バンキシー [編集]
アビス・レボリューション背景ストーリーで言及された人物。
「魔盤」を使ってアートを発表する覆面アーティスト。
戦いをアートとして捉え、「魔盤」によって実体化した究極のアート「ショーギ」としてゲーム・コマンドを実体化させている。
現在クリーチャーとしてはカード化されていないが、シークレットレア版《バンキシーの魔盤》でその姿を拝むことが出来る。
フードと手首からぶら下がった長い鎖が特徴的で、何処となくスターノイドを思わせる容姿をしている。
本格的に登場したのはDM23-RP3から。
《芸魔王将 カクメイジン》を用いて《ジャシン》を強襲するも、《ジャシン》は《カクメイジン》に背を向け、マッハの速度で大空を疾走し始める。
予測のスピードを上げ先手を打つ《カクメイジン》だが、倍速で予測すれば、《ジャシン》が倍速に加速するようないたちごっこが続き、その最中に突如世界が暗転。
結局戦いは《ジャシン》が《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》の激しい攻撃で吹き飛ばされてしまったことにより中断されてしまった。
- 結果的にUta-Awase-Fes.と重なったが、《バンキシー》本人は久しぶりに自分が全力で戦える相手である《ジャシン》に挑んだのみで、Uta-Awase-Fes.を護る意図などは無かった様だ。
また、《バンキシー》の戦いは記憶に残るが記録には残らず、これらをなんとか自分の言葉で記憶に残そうとしたものが「ハイク」の起源である[1]ことが語られている。
現状最古のハイクは一億年前から存在しているので、逆説的に《バンキシー》も一億年前という遥か昔から存在している事となる。
更に、ゴッド・オブ・アビス世界の水文明の文化の中枢たる「ハイク」の起源の割には水文明との関わりが薄く、Uta-Awase-Fesに興味を示さない等不可解な点が多い。
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| | 正体
| その正体はDM24-EX3の《バブル・ボール》《真空の求道者マオ》のフレーバーテキストで語られている、上位存在にしてサファイア家の一員である「サファイア・バンキッシュ」。
《サファイア・ウィズダム》と《サファイア・ミスティ》の間に生まれた三兄弟の長男であり、妹には《シュタイン》、弟には《サファイア・ペンダット》が存在する。
常に戦いを求め、そこに意味を見出す性格。
普段は戦略と芸術の世界「ゲイマ」に居城を構えあまり表には出てこないが、本人も戦略家として自ら新たな戦いの一手を打つ事もあるらしい。
DM24-BD5では《冒険妖精アセビ》が新たな戦いの種になると見越して自身の配下である《海遊妖精アルメリア》を遣わせていた。
また、芸術家でもあり、心を動かされる芸術にも関心を示し、
高度な魔導具を作れる《仙界一の天才 ミロク》に敬意を払っている様子。
兄弟間の仲は悪く、戦いのない世界を望み平和と停滞を愛するという自身と相反する思想の持ち主である妹《シュタイン》と互いにいがみ合っているのは勿論、戦いを嘘で有耶無耶にしたり事あるごとに《ミロク》を騙そうとしたりする弟の《ペンダット》の事も快く思っていない。
- 《ペンダット》側が彼の事をどう思っているかは明言されていない。しかし、《ペンダット》が現在の考えになった理由として《バンキッシュ》と《シュタイン》の相反する極端な思想が挙げられている[2]ことから、少なくとも思想に関しては賛同されていない様子。
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その他 [編集]
- バンキシーとしての情報のみでも、ゲーム・コマンドを実体化させる、一億年前から存在している可能性が示唆される等通常のクリーチャーを凌駕するような描写が数多く存在しており、上位存在だろうと推測されていた。
- 上位存在としては珍しく、カード化前時点から背景ストーリーでリアルタイムに登場し、その活躍が複数のフレーバーテキストで言及されていたクリーチャーである。
《サファイア・ウィズダム》や《サファイア・ミスティ》も含め、上位存在は「名前や存在のみが示唆されるか、少数のフレーバーテキストでのみ言及され、後の特殊エキスパンションでその活躍について補完される」パターンがほとんどであった。その点で偽名とはいえ、進行中の背景ストーリーに大きく干渉したのは希少で、他は《覇王ブラックモナーク》くらいである。
- 名前は覆面アーティスト「バンクシー」氏と「盤」、「棋士」、「バンキッシュ(vanquish)」を組み合わせた非常にハイセンスなもの。
「バンキッシュ」とは「(完全に)征服する、打ち負かす、克服する」といった、勝者を非常に強く表す英語である。
参考 [編集]