#author("2024-08-23T20:32:52+09:00","","") #author("2024-11-19T09:48:14+09:00","","") *&ruby(ひこうかい){非公開};ゾーン [#wb6d4411] [[ゲーム]]中、自由に確認ができない[[ゾーン]]のこと。 非公開ゾーンの[[カード]]は何らかの[[能力]]を使わない限り見ることはできない。 以下の[[ゾーン]]が該当する。 -互いの[[シールドゾーン]] -互いの[[山札]] -相手の[[手札]] -互いの[[超GRゾーン]] また、能力によって自他を問わず一時的、ないしは恒常的に公開される場合がある。例として[[表向き]]、[[ピーピング]]などが存在する。 例えば、[[《鳴動するギガ・ホーン》]]の[[cip]]で自分の[[山札]]を見たり、[[《解体人形ジェニー》]]の[[cip]]で相手の[[手札]]を確認することが可能。 非公開ゾーンの[[カード]]を見ることで[[情報アドバンテージ]]を得て、後の[[プレイング]]に活かしていくことは重要な戦略の1つである。 [[ゲーム]]の際は覚えておきたい。 なお、「見せる」という指示のないカードをあえて見せるという行為は、厳密にはルール違反である。 たまに、[[ブラフ]]等の目的で相手の任意で手札を見せることは適正なプレイと思っている人がいるが、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]および[[デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]には「不用意に見せてもよい」といった記述はどこにもなく、むしろ見せないように「努力する義務がある」と明記されている。 非公開情報を公開するプレイはただの利敵行為にすぎず、真剣勝負最中なら自主的に行うメリットは何も存在しない。それどころか共謀・買収や賭博行為によりあえて負けようとしているとみなされたりする恐れもある。 ただし、あくまでも努力義務があるだけで、手札を誤って落とすなどして意図せず相手に見せてしまった場合などは、1度や2度であれば失格になることは早々ない。無論、努力義務は必要なため、そのような失敗を繰り返さないように心がけるのは言うまでもない。 一方、カジュアルプレイなら違反による悪影響はささいなものであるため、ゲームを盛り上げるためなら厳密には誤りであってもそれが咎められることはないだろうが、相手に理解があるかは確認したい。 **デュエル・マスターズ競技イベント運営ルールでの定義 [#le1272c2] >3.10 非公開情報 >> ~ 非公開情報とは、ゲームのルールやフォーマットが見ることを認めていないカードやその他のオブジェクトの表面のことである。 ~ マッチ、ドラフト、ゲーム開始前の手順の間、プレイヤーは自分のカードをプレイ面よりも上に保ち、非公開情報を他のプレイヤーに見られないように努力する義務がある。 **デュエル・マスターズ総合ゲームルールにおける非公開ゾーンのカードの扱い [#m53c6258] 本当にないとき、証明の義務がないという趣旨 -400.2d ''非公開ゾーン''のカードを参照する能力を使ってその参照先がなかった場合、相手にその非公開ゾーンを見せて確認する必要はありません。 --例:[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]の能力を使って、5 体ハンターを出す時、手札に出すハンターがいなかった場合でも、手札を見せる必要はありません。 あったとしても、それを選択しなくても良いという趣旨 -701.10b 特定のカード・タイプ、文明などの何らかの条件を満たすカードを''非公開ゾーン''から探す必要がある場合、存在してもそのすべてを見つける必要はありません。 Wiki注:[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《五番龍 レイクポーチャー ParZero》]]のような効果は、[[特性]]はなんでもよく[[強制]]で手札に加える。相手にも「裏向きで非公開だがカードは間違いなくある」ということは共有情報のため、効果を[[任意]]化扱いして可能なことを実行しないことは許されていない。見た数枚から正しい枚数を抜き取る必要があって、[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]で見る枚数が手札に加える枚数未満になったら、効果は可能な限り実施される原則のため、その1枚を必ず手札に加える。 ***裁定不明 [#td61a43f] 上記の非公開ゾーンの扱いは、「非公開ゾーン」というゾーンそのものの性質なのか、非公開ゾーンがもたらす「片方のみが閲覧できる状態」の性質なのかは不明。 -[[《ラグーン・マーメイド》]]の[[常在型能力]]で、自分の山札に光か水か闇か火を含むコスト2以下のクリーチャーが山札に少なくとも1枚はあることが相手に確認されてしまっている。ここで自分が[[《ベイビー・バース》]]を唱えると、通常なら山札に該当するカードがあっても「なかった」と申告できるが、この場面ではそれが事実ではないことが証明されてしまう。なので[[強制]]の[[《ベイビー・バース》]]で踏み倒しをしなくてはならないのではないか。 --上の派生で、[[《アリゾナ・ヘッドショット》]]のような一番下の[[山札送り]]なら、[[シャッフル]]が行われない限り山札内に送ったカードがあることは確実だが、ここでも[[強制]]の[[《ベイビー・バース》]]で踏み倒しをしなくてはならなくなってしまうのか。 -総合ルール400.2bの「そのゾーンにあるカードの表が全て公開されていたとしても、ゾーン自体は非公開のままです。」をそのままの意味で解釈すれば、おそらくは前者であり、非公開ゾーンの性質が適応されると解釈できると考えられる。 **ルール [#x8fed829] -各非公開ゾーンのカードの枚数は、すべてのプレイヤーがそこに何枚あるのかを確認可能でなければならない。 -非公開ゾーンの[[カード]]は、通常は自由に確認することができない。(「[[手札]]」は非公開ゾーンのひとつであり、その扱いに対するルールは共通だが、自分自身の手札は常に見ることができるという追加のルールがある。) --ただし、カードの効果で一時的あるいは継続的に非公開ゾーンのカードの中身を見ることができる場合がある。 ---一時的なものは[[《解体人形ジェニー》]]のような[[ピーピングハンデス]]や[[《ロスト・チャージャー》]]など、継続的なものは[[《アクア・マスター》]]の[[単発的効果]]を実施した後のカード、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]や[[《斬龍電融 オロチリュウセイ》]]など[[常在型能力]]がある。 --非公開ゾーンを確認できる[[単発的効果]]は、シールドを裏返すもの以外、効果が終了次第裏向きに戻す。一度公開・閲覧された経験があるカードであっても、非公開ゾーンに裏向きで加えられた・戻された後は勝手に見てはいけない。 例えば、手札から[[《プロテクション・サークル》]]の効果を使ったり、バトルゾーンから[[《魂と記憶の盾》]]の効果を使ったりしてシールドに置いたカードを、効果を解決し終わった後で確認することはできない。 -[[カード]]の効果で非公開ゾーンから別のゾーンにカードを移動させる場合、[[テキスト]]上は[[強制]]であっても[[任意]]として扱う。 --例えば、[[《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》]]の[[デーモン・コマンド]]を[[シールドゾーン]]から出す[[能力]]は[[テキスト]]上[[強制]]だが、あえて出さないこともできる。 --非公開ゾーンは原則として公開できないため、[[能力]]の対象がいなかった場合にそれを証明することができないためである。無論、いなかった証明として相手に非公開ゾーンを見せてはいけないし、相手も公開を求めてはいけない。 なお、仮に[[《リキッド・スコープ》]]などによりシールド内の[[デーモン・コマンド]]の存在が露呈したとしても、あえて効果を使わないことはルール違反とはならない。 -[[公開ゾーン]]から非公開ゾーンにカードを移動させる場合、[[公開ゾーン]]からなので相手は移動するカードを把握できる。 --例として[[《超神類 イズモ》]]で墓地のカードをシールドに追加する場合や、[[《フォーチュン・スロット》]]などで見せたカードを山札の下に置く場合は、それらの[[カード]]を確認できる。 --ただし、一度に複数移動する場合、移動先でのそれらの順番を相手に教える必要はない。逆に、あえて教えてもルール違反ではない。 -[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《エナジー・ライト》]]など、非公開ゾーンから非公開ゾーンへの移動の場合、移動するカード及びその順番を教えることはルール違反となる。相手がそのカードを確認するタイミングがないためである。 --当然ではあるが、[[《DNA・スパーク》]]などで山札から[[シールド化]]を行う場合、効果を発動した自分自身もそのカードを見ることはできない。 //--ただし、[[《ラグーン・マーメイド》]]や[[《斬龍電融 オロチリュウセイ》]]などで山札が常に公開されている場合は例外。1枚移動するごとに、移動するカードを確認することができる。移動先が[[シールド]]などの非公開ゾーンであっても確認できる。 //できません。ほとんどのカード移動は全く同時に複数枚を移動させる裁定があり(https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42372/)、特に《特級チューシ・シャオ・ハン》に似た《ホワイト・スワン》は、上から2枚目の山札は、閲覧可能の常在型能力が働くタイミングがありません。 //続き:「ほとんどのカード移動は全く同時」に該当しないのは、総合ルール114.2.(引く処理)と総合ルール400.7.(バトルゾーンにエレメントを出す処理)で、これはどちらも1枚ずつ移動させます。 -手札を除き、非公開ゾーンのカードは勝手に並び替えることはできない。 総合ルールにおいては、「[[山札]]や[[シールド]]、[[超GR]]内のカードを勝手に並べ替えてはいけない(意訳)」「他のゾーンのカードは、タップ・アンタップなどの状態をはっきりさせれば自由に並べ替えてよい(意訳)」と決められている。 -「手札を並べ替えてはいけない」というルールは存在しない。 --例えば、[[ランダムハンデス]]等で手札の特定のカードを選ばれないように、裏向きのままシャッフルするのはルール違反にはならない。 **ゲームにおいて [#mbd8670c] -非公開ゾーンの[[カード]]を確認することは、大きな[[情報アドバンテージ]]を得ることにつながる。特に[[山札]]を見ることで自分の[[シールド]]の中身を推測することができる。 -[[《解体人形ジェニー》]]や[[《パクリオ》]]で相手の[[手札]]を見ることも非常に強力。相手の今後の[[プレイング]]をある程度予想でき、有利に戦えるようになる。 -[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《シークレット・クロックタワー》]]などを使うと、で自分の[[山札の下]]の[[カード]]を把握することができる。これを利用して[[《時空の賢者ランブル》]]を確実に[[覚醒]]させることができる。 **その他 [#xe33fbef] -互いの[[墓地]]や[[超次元ゾーン]]は公開情報なので、[[ゲーム]]開始時からいつでも好きなタイミングで確認できる。もちろん、相手の[[カード]]を手に取る際は一度断ってから丁寧に行うべきである。 -[[《巡霊者メスタポ》]]、[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいると、[[カード]]の[[能力]]を使っても該当するプレイヤーは[[山札]]を[[見る]]ことは一切できなくなる。 --当該能力が働いている間は山札を[[表向き]]にすることもできない。 -相手の[[山札]]の一部を確認する手段は多々あるものの、一度に全て確認する手段は[[《ギガザンダ》]]の[[アクセル]][[能力]]を除きすべて[[プレミアム殿堂]]となっている。これには[[《ヘル・スラッシュ》]]をはじめとした[[山札破壊]][[呪文]]が低年齢層に不評を買ってしまったという背景がある。 -[[手札]]以外の非公開ゾーンの[[カード]]を[[表向き]]にすること、またはそうして[[出す]]か[[唱える]]ことを「捲る」という。 -[[手札]]以外の非公開ゾーンの[[カード]]を[[表向き]]にすること、またはそうして[[出す]]か[[唱える]]ことを「[[捲る]]」という。 **関連用語 [#t5a6f593] -[[用語集]] -[[ゾーン]] -[[公開ゾーン]] -[[シールドゾーン]] -[[山札]] -[[手札]] -[[超GRゾーン]] -[[超GR]] -[[表向き]] -[[見る]] &tag(用語集,非公開ゾーン,ゾーン);