《蓄海呪文「ザブンアッチ・チャージャー」》

《蓄海呪文(ちくかいじゅもん)「ザブンアッチ・チャージャー」》 [編集]

蓄海呪文「ザブンアッチ・チャージャー」　C　水/火文明　(3)

呪文

カードを2枚引く。その後、自分の手札を1枚、相手に見ないで選ばせ、捨てる。

チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)

DM23-RP4で登場した水/火の呪文。

理論値では手札±0、マナ＋1、墓地＋1ということで、クリーチャーの残らない《天災デドダム》のコストパフォーマンスを発揮できる。
とはいえ、そちらのように最も都合が良いカードを墓地に落とすといった器用なことはできない。

自然抜きで得られるアドバンテージとしては上々。

その代わり、ディスカードは相手にランダムハンデスさせる方式。
特定のカードやコスト帯に繋げる動きができることはチャージャーの強みとしてよく挙げられるが、このカードの場合、目当てのカード自体が落ちて事故になる可能性を孕んでおり、カード内でややアンチシナジーが生まれている。

特定のキーカードに依存せずランダムハンデスの事故が少ないデッキか、墓地回収が豊富なデッキならデメリットが機能しづらい。
そういった構築でチャージャーが欲しいならお呼びがかかることもあるだろう。また、制御不能だが1枚墓地肥やしになるのもデッキによっては活きる。

同じコストかつ自然抜きで同等のアドバンテージを獲得しうるチャージャーには《決闘者・チャージャー》や《オールイン・チャージャー》などがある。それらは明確に専用デッキが必要となるが、こちらも一見条件が緩いように見えて、実際は上述のようにある程度入るデッキを選ぶ。
一応それぞれの専門は異なるので、差別化は可能。

《“魔神轟怒”万軍投》のマスターG・O・D・Sに貢献するため【4色万軍投】でも候補に入る。一見《“魔神轟怒”万軍投》への依存度が高い【4色万軍投】だが、様々なカードからGR召喚ができ、GR召喚さえすれば突破口が開けるため、特定のキーカードに依存しないという条件は満たしていると言える。
しかしデッキカラーに青黒緑を含むため《天災デドダム》、《豊潤フォージュン》の枠を奪えるかは怪しく、3コスト帯マナブーストとしては残念ながら9枚目以降の採用になるか。

特定カードに頼る保証のないシールド戦では逆の意味でランダムディスカードがデメリットになりづらい。もっとも、クリーチャーではないリソース系カードにどれだけ枠を割けるかは議論の余地があるが。

DM23-RP4の「蓄◯呪文「△△・チャージャー」サイクル。
いずれもTCG版では初となる、対抗色のチャージャー呪文である。