《焔流トレーニング》 [編集]
焔流トレーニング UC 火文明 (2) |
呪文 |
自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーが攻撃することによって、そのクリーチャーの能力がトリガーする時、その能力は1度のかわりに2度トリガーする。 |
DMRP-22で登場した火の呪文。
クリーチャー1体のアタックトリガーを2回使えるようにする。
能力はたった1つでありながら、前代未聞の効果を生み出せる。
《葉鳴妖精ハキリ》で2体踏み倒す、《水晶の記憶 ゼノシャーク》で2枚サーチ、《超竜バジュラ》や《バジュラ・ザ・スター》らで2倍のランデス、《邪眼皇ロマノフI世》で2枚の呪文を唱える、《勝利宣言 鬼丸「覇」》でエクストラターンを2度取るなど、考えられるコンボは無数に存在する。
しかし、上記の例は全て、元ネタの《二刀流トレーニング》の紫電効果でも可能。一瞬二連撃の利点を活かさなければ、前者の13枚目以降に成り下がる。
2回攻撃にはないこのカードのみの利点としては、
などが挙げられる。
前者の例では、進化元が2枚ある《究極銀河ユニバース》のエクストラウィンが1度の攻撃で完結する。
後者では、《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》のパワーを4倍にまで高め、単体でも20000もの高パワーを得られる。
《「大当たり!もう一本!!」》 と同様に、「1度のかわりに2度トリガーする」ようにする置換効果であるため、この呪文を重ね掛けしても効果がより増すわけではなく、例えば2枚唱えても3回トリガーするようになるわけではない。
総じて癖は強く、独自性も少ないが、強みを活かす術を見い出せられれば、強力な武器へと変化する、玄人向けのカードと言えよう。
- 《不敗のダイハード・リュウセイ》などの自軍にアタックトリガーを擬似的に与える能力は、《ダイハード》と対象となるクリーチャーのどちらにこの呪文を使ったとしても、そのクリーチャーの攻撃時には倍加できない。発動元自体は《ダイハード》のままであり、《ダイハード》自体は攻撃していないためである。
もちろん、《ダイハード》自身が攻撃した際には倍加できる。
- 《不夜城艦 クランヴィア》などのアタックトリガーで呪文を唱えられるクリーチャーで、このカードを踏み倒して攻撃している《クランヴィア》を対象に取ったとしても、その攻撃中にもう一度呪文を唱えることは出来ない。
このカードの能力でアタックトリガーを倍加させるには、選んだクリーチャーが攻撃する前に、このカードを唱える必要がある。
- 描かれているのは漫画「D・Mファイター焔」の主人公「一撃焔」と、その相棒「メンテ」。一撃焔は《一撃勇者ホノオ》としてカード化もされている。
関連カード [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.《至宝 オール・イエス》がクロスされていたり、《凶乱の魔鎌 ディスカルド》が装備されていたり、《極幻夢 ギャ・ザール》が付いているクリーチャーに《焔流トレーニング》を唱えた場合、攻撃する時、それらの「攻撃する時」の能力は2度トリガーしますか?
A.いいえ、その場合でも1度しかトリガーしません。《至宝 オール・イエス》や《凶乱の魔鎌 ディスカルド》、《極幻夢 ギャ・ザール》が持つ「攻撃する時」の能力の発生源はクリーチャーではなく、それぞれのカードです。クリーチャーの攻撃時にトリガーしますが、クリーチャーの能力ではないので、1度しかトリガーしません。
引用元(2022.6.24)
Q.「パワーアタッカー」を持つクリーチャーに《焔流トレーニング》を唱えました。このターン、その「パワーアタッカー」は2度使えますか?
A.いいえ、2度使えません。「パワーアタッカー」のようにトリガー条件が記載されていない能力は、常在型能力です。
常在型能力は、誘発型能力(「攻撃する時」の能力など)と異なり、トリガーする能力ではありません。
+
| | (総合ルール 603.,604.)
| 603. 誘発型能力の扱い
- 603.1.
- 誘発型能力は誘発条件と効果を持ちます。
- 603.2.
- 誘発型能力は、誘発条件を満たすたび自動的に誘発します。誘発した効果は一度待機状態となり、解決を待ちます。
- 603.2a
- ステップの開始時に、「はじめに」誘発する能力がすべて誘発します。
- 603.2b
- 誘発型能力は、その誘発条件を満たすたびに一度だけ誘発します。しかし、そのイベントが複数の出来事を含んでいる場合、複数回誘発することもあり得ます。
例: 「いずれかのクリーチャーが破壊されるたび」という誘発条件の能力を持つクリーチャーがいるときに、複数のクリーチャーが同時に破壊された場合、その能力は破壊されたクリーチャーと同じ数だけ誘発します。
- 603.2c
- 「になる」という語を用いている誘発イベントは、その示されたイベントが発生したときにのみ誘発します。元々その状態であった場合に誘発することはなく、その状態であり続ける間は再び誘発することはありません。同様に、カードがその状態でそのゾーンに入った場合にも誘発しません。
例: クリーチャーが「タップ状態になった」ときに誘発する能力は、バトルゾーンにあるクリーチャーがアンタップ状態からタップ状態になった時にのみ誘発します。
- 603.2d
- 能力は、その誘発イベントが実際に発生したときにのみ誘発します。置換されて行われなかったイベントによって誘発することはありません。
例: クリーチャーが墓地に置かれることによって誘発する能力は、クリーチャーを墓地に置く代わりに他のゾーンに置いた場合には誘発しません。
- 603.2e
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。「ニンジャ・ストライク」や「革命チェンジ」、「無月の門」など、非公開ゾーンで誘発する誘発型能力は、すべて使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、墓地やマナゾーンなど、公開ゾーンから使用する場合にも、使用宣言を行う必要があります。
- 603.2f
- 誘発型能力の使用宣言は、カードの使用宣言とは異なります。誘発型能力の使用宣言とは、その誘発型能力を持つカードの持ち主であるプレイヤーだけがその能力の誘発を確認できる状況において(手札にある場合など)、そのプレイヤーがそのカードを見せて宣言することです。宣言されてはじめてその誘発型能力が誘発します。これは 603.2 の例外です。
- 603.3.
- 能力が誘発したら、効果は一度待機状態になり、その時点で待機している全ての効果のうちターン・プレイヤーのものから順番に処理をします。
- 603.3a
- 誘発型能力の中には、それに続くアイコンの能力を使うと書かれているものがあります。それらの能力は誘発した段階でアイコンに記された内容を含めて待機状態になります。
例: キズナプラスを持つクリーチャーが攻撃して下にあるカードを墓地に置いた時、その後能力の解決前にアイコンを持つクリーチャーが破壊されたとしても、能力起動時に墓地にカードを置いた段階で選ばれたふたつのアイコン能力は待機状態になっています。
- 603.4.
- 誘発型能力が条件を持つ場合、その能力の解決の時点で条件を満たしていれば、効果が解決されます。誘発した時点で条件を満たしているかどうかは問いません。
- 603.5.
- カードがゾーンを移動することを含む誘発条件は「ゾーン変更誘発」と呼ばれます。手札・バトルゾーン・マナゾーン・墓地・山札などゾーン間での移動を条件とするものは全てゾーン変更誘発能力です。
- 603.5a
- バトルゾーンに出た時の能力は、クリーチャーやクロスギア、ウエポンやフォートレスがバトルゾーンに出た時に誘発します。1つ以上のカードをバトルゾーンに出すたびに、今出たカードが持つ誘発型能力を含み、すべてのバトルゾーンに出た時に誘発する能力をチェックします。
- 603.5b
- カードの特性を追加・変更する継続的効果は、カードがあるゾーンに置かれた瞬間にすぐ適用され、本来の特性のままでそのゾーンに置かれたことにはなりません。特性を条件に持つ誘発型能力は、その継続的効果適用後の特性をチェックします。
例: 《薫風妖精コートニー》がいるときに、自然のカードをマナチャージすると、そのカードは全ての文明を持つカードとしてマナゾーンに置かれたことになります。この時、スペースチャージ(闇)の能力を持つクリーチャーがいれば、その能力は誘発されます。
- 603.5c
- 誘発型能力の中には、その能力を持つカード自身がバトルゾーンを離れたり、山札や手札に移動したときにも誘発するものがあります。それらの能力が誘発するかどうかを判断するために、ゲームは「過去の状態を見る」必要があります。これらは、そのイベントの直後ではなく直前のカードの存在や状態に基づいて誘発します。この際、過去の状態を見ることができるのは、その能力を持つカード自身についてのみです。
例: 2体のクリーチャーと、「クリーチャーが破壊された時、カードを引く」という能力を持ったクリーチャーがバトルゾーンにあるとき、すべてのクリーチャーを破壊する呪文を唱えた場合、その能力の誘発はそのクリーチャー自身の1回のみです。
- 603.6.
- 効果によって、後で何かを行なう遅延誘発型能力が作成されることがあります。
- 603.6a
- 遅延誘発型能力はカードの使用や他の能力によって、または置換効果の適用の結果として生成されます。実際に生成される前に、その誘発イベントが起こっていたとしても、過去にさかのぼって効果を発揮することはありません。
例:「このターンクリーチャーがはじめてタップするたびアンタップする。」という能力を持つ呪文を唱えたとき、実際に呪文を唱えた後で「このターンはじめてタップしたクリーチャー」に対してのみ誘発するのであり、呪文を唱える前にすでにタップしていたクリーチャーには誘発しません。
604. 常在型能力の扱い
- 604.1.
- 常在型能力は、起動したり誘発したりするのではなく、常に何かをし続けます。
- 604.2.
- 常在型能力は、継続的効果を発生します。その中の一部は置換効果であり得ます。これらの効果は、常在型能力を持つカードが特定のゾーンにあってその能力を持っている間持続します。
- 604.3.
- 常在型能力には、カードが使用できるゾーン(通常は手札)にある間に適用されるものが存在します。これには、カードのマナコストを変更する能力などが含まれます。
- 604.4.
- 一部の常在型能力は、例外的に単発的効果を生成します。これらの能力が効果を生成する条件を満たした場合、他の能力を解決する前にその効果を適用します。また、効果を処理する途中で生成された場合は、その処理に割り込んで効果を適用します。効果を適用した後に常在型能力による単発的効果を生成する条件がまだ満たされている場合、改めてその効果を適用します。
例: 《伝説の禁断 ドキンダム X》の敗北効果、S-MAX進化の手札に戻す効果
- 604.4a
- 常在型能力が単発的効果を生成した際に、継続的効果がある場合、継続的効果をすべて適用した後でその単発的効果を適用します。
- 604.4b
- 常在型能力により生成された単発的効果が複数ある場合、その発生源がどのプレイヤーのカードかによって処理が変わります。1人のプレイヤーのカードが複数の単発的効果を生成している場合、そのプレイヤーは単発的効果を好きな順番で適用します。複数のプレイヤーのカードが単発的効果を生成している場合、ターン・プレイヤーの効果から先に適用します。
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引用元(2022.6.24)
Q.《焔流トレーニング》の「そのクリーチャーが攻撃することによって、そのクリーチャーの能力がトリガーする時」は、攻撃したクリーチャーが持つ「タップした時」の能力も2度トリガーしますか?
A.いいえ、攻撃してタップしたとしても、「タップした時」の能力は1度しかトリガーしません。「このクリーチャーが攻撃する時」の能力など、クリーチャーが攻撃することでトリガーする能力は、クリーチャーをタップした後のタイミングでトリガーします。
+
| | (総合ルール 506.1c 506.3.)
| - 506.1c
- ターン・プレイヤーは選んだクリーチャーをタップします。
- 506.3.
- 次に、攻撃クリーチャーが指定されたことによって誘発する能力が誘発し、効果が待機状態となります。
- 506.3a
- クリーチャーが攻撃すること、またはクリーチャーに攻撃されることに対して誘発する能力は、クリーチャーが攻撃クリーチャーに指定された時点でのみ誘発します。クリーチャーが攻撃に参加した後で、そのクリーチャーの特性がその能力の誘発条件に合致するように変化しても誘発しません。
- 506.3b
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。使用宣言が必要な誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
- 603.2e
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。「ニンジャ・ストライク」や「革命チェンジ」、「無月の門」など、非公開ゾーンで誘発する誘発型能力は、すべて使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、墓地やマナゾーンなど、公開ゾーンから使用する場合にも、使用宣言を行う必要があります。
- 506.3c
- その後、ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
- 506.3e
- その後、非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、処理中の効果を解決した後でターン・プレイヤーの効果を優先して処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻ります。
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引用元(2022.7.28)