ガルド [編集]

漫画・アニメ「デュエル・マスターズ」の勝舞編に登場する組織。
構成員はアルファベットまたは数字の称号を持っており、アルファベットの「A」が最弱でそこから強くなっていき「Z」を持つ者が最強となっている。
「A」より下の実力の者は数字の称号を持ち、「1」が最も強い。

元々はデュエルを極めし者『デュエルマスター』を守護する、心あるデュエリストの集団だった。
だが一方で、一人のデュエルマスターのために多くの「ガルド」のメンバーが犠牲となったという暗部も抱えている。
特に、デュエルマスターを守るガルドは友も肉親も全て捨て、カードよりも軽い自分達の命をすべてデュエルマスターに捧げるという驚異的な教えを受けていた。

その内情はザキラの叛乱により、大きく様変わりすることとなった。
ザキラは、当時のガルド最強だったゼウスを倒すと、その実力をもって多くのメンバーの支持を得る。
そして表向きはデュエルマスターヤエサルに従う振りを見せつつ、『デュエルマスターを守るためだけに生まれて死ぬガルドをその呪縛から解き放つべく、地上の全デュエリストを抹殺する』という自らの望む形に「ガルド」を変えていった。

第一回世界大会でついに行動を起こし、その場にいた多くのデュエリストを抹殺。
さらにヤエサルが持つ「デュエルマスターの証」を奪おうと企むが、切札 勝利に阻まれ失敗する。
その後は「ガルド」の名を封印し、「不亞一族(不亞家)」と名乗るようになった。

ヤエサルが分散させた7つのデュエルマスターの証を奪うべく、デュエルマスターとなった子供たちの下へ刺客を送り込み、子供たちの両親を含めた多くの関係者やデュエリストを惨殺するなど凶行を続けた。いつからか「デュエリストキラー」とも呼ばれる様になった。

また組織を増強させるべく、覚醒したカードの収集に動き始める。
バトルアリーナに目を付けたザキラは、そこでカードを覚醒させることができる切札 勝舞を見つけ、彼を利用することで覚醒したカードを5枚集めることに成功する。
力を付けた「不亞一族」は、再び「ガルド」を名乗るようになった。

「ガルド」のメンバーはデュエルの敗北以外では死なない不死身の体を持っている。
どんな外傷でも無傷という訳ではなく、肉体へのダメージは時間をかけて再生する。

強いデュエリストであれば、たとえ敵でも仲間に招き入れることを試みる。
また相手を洗脳して強引に仲間に加えることもしばしばあり、白凰ヤエサルは自らの意に沿わない形でガルドの軍門に下っている。

仲間意識がある一方で、任務を失敗したデュエリストには厳しく罰を与え、時には容赦なく切り捨てようとするなど非情な一面も併せ持つ。

『SX』において、「ガルド」のメンバーが持つ超能力や、要塞として使っていたUFOは初代デュエルマスターのアダムから与えられた事が判明する。
最終的にアダムに見放されたガルドのメンバーは、超能力を剥奪され、アダムの粛清を受け全滅してしまった。

ただ一人ザキラだけは新たな生命体として転生を果たすが、「ガルド」を復活させることはなく「全宇宙への復讐」という壮大な野望を果たすため、宇宙へ飛び立ってしまった。

ガルドのメンバー [編集]

ガルドに於けるアルファベットは、Zを頂点とした強さの序列である。
このアルファベットが1段違うだけでも桁違いの差がある。
R以降のメンバーは「アフター・レボリューション」と名付けられ、デュエルマスターを狩るために特に高い実力を持つ超戦士とされる。

なお、A以下の者には数字が与えられており、その中では1が頂点に位置する。

ガルドの元メンバー [編集]

参考 [編集]

  • キャラクター
  • イニシャルズ…こちらもアルファべットに準拠したメンバーがいる組織。ただし、こちらはガルドとは違い全アルファべット分が揃っていない。
  • サイバー・コマンド…アルファベットを命名ルールとする集団(種族)。ただし、アルファベット以外が名前に使われている事もある。