった。
さらに時代は進み、単に召喚酔いしない闇(を含む)コマンドが欲しいだけなら《STARSCREAM -ALT MODE-》や《影速 ザ・トリッパー》などがライバルとして登場した。
墓地肥やしの有無で差別化したくても《絶速 ザ・ヒート》によってとどめを刺された。
一応、《不死 デッド55》は、単色カードで色事故回避できることと、火を含まないデッキでも採用できるコマンドという部分で差別化点はあるが、環境でこのカードに採用の手が伸びるのは絶望的となった。
コマンドを生かすのは必須で、非コマンドには単体性能で見たライバルに《邪眼の始祖 ロマノフ・アルファ》が存在する。