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倍返し アザミ R 火/自然文明 (2) |
クリーチャー:アウトレイジ 1000 |
相手のマナゾーンに、手札以外のどこからでもカードが置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。 |
手札以外のゾーンから相手のマナゾーンにカードが置かれたとき、自分のマナを1つ増やすことができる。《穿神兵ジェットドリル》などのマナ加速妨害クリーチャーの一種と言える。
特筆すべきは、能力の誘発条件が「手札以外のどこからでも」となっている点。山札や墓地に加えて、バトルゾーンからでも誘発するため、相手のクリーチャーをマナ送りにすることでマナ加速が可能。《父なる大地》で自分だけマナブーストしたり、《霊騎ラグマール》や《掘師の銀》で2マナ増やしたりと、相性のいいカードは多い。
2マナと軽いこともあって、相手が積極的にマナブーストしてくる自然文明主体のデッキであれば、能力が誘発する機会は多い。反面、【速攻】や【白青黒コントロール】など、相手がマナブーストしないデッキであれば腐ることも予想される。そのときは上記のカードを用いて、積極的に相手のマナゾーンを操作していきたい。
ドラゴン・サーガ環境では【準赤単】の【緑単サソリス】対策として使われた。当時の中速ビートダウン型の【緑単サソリス】に対し、どれだけ早くとも通常なら5ターンはフィニッシュに要する【モルト「王」】の場合特に不利が付いていた。ところが、このカードで相手のマナブーストを餌にすることで無理やり相手の速度に食らいついて《焦土と開拓の天変》の詠唱、受け札や主力のマナ武装達成をいち早く実現することができた。他にも【カイザー「刃鬼」】、【イメンループ】、【5色フェアリー・ミラクル】、【ヘブンズ・ゲート】など1ゲームに2枚以上マナブーストするデッキが環境に存在していたのも大きい。