戦国編背景ストーリー [編集]
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該当弾 [編集]
DM-28 「戦国編(バトル・ギャラクシー) 第1弾」
DM-29 「戦国編 第2弾 戦国英雄伝(ロックオン・ヒーローズ)」
DM-30 「戦国編 第3弾 戦極魂(ウルトラ・デュエル)」
DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」
以下は後年、新たに同シリーズの設定が明かされた弾。
DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」
DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」
概要 [編集]
今までのストーリーとはうってかわって文明同士の戦争は終わり、エンターテイメント、つまりは戦国武道会で真の覇者を決める戦いという設定になっている。
第百回戦国武道会の大まかな流れは、
全国各地での予選開始(参加者数万人)DM-28 [編集]
最終予選開始(参加者千人)DM-29 [編集]
- このあたりで次元の狭間からシノビが現れたようである。
↓
となっている。
なお、優勝者決定までの流れだが、コロコロコミックによると、ベスト8は、
であり、決勝戦は、《暗黒皇グレイテスト・シーザー》対《超聖竜シデン・ギャラクシー》である。
シノビ達は最後の試合の幕切れと共に次元の狭間へと帰っていった。(DM-31版《フォース・アゲイン》のフレーバーテキスト参照)
後に、存続の危機に際し《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》が《超聖竜シデン・ギャラクシー》を後押しし、多くのシノビが世界の崩壊を命懸けで食い止めたことが判明。
(DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」収録カードのフレーバーテキスト参照)
《暗黒凰ゼロ・フェニックス》と《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》の死闘から、数百年の時が流れた。
「終わりなき苦しみ」から開放され、ついに平和を手に入れた世界。多くの闘いを経て、計り知れない犠牲を払って手に入れた平和の尊さを疑う者は誰もおらず、超獣たちはそれぞれの文化や暮らし、自然との対話を楽しんでいた。
その中で、「戦国武闘会」と呼ばれるバトル大会が各地で催されるようになった。死力を尽くした戦争ではなく、己の力を試し競い合う競技としての大会。「戦国武闘会」は世界中で熱狂的な人気を得て、英雄を決める場となっていった。
まず台頭したのは、サムライ。クロスギアを使いこなし、互いに鍛錬して高みを目指す種族であった。
特に《無双竜機ボルバルザーク》の血を引く《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》の強さは抜きん出ていた。その瞬速の二段斬りを止められる者は無く、彼は第1回の武闘会を制した。
それに対し、《邪眼皇ロマノフI世》を筆頭とした「邪眼財閥」を含めた名門貴族達は、自らをナイトと名乗り力を誇示し始めた。特殊な術がかけられた「魔銃」と「魔弾」を用いて、サムライが幅を利かせる武闘会を制覇すること。それが彼らの目的だった。
紫電・ドラゴンの快進撃が話題をさらった武闘会はその後、五つの文明それぞれの威信をかけた巨大イベントへと成長した。影の存在と呼ばれたシノビまでが参戦し、激化していく武闘会。各地の強者たちは己の技を磨き、数々の名勝負を経てこの大会を目指すようになった。
そして、第100回記念大会の日が訪れた。
第1回からの常連である紫電・ドラゴン、ロマノフI世、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》、《邪眼皇アレクサンドルIII世》などはもちろん、誠の軍を統べる《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》も参戦。小型の超獣たちも数多く加わった、かつてない超弩級の大会だった。新旧入り乱れたこの大会は、予選だけで実に10年もの歳月が費やされることとなった。
激化する大会は度重なるルール改定を生じさせ、遂には城まで使用可能とされた。
その結果一つの試合が長期化し、あくまで競技であったはずの大会も、もはや個人対個人の「戦争」に近くなっていた。
優勝候補の大本命と目される最強の進化サムライ《戦極竜ヴァルキリアス・ムサシ》が登場するにまで至って、戦いは果てなく激化の一途を辿っていた。
そんな中、《邪眼皇ロマノフI世》は戦国武闘会で覇権を取るべく、禁じられし煉獄の極魔弾の解放を企んでいた。
《邪眼の祈祷師ザビ・ミラIV世》によって、《煉獄魔弾グレイテスト・ゲート》が解放される。これによりロマノフⅠ世は暗黒王の魂を手に入れた。
そして、邪眼の使徒シーザーを器にその魂を封じ込め最強のナイト《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が生み出されたのである。
決勝進出の8強が決定した。
決勝戦へ駒を進めたのは、《超聖竜シデン・ギャラクシー》、《暗黒皇グレイテスト・シーザー》、《聖霊王エルレヴァイン》、《薩摩の超人》、《星狼凰マスター・オブ・デスティニー》、《大邪眼バルクライ王》、《迅雷の精霊ホワイト・ヘヴン》、《バイオレンス・迅雷・ドラゴン》の8名。
一匹狼から巨大組織の首領に至る、多種多様で強力な顔ぶれであった。
しかしその頃になると、大会の様相は完全に様変わりしていた。文明の枠を超えた存在が増加し始め、もはや文明対抗ではなく、サムライとナイトの意地と誇りを賭けた戦いに近くなっていた。戦いは更に激しく、エスカレートしていく。巨大な力と力のぶつかり合いが、惑星そのものを壊しかねない程にまで。
8名の中から決勝へ勝ち進んだのは、《超聖竜シデン・ギャラクシー》と《暗黒皇グレイテスト・シーザー》。サムライとナイト、双方の筆頭と呼べる存在であった。
決戦を控えたシデン・ギャラクシーの元に集まるサムライ達。遂に完成したサムライの最終兵器、《超銀河剣 THE FINAL》がシデン・ギャラクシーの前に運ばれる。しかし、彼はその剣を使おうとはしなかった。彼は理解していた。その剣の破壊力が、惑星そのものを滅ぼしかねないと。
一方のグレイテスト・シーザーも、最終兵器《超銀河弾 HELL》を完成させていた。グレイテスト・シーザーは躊躇うことなく、その弾を手に取った。
決勝戦の始まり。
グレイテスト・シーザーが撃ち続ける超銀河弾。空間をも歪ませる超絶的な威力は、大会どころか世界全体を破壊の渦に巻き込んだ。大混乱に陥る世界。それでも、グレイテスト・シーザーは魔銃を収めようとしなかった。
グレイテスト・シーザーの暴走を止めんとするシデン・ギャラクシー。
しかし、超銀河弾を前にしてさえも、シデン・ギャラクシーは世界を滅ぼす力の超銀河剣を使うことに戸惑っていた。
そこに、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》が現れ、シデン・ギャラクシーに世界を守ると約束し、その力を使うように告げた。
グレイテスト・シーザーの放つ超銀河弾によって、次元の裂け目が発生し、超獣世界に残れる時間が少ないことを悟ったシノビたちは、ドルゲユキムラ率いる、後に「怒流牙十勇士」と呼ばれる怒流牙のシノビ達を中心に最後の戦いに向けて手を取り合い、世界のため最後の戦いに臨んだ。
激しい戦いの中、人知れず世界を守るため散っていく数多くのシノビ達。
シデン・ギャラクシーは意を決し、超銀河剣を掴んだ。この狂乱の大会を終わらせるために。
振り下ろされた超銀河剣は、グレイテスト・シーザーの身体を一撃で引き裂いた。彼を守ろうとした、大勢のナイト達もろとも。
世界すら崩壊させかねない超銀河弾と超銀河剣の激突による絶大な力。
しかし、ドルゲユキムラが約束して見せた通り、怒流牙十勇士たちがその身を犠牲に世界を守り抜いてみせたのであった。
決勝戦は、シデン・ギャラクシーの勝利に終わった。
この時────超銀河弾の破壊力によって生じた「時空の裂け目」と異世界からの侵略が重なったことによって生じた「次元の穴」の存在に気づいた者は、一人も居なかった。
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参考 [編集]