#author("2024-09-19T16:32:26+09:00","","") #author("2024-11-13T12:02:33+09:00","","") *cip [#wb0418ec] 「''C''omes ''I''nto ''P''lay」の略語で、「''この(カードタイプ)が(バトルゾーンに)[[出た時]]''」という誘発条件、もしくはそれを条件とした[[誘発型能力]]を指す俗称。読みは「チップ」。「cip能力」「出た時能力」「登場時能力」とも。 [[ゾーン変更誘発]]のうち、バトルゾーン以外のゾーンからバトルゾーンに移動したときに限定した能力。 この能力を持つものはほとんどが[[クリーチャー]]であるが、一部の[[ウエポン]]や[[フォートレス]]、[[フィールド]]等もcipを持つことがある。[[オレガ・オーラ]]の「これをクリーチャーに付けた時」もcipと呼ばれることもあるが、これはバトルゾーンに出た時だけでなく、クリーチャーから他のクリーチャーに乗り移った時もトリガーするため、cipとは呼ばない。 基本的には[[召喚]]([[プレイ]])以外で[[バトルゾーン]]に出た場合も有効である。 基本的には[[召喚]]([[使う]])以外で[[バトルゾーン]]に出た場合も有効である。 テキストでは『[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]』として参照される事がある。コロコロコミックや公式HPでは''出た時効果''、アニメでは''登場時能力''と呼ばれることが多い。 |青銅の鎧 C 自然文明 (3)| |クリーチャー:ビーストフォーク 1000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。| |アクア・サーファー UC(R) 水文明 (6)| |クリーチャー:リキッド・ピープル 2000| |S・トリガー| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。| この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]は、[[バトルゾーン]]に出すだけで[[能力]]が[[トリガー]]する。出した時点でとりあえず一つ仕事をこなしているため、誤算が少なくて使いやすい。 有名なものとして、[[《解体人形ジェニー》]]や[[《青銅の鎧》]]や[[《アクア・サーファー》]]が挙げられる。使用感は[[呪文]]を内蔵した[[クリーチャー]]といったところ。 [[クリーチャー]]なので、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などで[[呪文]]を[[唱える]]ことができない場合でも使うことができる。 **ルール [#zcf2b4dd] -「[[召喚]]」でも[[コスト踏み倒し]]でも、問題なく[[トリガー]]する。 -複数のcipが同時に[[トリガー]]した場合、[[ターン・プレイヤー]]のものから好きな順番で[[解決]]する。例えば、[[《サイバー・G・ホーガン》]]や[[《ヘブンズ・ゲート》]]などを使った場合に重要になる。 -[[進化クリーチャーの一番上]]が[[墓地]]に送られたり、[[覚醒]]後の[[サイキック・クリーチャー]]が[[解除]]されたり、[[S級侵略]]で[[進化クリーチャーの一番上]]が[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]から別の[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]に移動したり、[[封印]]が外れた場合は[[トリガー]]しない。それらは、新たに[[バトルゾーン]]に出された訳ではないため。 -[[《ローズ・キャッスル》]]や[[《希望の親衛隊ファンク》]]などの[[常在型能力]]による[[パワー低下]]で[[バトルゾーン]]に出た直後に[[破壊]]されてもcip能力は使える。 --cipを[[解決]]する前に離れてもcip能力は使える。ただし、[[《霞み妖精ジャスミン》]]や[[《特攻人形ジェニー》]]のような[[自壊]]する必要がある[[クリーチャー]]は、その能力を使えない。 -[[《龍世界 ドラゴ大王》]]や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の場合、「[[バトルゾーン]]に出る」ことを[[置換効果]]で置き換えて「[[墓地]]に置く」ため、cip能力は誘発しない。 -誤解しやすいが、[[シールド・フォース]]や[[G・リンク]]、[[EXライフ]]などはcipではない。[[バトルゾーン]]に出す時に使用するかどうかを決定する[[常在型能力]]である。 -[[コマンド]]が出た時の、同[[文明]]の[[封印]]を外す処理は[[誘発型能力]]ではなく状況起因処理なので、cipよりも先に割り込んで処理する。 **その他 [#xb68c1af] -俗に「cip効果」と言われることがある。「出た時効果」という[[準公式用語>https://youtube.com/watch?v=OSRJGE80FN8]]の存在もある。また上記の通り「『この(カードタイプ)がバトルゾーンに出た時』に誘発する能力」を指すこともよくある。「このカードはcipを持つ」という文での用例は能力を指す。 //-俗に「cip効果」と言われることがあるが、cipが意味する「バトルゾーンに出る」は[[誘発型能力]]の効果節ではなく誘発条件節なので、適切な表現ではない。 -[[エピソード2]]からはcipでも[[攻撃]]する時でも[[トリガー]]する[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]が増えた。これらは出てから効果を発動するまでの間に除去されがちなATクリーチャーの弱点を補ったようなものであったが、[[スピードアタッカー]][[付与]]などで[[召喚酔い]]を解除することで1ターン目に2回効果を発動できるという強みもある。 --開発部内では[[タイタントリガー]]という用語でこの誘発条件を表現しており、当Wiki内でもこの用語が使用される場合がある。 -[[侍流ジェネレート]]や[[ロスト・プリズム]]のように、[[キーワード能力]]の中にもcip[[能力]]は存在する。 -多くの[[ゼニス]]は[[召喚]]した時のみ[[トリガー]]するcipを持っている。[[ゼニス]]自体が[[重い]]ため、強力なものが多い。 -[[DMR-13]]では、テキスト内で初めてcip能力を参照する[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]が登場した。 -同義語に「''187能力''」という言葉がある。元々は[[マジック:ザ・ギャザリング>Magic:The Gathering]]のカード、《ネクラタル/Nekrataal》が大量のクリーチャーを破壊していたことから、アメリカ・サンフランシスコ警察の殺人事件コード187を付けられたのが由来。 本来はcip能力を持つクリーチャーのことを「187クリーチャー」と呼ぶが、この俗語が輸入される際に変化してそのまま「187能力」という呼称が広まった。 --日本語読みをした「嫌な能力」ではない。発祥がアメリカのため「ワン・エイティ・セブン」と読む。 -なお、あちらでは後にテキスト変更によって、cipに代わって「戦場に出る/''E''nter ''T''he ''B''attlefield」の略称「ETB」が用いられている。 -[[王来篇]]からは「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」から「このクリーチャーが出た時」に変更されたが、開発側でも「When you put this creature into the battle zone(訳:あなたがこのクリーチャーをバトルゾーンに置いたとき)」から「When this creature arrives(訳:このクリーチャーが到来したとき)」にテンプレート改訂されたという裏事情がある。[[ソース>https://twitter.com/syaba3/status/1473900625062952962]] **バトルゾーンに出た時にトリガーする能力に関連するカード [#s1bd569f] [[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]を参照するものは除外。 -[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]] -[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]] -[[《消王ケシカス》]] -[[《ソニック・IV・ワン》]] -[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]] -[[《ノリのりん》]] -[[《ブラキオ龍樹》]] -[[《The邪悪 寄成ギョウ》]] -[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]] -[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]] **参考 [#b0b9ed54] -[[用語集]] -[[pig]] -[[誘発型能力]] -[[解決]] -[[ターン・プレイヤー]] -[[タイタントリガー]] -[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]] &tag(用語集,誘発条件,誘発型能力,能力,cip,「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力);