封入率 [編集]

ある特定のレアリティまたはカード名のカードが1パック・1BOX・1カートンあたり何枚入っているかを表す用語。
デジタルカードゲームでは、排出率と呼ばれることが多い。

「率」の言葉の通り、「1パックにスーパーレアが入っている確率」のような確率を示すこともあれば、「1BOX開ければ必ずスーパーレアが2枚入っている」のような最低保証値を示すこともある。

日本の法律上、どんなカードがどんな確率で封入されているかを公表する義務は存在しない。
無論、任意で公表した封入率通りに入っていない場合は景品表示法の優良誤認表示に該当する。

封入率の実際 [編集]

実際のところ、公式が確率や最低保証値を明らかにすることは多くない。
従って、巷で言われる封入率はあくまでも過去実績からの推測である。
最低保証値や確率を明記しないのは、誤った封入率の公表や誤った封入プロセスにより、意図せず優良誤認表示になってしまうことを防ぐためと考えられる。

  • 販売会社は異なるがMagic:The Gatheringでも訴訟リスクを考慮して封入率を公表していない事象があった。
  • 実際に、DM24-EX2では、スーパーレアばかり出るカートンとベリーレアばかり出るカートンに分かれていることがある事象があった。
    過去の実績に照らせば、異常な封入率であり封入プロセスに問題のある製品だったことは間違いない。
    しかし、公式にはスーパーレアの最低保証値は出していない。そのため、身もふたもない言い方をすると、「顧客やカードショップが勝手に期待した確率で出なかった」だけである。
  • 最低保証値を明らかにすることは多くはないが、0ではない。
    DM23-EX2では、商品ページで「1パックから3枚のホイルが確定!」と宣伝していた。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

紙のカードと同じく、日本の法律上、どんなカードがどんな確率で排出されるかを公表する義務は存在しない。
ただし、「App Store審査ガイドライン」などのストアの規約により排出率の公表が義務となっている。
そのため、上記のガイドラインに従って、各カードの排出率が明記されている。
具体的な排出率はパック購入画面から確認できる。

なお、いわゆる天井システムのセレクションポイントを除いて、最低保証値はないので、10パック開封したがベリーレアすら1枚もない、という事象は発生しうる。

その他のデジタルカードゲームでは [編集]

デュエマであそぼう!などはパック開封に課金要素が絡まない。
この場合、「App Store審査ガイドライン」の対象外となるため、排出率は明記されていない。

そのほか、GBAゲームソフトなどの携帯ゲームでも排出率は明記されていない。

参考 [編集]

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