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新・天命王 ネオエンド SR 光文明 (10) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 14500 |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
自分のドラゴンが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。 |
自分のドラゴンがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のシールドを2つ、手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。 |
DMEX-01で登場した光のエンジェル・コマンド・ドラゴン。
自軍のドラゴンに敵1体をフリーズするアタックトリガーと真・エスケープを付与する。
バトルゾーンに残るのにシールド2枚を要求するのはやや厳しいが、除去耐性のあるブロッカーでなので【ヘブンズ・ゲート】には十分採用圏内。
除去に対抗できる除去耐性の強さ・希少性は2020年10月現在でも健在である。
パワーが14500と《伝説のレジェンド ドギラゴン》より500上回っているので、あちらの敗北回避能力を誘発させないことができる。
そのため【モルト NEXT】は、このカードを意識すれば《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》のパワーアタッカー+2222効果を温存しなければならないようになったと言える。
真・エスケープは着地の補助にも使うことができ、コスト踏み倒しメタにも耐性を持つ。
さらに真・エスケープは任意なので、《時の法皇 ミラダンテXII》に革命チェンジしたい場合はバトルゾーンから問題なく離すことができる。
ただ問題なのが10コストという重さ。入るデッキの都合上、《ヘブンズ・ゲート》や《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》が無ければバトルゾーンに出すのが困難である。早出しのハードルは比較的高い。
コスト踏み倒しメタ対策として《闘門の精霊ウェルキウス》でアクセスできる《∞龍 ゲンムエンペラー》が登場して以降は事情が異なるか。
後に1回除去を耐えるだけなら総合的にはより優れた能力であるEXライフが登場したが、こちらは同じクリーチャーを2回以上除去から守れる点、シールドゾーンを離れたシールドが墓地ではなく手札に加わる点、耐性が任意であり革命チェンジと組み合わせ可能な点で差別化可能。寧ろEXライフでガンガンシールド追加しつつどうしても守りたい特定のドラゴンをこれで徹底的に守るという、両者の良いとこ取りのような使い方も1つの手。
双極篇辺りまでは自軍耐性付与ブロッカーとしてデッキカラーに白青を含むドラゴンブロッカー型【ヘブンズ・ゲート】でポツポツと使われた。ただ、【ロージアミラダンテ】ではこのカードの現役当時《ヘブンズ・ゲート》型がマイナーであった上に《煌龍 サッヴァーク》の方が軽さ、汎用性で勝ったため、《ヘブンズ・ゲート》ありきのこちらの採用は稀であった。
現役当時は着地置換効果方式のコスト踏み倒しメタが事実上《獣軍隊 ヤドック》ぐらいしか存在せず、特にマッハファイター実装前は貴重な対《異端流し オニカマス》枠として独特の価値があった。ただ、真・エスケープの条件が厳しいため、評価はマチマチであった。
『DMGP-6th』ベスト8構築の【白青黒天門】にはこれと《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》が各3枚投入されていた。
後にEXライフの登場など耐性のインフレによって第一線を退いた。