倍返し(ヘビー・ベイビー) アザミ》 [編集]

倍返し アザミ R 火/自然文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 1000
相手のマナゾーンに、手札以外のどこからでもカードが置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。

DMR-12で登場した/自然アウトレイジ

手札以外のゾーンから相手のマナゾーンカードが置かれたとき、自分のマナを1つ増やすことができる。《穿神兵ジェットドリル》などのマナ加速妨害クリーチャーの一種と言える。

特筆すべきは、能力の誘発条件が「手札以外のどこからでも」となっている点。山札墓地に加えて、バトルゾーンからでも誘発するため、相手のクリーチャーマナ送りにすることでマナ加速が可能。《父なる大地》で自分だけマナブーストしたり、《霊騎ラグマール》《掘師の銀》で2マナ増やしたりと、相性のいいカードは多い。

2マナと軽いこともあって、相手が積極的にマナブーストしてくる自然文明主体のデッキであれば、能力が誘発する機会は多い。反面、【速攻】【白青黒コントロール】など、相手がマナブーストしないデッキであれば腐ることも予想される。そのときは上記のカードを用いて、積極的に相手のマナゾーンを操作していきたい。

ルール [編集]

  • お互いのこのクリーチャーバトルゾーンに存在している場合、一度どちらかのアザミの能力が誘発すると、どちらかのプレイヤーがやめるまで両者が無限にマナブーストできる。強制効果ではないためどちらかが任意のタイミングで止められるわけであり、相手が優位に立つ可能性も考えるとどこかで止めるべきである。

環境において [編集]

ドラゴン・サーガ環境では【準赤単】【緑単サソリス】対策として使われた。当時の中速ビートダウン型の【緑単サソリス】に対し、どれだけ早くとも通常なら5ターンはフィニッシュに要する【モルト「王」】の場合特に不利が付いていた。ところが、このカードで相手のマナブーストを餌にすることで無理やり相手の速度に食らいついて《焦土と開拓の天変》詠唱、受け札や主力のマナ武装達成をいち早く実現することができた。他にも【カイザー「刃鬼」】【イメンループ】【5色フェアリー・ミラクル】【ヘブンズ・ゲート】など1ゲームに2枚以上マナブーストするデッキが環境に存在していたのも大きい。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

その他 [編集]

  • DASHゴールデンリスト入りしているカードである。今まででリスト入りしてきたカードの傾向として、「過去のカードをアレンジしたもの」があるが、このクリーチャーは素のスペックや容姿を考慮すると《霞み妖精ジャスミン》が元だろうか。
  • 元ネタは、2013年放映のテレビドラマ「半沢直樹」に出てくるキャッチコピー「やられたらやり返す、倍返しだ!!」から。ちなみにアザミの花言葉は「復讐」「報復」。実際は《大神砕ジオ・アルデバラン》とのコンボを考えれば「倍返し」どころか自作自演なのだが。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMR-12
    やられたら、やりかえすわよ! ---倍返し アザミ

収録セット [編集]

参考 [編集]