《次元波導魔法 HAL》 [編集]
| 次元波導魔法 HAL R 水文明 (4) |
| 呪文 |
| スーパー・S・トリガー |
| カードを2枚引く。 |
| S−ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める) |
DMRP-03で登場した水の呪文。
カードを2枚ドローする。さらに、スーパー・ボーナスにより、ターンの残りをとばすことができるスーパー・S・トリガー呪文。
ついに呪文もターンの残りをとばすことができるようになった。
しかし、実際に運用するとなると単調なアドバンテージしか得られない2ドローで終わる事も少なくない。
スーパー・S・トリガーは狙って運用するにはリスクが大きく、中途半端に防御のことを考えるよりは、可能な限り自分の動きを最速で回す方がよいという考え方もあり、なかなかに扱いが難しい呪文。
4コスト域のドローソースとしては、《デモンズ・ライト》、《レインボー・スパーク》、《サイバー・ブック》などより器用に立ち回れる存在も気になる。
ルール [編集]
※相手ターン中に唱えた《ルシファー》の裁定も参照
シールドチェック時、スーパー・S・トリガーのスーパー・ボーナスの条件を満たしていた場合、《次元波導魔法 HAL》はターンの残りをとばす効果を獲得する。
各種S・トリガーなどは好きな順番でカードを使っていくが、この《次元波導魔法 HAL》を唱えたら、カードを2枚引く効果の後、ターンの残りをとばす効果が発動し、他に未使用の能力や効果、保留状態のカードがあったとしてもそれらをすべて破棄し、次のターンを開始する。
詠唱中の《次元波導魔法 HAL》、要塞化していた城を含め、次のターンに移行する際、不適格なカードはすべて墓地に置かれる。これによって《偽りの王 ヴィルヘルム》などカードを墓地に置いたことに反応する能力はトリガーしない。(総合ルール512.)
宣言したS・トリガーなどは手札の中にあって、使う場面になったら手札から使われることになっているため、ターンの残りをとばすとそのまま手札にとどまる。S・トリガー宣言はしていても出せない効果で結果的に召喚できなかった場合や、《ゴールデン・ザ・ジョニー》のようにS・トリガー宣言の後からやってきた呪文ロックで結果的に呪文が唱えられなかった場合と同じ。
S・バックやサバキZは実際にカードを使う前にコストとして手札を捨てておく必要があるが、先に《次元波導魔法 HAL》を唱えたことによってカードを使う前にターンが強制終了されたとしても、捨てた手札は戻ってこない。
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| | 裁定の詳解と問題点
| そもそも、テキストはかつてのルールと整合性がなかった。
本カードの登場に伴って総合ルールが改定されている(2017年10月6日改定)。
当時のデュエル・マスターズ総合ゲームルールによれば、呪文の効果を実行している時、呪文はいわゆるどこでもないゾーンにある。その瞬間にターンを飛ばすと、墓地に呪文を置くタイミングまで飛ばしてしまいこのカードがどこでもないゾーンに留まってしまう。(《終末の時計 ザ・クロック》はバトルゾーンに出てから誘発型能力が誘発するので問題が無かった)
一時期はターン飛ばしが確定した段階で《次元波導魔法 HAL》を墓地に置き、その後ターンの残りをとばす裁定になっていた。
そして、このカードの登場とともに、城の扱いにも影響が出た。
発売当時の暫定裁定では、自分のシールドが何かの城で要塞化された状態で、そのシールドがブレイク→《次元波動魔法 HAL》であれば、城はシールドゾーンにそのまま単体で残ることとなっていた。これは城の注釈文に、(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)の一節があるからである。呪文のS・トリガーの処理は呪文の効果をすべて使うまでが処理、という事になっている。その為、S・トリガーを使ったので城を墓地に置く、というプロセス自体が飛んでしまうのである。
- 流石にこの挙動には問題があると判断されたのか、「要塞化されたシールドがシールドゾーンを離れた際に城が墓地に置かれる」というプロセスは状況起因処理であるという正式裁定が改めて出された。
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その他 [編集]
- 上記の通り、このカードはその性能云々という議論よりも、裁定の混乱の方が話題になったといえる。
- 「デュエル・マスターズ双極篇フルコンプリートBOOK2」に掲載された際、「次元波『動』魔法 HAL」と誤植された。
| 次元波導魔法 HAL R 水文明 (4) |
| 呪文 |
| スーパー・S・トリガー |
| カードを2枚引く。 |
| S−ターンの残りをとばす。 |
DMPP-32で実装された。
- ターンの残りをとばす呪文は上記の通り、裁定上の問題となったが、デュエプレでもこの処理は大小様々な不具合を引き起こしている。
- 以下は2025年10月23日に修正された。
●自分のシールドが1つで、そのシールドカードが《次元波導魔法 HAL》の状況で、《「呪」の頂 サスペンス》の「召喚によってバトルゾーンに出た時」の適用中に、特定の手順で自分のシールドをブレイクして《次元波導魔法 HAL》の「スーパー・S・トリガー」の効果でターンの残りがとばされた場合、《「呪」の頂 サスペンス》の「召喚によってバトルゾーンに出た時」の効果で公開された呪文以外のカードが墓地に置かれる。
●《次元波導魔法 HAL》と「S・トリガー」の能力を持つカードが同時にブレイクされ、シールドが0枚になった状況で、《次元波導魔法 HAL》を最初に唱えるような順番で「S・トリガー」を発動させ、《次元波導魔法 HAL》の効果でターンの残りが飛ばされた際、バトルログに不発となった「S・トリガー」を持つカードが表示されない。
- 上記以外にも、《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》で呪文を唱えている途中でスーパー・S・トリガーとして《HAL》を唱えた場合に《M・R・C》で唱えた呪文と唱えようとした呪文が山札に戻ったり、《愛の無限オーケストラ》のコスト踏み倒し処理中にスーパー・S・トリガーとして《HAL》を唱えた場合に後続で多色クリーチャーの召喚が行われたり、「クリーチャーをすべて破壊する」効果処理中にターンプレイヤーがスーパー・S・トリガーとして《HAL》を唱えた場合に非ターンプレイヤーの破壊置換効果が適用できなかったりといった不具合が存在する。
DMRP-03のスーパー・S・トリガー呪文サイクル。
関連カード [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.最後のシールドがブレイクされ、《次元波導魔法 HAL》のスーパー・S・トリガーが発動しました。山札の残りが少ないので、先にターンの残りを飛ばしてカードを引かないことはできますか?
A.いいえ、できません。呪文はテキストに書いてある順番に上から解決します。先に2枚引いてからターンの残りを飛ばすことになります。
引用元(2019.7.2)
Q.自分のターン中、自分の《偽りの王 ヴィルヘルム》がバトルゾーンにいる状況で、相手は「S・トリガー」で《ルシファー》を使いました。自分のターンの残りがとばされて、唱えた《ルシファー》が墓地に置かれますが、《偽りの王 ヴィルヘルム》の「相手のカードがどこからでも墓地へ置かれた時」の能力はトリガーしますか?
類似例:《次元波導魔法 HAL》
A.いいえ、トリガーしません。
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| | (総合ルール 512)
| - 512. 次のターンに移行する時
- 次のターンに移行する時、どこでもないゾーンにカードがあるのなら、それらはすべて墓地に置かれます。この時、新たに能力はトリガーしません。
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引用元(2021.5.21)