#author("2025-09-18T18:39:04+09:00","","")
#author("2025-09-19T11:54:38+09:00","","")
*防御札 [#top]

|ホーリー・スパーク R 光文明 (6)|
|呪文|
|S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。|

|終末の時計 ザ・クロック R 水文明 (3)|
|クリーチャー:アウトレイジMAX 3000|
|''S・トリガー''(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)|
|このクリーチャーが出た時、ターンの残りをとばす。|

防御の役割を持つカード群(=札)の俗称。受け札とも。

広義では[[ブロッカー]]など、延命に貢献できるものなら何でも防御札である。

狭義では[[S・トリガー]]、[[S・バック]]、[[ニンジャ・ストライク]]、[[G・ストライク]]、[[《一王二命三眼槍》]]など、[[非公開ゾーン]]から相手の攻撃を防げるカードのこと。相手のターン中に[[除去]]を撃ったり、[[ブロッカー]]を出して[[攻撃]]を食い止めたり、[[敗北回避]]したりできるものが該当する。
狭義では[[S・トリガー]]、[[S・バック]]、[[ニンジャ・ストライク]]、[[G・ストライク]]、[[《一王二命三眼槍》]]など、[[非公開ゾーン]]から相手の攻撃を防げるカードのこと。
相手のターン中に[[除去]]を撃ったり、[[ブロッカー]]を出して[[攻撃]]を食い止めたり、[[敗北回避]]したりできるものが該当する。

特に[[スパーク]]に代表される[[オールタップ]]や、[[ターンの残りをとばす]][[《終末の時計 ザ・クロック》]]は、ほぼ確実に1ターン凌げるため重宝される。

防御札を採用することで時間を稼ぐことができ、自分のターンでの反撃に繋げやすくなるが、採用しすぎると主軸となる[[カード]]が引きにくくなり[[事故]]の可能性が高まるという本末転倒な事態を招く。[[デッキ]]の内容と相談しながら必要な分だけを無理なく採用するようにしたい。
防御札を採用することで時間を稼ぐことができ、自分のターンでの反撃に繋げやすくなるが、採用しすぎると主軸となる[[カード]]が引きにくくなり[[事故]]の可能性が高まるという本末転倒な事態を招く。
[[デッキ]]の内容と相談しながら必要な分だけを無理なく採用するようにしたい。

また、一時的に試合を長引かせることができても、試合に勝つことができなければ意味がないため、防御札と[[デッキタイプ]]には相性がある。
延命性能や安定性のみを切り取れば[[オールタップ]]や[[《スローリー・チェーン》]]の劣化気味な[[《チャケの応援》]][[《Rev.タイマン》]]が特定のデッキでは率先して採用されるといった事例も、デッキとの相性が関係している。

[[ワンショット]]の際は相手の防御札を無効化する工夫が重要である。大量展開系の[[コンボデッキ]]には防御札の使用を封じるカードが[[フィニッシャー]]として確定レベルで採用される他、[[ビートダウン]]でも[[《奇天烈 シャッフ》]][[《ファイナル・ストップ》]]などの[[ロック]]を組み込んだデッキが定期的に結果を残している。
[[ワンショット]]の際は相手の防御札を無効化する工夫が重要である。
大量展開系の[[コンボデッキ]]には防御札の使用を封じるカードが[[フィニッシャー]]として確定レベルで採用される他、[[ビートダウン]]でも[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《ファイナル・ストップ》]]などの[[ロック]]を組み込んだデッキが定期的に結果を残している。
しかし、[[S・トリガー]]をはじめとする防御札による逆転は[[デュエル・マスターズ]]の醍醐味とも言えるものであるため、手軽な封殺手段が[[環境]]であまりにも横行した場合、[[殿堂入り]]する可能性が高い。

防御札の候補が複数ある場合、枚数を散らして採用することで[[墳墓避け]]や[[《奇天烈 シャッフ》]]の宣言避けに役立てるテクニックもある。[[【パロミラフォーミュラ】>【フォーミュラエクストラウィン】]]では自分の[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]で宣言するための[[1枚積み]]が見られた。
防御札の候補が複数ある場合、枚数を散らして採用することで[[墳墓避け]]や[[《奇天烈 シャッフ》]]の宣言避けに役立てるテクニックもある。
[[【パロミラフォーミュラ】>【フォーミュラエクストラウィン】]]では自分の[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]で宣言するための[[1枚積み]]が見られた。
極端な例ではあえて[[カードパワー]]の低いカードやマイナーなカードを採用しておき、[[マナチャージ]]などで[[公開ゾーン]]に置かれるのを利用して自分のデッキを誤認させる([[ブラフ]])作戦も使われることがあった。

防御札で[[アドバンテージ]]を稼ぐ戦術は[[カウンター]]と呼ばれる。
防御札を多数採用して[[アドバンテージ]]を稼ぐ戦術は[[カウンター]]と呼ばれる。

**防御札の例 [#rf1c3d1d]
***[[非公開ゾーン]]で働く能力 [#h146df3b]
-[[S・トリガー]]
-[[S・バック]]
-[[ニンジャ・ストライク]]
-[[革命0トリガー]]
-[[G・ストライク]]
-[[鬼エンド]]
-[[逆転撃]]

-[[《一王二命三眼槍》]]
-[[《MMM-ジョーキング》]]
-[[《悪夢神バロム・ナイトメア》]]

など

***[[公開ゾーン]]で働く能力 [#y2c8e87a]
-[[ブロッカー]]
-[[S-MAX進化]]
-[[鬼S-MAX進化]]

-[[《深緑の魔方陣》]]などの[[シールド追加]]
-[[《エメラル》]]などの[[シールド交換]]
-[[《予言者マリエル》]][[《ノーブル・エンフォーサー》]]などの[[攻撃ロック]]
-[[ヘヴィ・デス・メタル]]などの[[攻撃誘導]]
-[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]などの[[敗北回避]]
-[[メタリカ]]の[[攻撃曲げ]]
-味方にブロッカーを[[付与]]する能力
-一部の[[GR召喚]]

など

**防御札として扱われることが少ない例 [#ef14a900]
-[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]の[[タップイン]]や[[《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》]]の[[速攻メタ]]は相手の[[スピードアタッカー]]の攻撃を防げるため、ある意味では防御札だがこの概念に含められることは少ない。
それらは[[ロック]]の1種である。

-[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《ゴースト・タッチ》]]など、[[S・トリガー]]を持っていても直接防御の役割を持つことができないカードも当てはまらない。
--ただし、前者は[[ニンジャ・ストライク]]の発動に必要なマナ数を確保することに繋がる、後者は相手の手札に控えている[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[革命チェンジ]]持ちなどを[[ハンデス]]できることがあるなど、防御の役割を持つことができる可能性はある。

-[[シールド・ゴー]]は本来、クリーチャーとして出した後、[[破壊]]されると防御札になるというデザインだったと思われる。しかし、実際にはその運用で[[環境]]で活躍することはほぼなく、もっぱら[[《緑知銀 ダッカル》]]などの能力で直接[[シールド化]]されている。

*受け/防御 [#defence]

相手ターン中に、相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を防ぐこと。
または、それを行う[[カード]]や[[能力]]。

相手ターン中に使える能力の中でも、[[除去]]や[[タップ]]、[[プリン効果]]といった「相手の[[攻撃]]を防ぐ[[効果]]」を持つものを指す。
相手の[[ダイレクトアタック]]による勝利を妨害する行為を指すため、相手ターン中に使えるが[[攻撃]]を防ぐ[[効果]]を持たないものはこれに当てはまらない。

**その他 [#z29bd07a]
-プレイヤー間で自然発生した用語であり、出典は不明。なお、防御戦術を指す「受け」という言葉は、将棋をはじめとする多くの対戦型ゲームで使われている。

-受けの量を示す形容詞は「厚い/薄い」である。受けを多く採用した[[デッキ]]は「受けが厚い」、受けが少ないデッキは「受けが薄い」と形容される。

-相手に殴りきられる前にこちらが殴りきることも防御と呼べるかも知れない。そういう意味では[[速攻]][[デッキ]]は「攻撃は最大の防御」を体現したデッキと言える。

**参考 [#reference]
-[[用語集]]
-[[シールドチェック]]
-[[手札誘発]]
-[[コンバット・トリック]]
-[[カウンター]]
-[[逆転こそが、カードゲームだ。]]

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