【ハウクスバイク】 [編集]

後述するようにこのデッキは、その核となるコンボが裁定変更や、一部カードのテキスト変更により機能不全に陥ってしまった。そのため現在は事実上成立しないデッキタイプである。

基本的に【レッドゾーン】《闇侯爵ハウクス》を入れただけのデッキに近かった。《禁断〜封印されしX〜》封印している《闇侯爵ハウクス》《ボマーザウルス》を墓地に送ることでハンデスランデスを発動させ、アドバンテージを稼ぎながら殴っていくという戦略を取っていた。

闇侯爵ハウクス R 闇文明 (6)
クリーチャー:ダークロード 5000
このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき、各プレイヤーは自分自身の手札をすべて、それぞれの墓地に置く。
※編集注: 以上はDMEX-08以前の旧テキスト
ボマーザウルス R 火文明 (5)
クリーチャー:ロック・ビースト 5000
このクリーチャーがバトルゾーンから墓地に置かれるとき、各プレイヤーは自分自身のマナゾーンからカードを2枚ずつ選び、それぞれの墓地に置く。
※編集注: 以上はDMEX-08以前の旧テキスト
禁断の轟速 レッドゾーンX SR 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/S級侵略者/イニシャルズ 8000
進化−自分の闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
S級侵略[轟速]−闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印をひとつ付ける。

デッキタイプ成立/消滅の経緯 [編集]

2017年11月14日・18日に「バトルゾーンから墓地に置かれた時」というテキストが裁定変更されたことに伴い誕生したデッキ。
従来「バトルゾーンから墓地に置かれた時」と「破壊された時」は同一視されていたが、DMRP-03にて「どこからでも墓地に置かれた時」というテキストを持つクリーチャーが登場し、それに付随して裁定変更が行われた。この裁定変更により封印のカードが墓地に置かれた時にも「バトルゾーンから墓地に置かれた時」という効果が発動するようになった。

これにより直接影響を受け、事実上の強化を受けたカードが上掲の旧テキスト版《闇侯爵ハウクス》《ボマーザウルス》である。

しかし2019年10月2日正式回答にて、「バトルゾーンから」の文面がある場合の処理が再定義された。これにより封印のカードが墓地に置かれた時は「バトルゾーンから墓地に置かれた時」の効果は発動できなくなり、このデッキは機能しなくなってしまった。

さらに追い打ちをかけるように2020年1月25日発売のDMEX-08にて、《闇侯爵ハウクス》《ボマーザウルス》がそれぞれ「このクリーチャーが破壊された時」というテキストに変更されて再録されてしまった。デュエル・マスターズでは、再録時にカードのテキストに変更があった場合は、原則最新のテキストに合わせて使うことになっているため、万が一今後2019年10月2日正式回答が覆るようなことがあったとしても【ハウクスバイク】は再現できないものと思われる。

主要カード [編集]

概要 [編集]

S級侵略《闇侯爵ハウクス》の効果が相性がいいことから、《S級不死 デッドゾーン》《禁断の轟速 レッドゾーンX》を軸にデッキが作られることもある。侵略元を召喚した時点で《闇侯爵ハウクス》が封印として墓地送りになった場合、両プレイヤー全ハンデスの際に《禁断の轟速 レッドゾーンX》が落ちれば自身へのハンデスはケア可能。

長所 [編集]

運次第で3ターン目にオールハンデスを仕掛けながら墓地から《禁断の轟速 レッドゾーンX》に侵略して相手クリーチャー1体を処理できるなど、ハマった時の爆発力は高い。

特に《ボマーザウルス》の妨害性能は2ランデスと破格であり、4ターン目までに封印から落ちれば後は相手はS・トリガー《サイコロプス》に賭けるしかない。

短所 [編集]

このデッキの成立時点で【レッドゾーン】の速度自体圧倒的とは言えなくなったため、言い換えればこれより早く殴り切るデッキは苦手。先攻を取れば封印外しで妨害の目があるが、後攻に甘んじた場合はそのまま殴り切られる恐れが極めて高い。枠の都合上S・トリガーを削って墓地送りトリガー獣を積み込んでいるため致し方ない部分はある。

ハンデスランデスも効果が薄い【“轟轟轟”ブランド】などには、今引き次第ではこのデッキ自体が全く刺さらないこともある。

参考 [編集]