(ちょう)サバイバー [編集]

超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)

DMX-22で登場したキーワード能力

サバイバー(能力)の上位能力で、バトルゾーンだけでなくすべてのゾーンを対象とする。

瞬速のアタカマイトβ P 光/水/自然文明 (6)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー/[サバイバー] 3000
SV−S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)
予言者ギャラシβ UC 光文明 (4)
クリーチャー:ライトブリンガー[サバイバー] 4500
SV-<ギャラクシールド>[無色(2)](このカードを使うコストの代わりに、[無色(2)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにシールド化する)
SV-自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)

ゲーム内の自分のサバイバーすべてに指定の能力を与えることができる。
《瞬速のアタカマイトβ》が与えるのはS・トリガーであるため、役に立つのは実質シールド手札でのみである。
2枚目の《予言者ギャラシβ》も、召喚可能なゾーンとシールドゾーンだけで役に立つ。

超サバイバーのSV能力の扱いについて [編集]

本家サバイバー能力は、DMD-26注釈文が改められたことで『自身のサバイバー能力によって、自身のアイコン能力が有効である事が定義される』ようになった。

そして、サバイバー能力バトルゾーンでしか機能せず、バトルゾーン以外の場所ではアイコン能力の中身が自身に付与されないという裁定も下っている(参考:《ヘブンズ・ゲート》を唱えて、手札から《奇石 アゾールα》を出せますか?)。

超サバイバーについて、仮に、上のサバイバー能力と同じく『自身の超サバイバーによってアイコン能力が付与される』かつ『バトルゾーンでしか機能しない』とすると、例えば《瞬速のアタカマイトβ》S・トリガーで、《予言者ギャラシβ》ギャラクシールドでそれぞれ自身を出す事ができない、すなわち自身を対象に自力で発動することができないという事になってしまう


しかし、仮に今度はバトルゾーン以外の場所でも有効と解釈した場合、『バトルゾーンにいなくても(特に、非公開ゾーンにいても)、他のサバイバーに能力を付与できる』ことにもなってしまう。例えば手札[1]《瞬速のアタカマイトβ》があるだけでサバイバーすべてがS・トリガーになってしまうのは、理不尽かつ分かりにくい。
他にも、墓地で存在が確認できたり、《ケンザン・チャージャー》などで一度でも公開して山札の中にあると証明できたら、ゲーム中常にサバイバー全体が超サバイバーの恩恵を受ける事ができるのではないか、という問題もある。

超サバイバー能力自体が『バトルゾーンでしか機能しない』という点については、「過去のよくある質問」で一度裁定が下っている(参考)ので、この解釈は無理筋だろう。


もう一つの解釈として『SV能力は最初から持っており、それを自軍に与える超サバイバーはバトルゾーンでのみ機能する』というものがある。根拠としては以下の通り:

  • 通常サバイバー能力と異なり超サバイバーのテキストは「このクリーチャーのSV能力」と書かれており、所持が明記されている[2]
  • アイコン能力を最初から所持している前例として、旧サバイバー能力は除くとしてもナイト・マジックが存在する。こちらは裁定や注釈文の変更はなく、『アイコン能力をそのまま持っている』という扱いのまま
  • 初出である《瞬速のアタカマイトβ》スペックが、自前で出る事ができる前提で調整されているように見える[3]
  • 注釈文の変更があったとはいえ、サバイバーはもともと『自分の能力を味方に分け与える』デザインであり、最低でも自分の能力は自前で使えるのが直感的

実際に《瞬速のアタカマイトβ》もこの解釈で運用されてきた実績がある。
先述のサバイバー能力の注釈文変更によって、超サバイバーに対する解釈が変化してきている可能性もあるため、この解釈が正解と言い切るのも難しい。が、一方でデュエチューブコラボで使用したデッキのコンボ解説でもこの解釈のように(《瞬速のアタカマイトβ》が素でS・トリガーを持っているものとして)扱われており、解釈が変わっていない、あるいは公式内での解釈の齟齬が起きている可能性もある。

いずれにせよ、正確な裁定を待ちたいところ。

参考 [編集]


[1] 前例:《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》。ただし、そちらは超サバイバーとは違い「自分の手札またはバトルゾーンにある時」と発動ゾーンが明記されている。運用する場合は使用宣言時と同じく存在を相手に見せるという裁定が出ている。
[2] ただし、キズナのようなアイコン関連能力の一部において『○○クリーチャーの□能力』でまだ有効化されていないアイコン能力を参照する例がある。そちらに倣えば、最初から中身を所持している根拠にはならないと言うこともできる
[3] 自身と同じカテゴリをS・トリガーにできるカードとして、例えば《白騎士の光器ナターリア》《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》が存在するが、こちらはそれらより色が多いにもかかわらずパワーがより低いため、自身がS・トリガーを持つ分だけコストが調整されていると捉える事ができる