暗黒剣(あんこくけん) フラヴナグニル》 [編集]

暗黒剣 フラヴナグニル C 無色 (2)
クリーチャー:マスターズ・レガシー 3000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
各ターンに一度、自分の超化獣クリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

DM24-RP1で登場した無色マスターズ・レガシー

超化獣クリーチャー召喚コストを1下げる。G・ストライクも持つ。

無色なので、デッキカラーに左右されず以下の3つのプレイングが可能。

  1. 2ターン目に設置して3ターン目にコスト4の超化獣に繋げる。
  2. タップ誘発持ちと超化獣の同時展開を補助する。
  3. 超化獣の(コスト+1)のマナで即座にハイパー化可能な状態になる。例えば5マナある状態で、2マナで《フラヴナグニル》を召喚し即座に1軽減の3マナで《炎怒の夜 アゲブロム》を召喚する。

欠点としては、別にこのクリーチャーを採用しなくても《桜風妖精ステップル》Re:奪取でも上記の動きはできてしまうこと。特にG・ストライクの所持はRe:奪取と共通。
ただし、パワーの高さや、超化獣の召喚先に2種類以上の文明を採用していてもいずれも軽減できる点では一撃奪取より優れる。

超化獣ギミックは王道篇を通して強化されると思われるため将来性はある、と登場時点では思われていたが、DM24-RP3で早々に超化獣ギミックが打ち切られたため、活躍の機会は得られなかった。

背景ストーリーにおいて [編集]

《光喜の夜 エルボロム》ら「夜の四天王」が仕える存在。《DARK MATERIAL COMPLEX》を倒した《アビスベル=ジャシン帝》を月から強襲し、斬った相手を超化獣の力に目覚めさせる能力によって《ジャシン帝》を《邪魂の王道 ジャシン帝》の姿に変えた。
また、暗黒剣よりも更に上の「主」がいることが示唆されていた。

  • 余談になるが、このカードのフレーバーテキストが公開された段階ではまだ《フラヴナグニル》自身に意思があるとは考えられていなかったため、ネット上では「誰が剣を投げて《ジャシン帝》を貫いたのか」という考察が飛び交っていた。実態としては上記の通り、意思があるどころか夜の四天王との戦いの元凶である。

その後は月の裏側で密かに力を蓄えはじめる。やがて《ジャシン》の心臓を貫いた後、それぞれの思惑の下に各文明で行動する《エルボロム》らの体を切り刻んだうえで《ジャシン》の身体の一部を埋め込み、更にパワーアップさせた。その一方で、《死神覇王 ブラックXENARCH》が自身を倒しに月に向かっていることに勘づき、先んじて月から去っている。

最終的には、夜の四天王それぞれの喜怒哀楽の感情が極まりきったところで彼らの身体から飛び出てきた《ジャシン》の肉体を利用し(その際四天王たちは彫像化)、遂に《悪魔世界ワルドバロム》の魔誕を成し遂げる。だが、その《ワルドバロム》はジャシンの接近によって魂が弾き出されてしまい、《フラヴナグニル》はそれを回収して何処かへと去っていくのだった。

  • 悪魔世界を魔誕させて世界を破壊し尽くすことが目的だったのか、それともそもそも魔誕自体は何らかの目的のためのあくまでも手順の1つに過ぎなかったのかは不明。

その他 [編集]

  • カード名の由来は古ノルド語でカラスを意味する「『フラヴナ』(Hrafna)」+北欧神話における主神オーディンの武器「グン『グニル』(Gungnir)」だと思われる。
    カラスはオーディンと関連が深い鳥であり、彼の使い魔には「フギン」と「ムニン」と言う名のワタリガラスが存在する。
    また、背景ストーリー上では敵対者である《ジャシン》の愛馬《邪騎 スベルニル》もオーディンの使い魔である馬「スレイプニル」を元ネタにしているという奇妙な一致がある。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM24-RP1
    COMPLEXを倒したのも束の間、突如として天から飛来した漆黒の剣がジャシンの身体を貫いた!かと思えばジャシンが驚く間もなく幾筋もの剣閃が走ると、ジャシンの身体はバラバラに解体され、漆黒の剣に持ち去られてしまった。

収録セット [編集]

参考 [編集]