イデア・フェニックス [編集]
概要 [編集]
フェニックスの祖先とされる上位存在。フレーバーテキストにのみ登場する。
DMEX-08で初めて言及され、当時はそのフレーバーテキスト通り「誰も知らない」存在であった。その後もフェニックス関係のフレーバーテキストで度々言及されている。
他のフェニックスとの関係 [編集]
- イデア・フェニックスが持つ「不死の力」が他要素と混じり合うことでクリーチャーとしてのフェニックスが誕生する[2]。
- イデアとの関連は不明ながら、固有の概念的要素を司っていると明言されたフェニックスは以下の通り。
背景ストーリーにおいて [編集]
「イデア」について [編集]
- 「イデア」とは、物事の「原型」や「本質」を意味する言葉。古代ギリシャの哲学者プラトンが提唱した。
- 「プラトンのイデア論」と検索するなどで情報は得られるが、「イデア」というものは、確かに存在はしているのだが我々の目に映るものはイデアからの想起でしかないというものという考え方。
- 「本物の真球は世界に存在しない」という主張はイデアの考え方に極めてよく似ている。現実世界にあるビー玉やパチンコ玉は、一見すると歪みのない球体に思えるが、真球そのものを基準に比較するとミリメートル、マイクロメートルのレベルの世界でわずかな歪みが存在している。どれほど精巧に作ろうとも真の真球は存在が不可能だが、我々は真球とは何であるかを知っているし、真球に限りなく近いもの、あるいは真球と呼んで差し支えないものを手に取ることができる。
- 「真球」を「イデア・フェニックス」、「真球に最も近いもの」を「《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》」に置き換えれば良い。
『その姿はイデア・フェニックスに最も近い』としたうえで、イデア・フェニックスと同一かと問われればノーであるということ。
- 《イデア・パラドックス》のフレーバーテキストによるとイデアは認識したときにはすでにイデアではないとある、要するに、認識するまではイデアとして存在しているが、認識した瞬間、またはその前にはすでに別のものに変わっているということである。
- プラトンのイデアは、「イデア」は確かに存在するものと定義してあり、誰かによってイデアが認知されたとしてそのイデアが形を変えたり姿を消したりするとは定義されていない。なので「誰もその定義を知らない・定めることができないが、フェニックス全ての共通祖先であるというおぼろげな枠組みだけは確かである」ということが「イデア・フェニックス」という用語の本質と考えることができる。
- デュエチューブの解説動画でこれについて言及されており、イデア・フェニックスは「何らかの絶大な出来事が起こらない限り」、カード化されることはないだろうとのコメントが読み上げられている。また(《イデア・パラドックス》にあるように)、仮に自分のイデア・フェニックスを想像したとしても、それは「自分の想像力のイデア」が顕現したフェニックスでしかなく、形を持った時点でイデアではないとも語られている。
頭が痛くなる話である。
- また、超獣世界における『太陽』という言葉はボルシャックまたはイデア・フェニックスの力を表す比喩や象徴である場合が多いとも語られている。太陽を司る《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》がイデア・フェニックスに最も近い姿を持つことや、その《アポロヌス・ドラゲリオン》の装飾と酷似した《ボルシャックの古代神殿》の存在など、形なき存在であるはずのイデア・フェニックスにとって太陽というモチーフは浅からぬ結びつきがあるようだ。
- 開発主任Kによればフェニックスという種族の本質は「破壊と再生を繰り返す永遠性」であるという。同じイデア・フェニックスから生まれたフェニックス同士が戦うのは視点の違いという要因に加え、永遠性のために破壊と再生のフェニックスが対で存在しなければならないためのようだ。[15]
その他 [編集]
- ドルマゲドンXの影響が強いドラゴン・サーガ世界はイデア・フェニックスの影響が弱く、一方でイデア・フェニックスの影響が強いエピソード世界は禁断の影響が弱いことから、この両者がパラレル存在の関係にある可能性が仄めかされている。[16]
ただし、影響する世界線が異なるだけという可能性も同時に指摘されており、両者の間に何らかの関連があるのかは不明のままとなっている。
- あらゆるフェニックスの起源という壮大なスケールや実体のつかめない超越性から上位存在ではないかと長年囁かれてきたが、デュエチューブの解説動画にて正式に上位存在であると明言された。
また、五文明が分かれる前の仙界の時代から存在していたことも明らかになった。もっとも、仙界から生まれた五大王の中にフェニックスが3体もいた事を考えれば自然な帰結とも言える。
- イデア・フェニックスがクリーチャーなのか、それとも別の何かなのかは王道篇までの時点で一切不明だが、上位存在であると分類されたことでれっきとした個の「クリーチャー」である可能性が高まったと言える。
参考 [編集]