#author("2023-06-26T11:57:38+09:00","","") #author("2023-06-26T20:25:01+09:00","","") *&ruby(インビンシブルかんきょう){闘魂編環境}; [#v7787121] -''PRVE'':[[基本セット環境]] -''NEXT'':[[聖拳編環境]] **[[メタゲーム]] [#a52a1b15] ***[[DM-06]][#kb561364] [[DM-06]]に入ると、これまでよりもいろいろな戦略が考えられるカードが一気に増え、[[デッキタイプ]]に多様性が生まれた。 同時期に発売された[[DMC-05]]、[[DMC-06]]、[[DMC-07]]、[[DMC-08]]といった4対の構築済みデッキはその象徴と言えよう。 中でも[[《ヘル・スラッシュ》]]の登場は、[[ライブラリアウト]]デッキの躍進を生んだ。 《ヘル・スラッシュ》は同エキスパンションに収録された[[《恵みの化身》]]と共に[[【化身コン】]]を生み、相も変わらず[[《アストラル・リーフ》]]が暴れ続けていた[[メタゲーム]]に一石を投じる。 また、[[《シェル・ファクトリーγ》]]、[[《シグマ・トゥレイト》]]の登場により[[サバイバー]]は展開力と破壊力を身に付け、これらは[[【リーフ青単】]]や[[【トリガーターボ】]]に多少なりとも対抗できる、数少ないデッキとして注目を集めた。 だが、やはりリーフデッキの回転力は他を圧倒しており、[[DM-06]]では待望の2コスト[[サイバー・ウイルス]][[《エレガント・ランプ》]]までも獲得。 [[公式大会]]インビンシブル・リーグ2003の決勝トーナメントでは、ほぼ参加者全員がリーフデッキを使用。[[オープンクラス>>公認大会]]で優勝したのは[[自然]]、[[光]]を[[S・トリガー]]用として[[タッチ]]した[[【リーフ青単】]]だった。 ***[[DM-07]] [#f490711f] [[DM-07]]では唱えた後[[マナゾーン]]に置かれる[[チャージャー]]が初登場。[[自然]]以外の文明にも[[マナブースト]]手段が生まれたが、最も注目されたのは自然の[[《メビウス・チャージャー》]]。 これを《アストラル・リーフ》に撃ち、膨大なマナ・ハンドアドバンテージを得ることが考案された。 このエンジンを使って最速3ターン目に8マナ程に到達し、同弾に収録された[[《地獄万力》]]や[[《ロスト・ソウル》]]を軽々と唱えて相手を圧倒する超速[[【除去コントロール】]]、[[【ターボメビウス】]]が作成される。 後に[[プレミアム殿堂]]を果たす[[《呪紋の化身》]]もここで収録。場にいるだけで相手の[[S・トリガー]]を封殺することができ、[[ビートダウン]]から[[コントロール]]まで様々なデッキに使われるようになる。 ***[[DM-08]] [#ha593b93] [[DM-08]]発売の一週間前、[[DMC-09]]と[[DMC-10]]が発売。新能力[[ターボラッシュ]]を一足早く体験できた。 2月には強化拡張パックの[[DMC-11]]と[[DMC-12]]もされ、前者には[[《紅神龍バルガゲイザー》]]も収録。ターボラッシュ持ちの[[《紅神龍ジャガルザー》]]と合わせた[[【連ドラ】]]の初期型が生まれた。 [[DM-08]]では本格的にターボラッシュが登場。中でも[[《機怪人形ガチャック》]]はその[[ビートダウン]]性能で他を圧倒。前弾収録の[[《飛行男》]]や同弾収録の[[ハンデス]]呪文[[《スケルトン・バイス》]]を投入した[[【アクアンブラック】]]が成立し、[[《アストラル・リーフ》]]の殿堂施行後に頭角を表した。 また、前弾より更に強力な[[チャージャー]]呪文も多数収録。特に[[《ブレイン・チャージャー》]]、[[《リバース・チャージャー》]]、[[《クリムゾン・チャージャー》]]の3枚は早々に[[【除去コントロール】]]へ組み込まれた。 ***[[DM-09]][#w774f186] 《アストラル・リーフ》や多くの水ドローソースが長い間環境を支配していたが、[[DM-09]]発売後、遂に[[殿堂入り]]ルールが施行される。 リーフや[[《サイバー・ブレイン》]]を始めとする水のパワーカードが5枚規制され、プレイヤーたちはメタゲームの再考を強いられる。 この中で台頭してきたのは、リーフ環境の中でもその強力なドロー能力で活躍を見せていた[[《アクアン》]]だった。《アクアン》はそれぞれ光、闇と組んだ[[【アクアンホワイト】]]、[[【アクアンブラック】]]によって活躍し、当時のメタゲームの頂点に立つ。 しかし、サバイバーや化身コンなどの殿堂を生きながらえたデッキも活躍の場は残されており、また、[[【赤黒速攻】]]や[[【赤単速攻】]]などの[[速攻]][[デッキ]]も殿堂制で復権。 また、[[【ハイドロ・ハリケーン】]]などの[[コンボデッキ]]も《アストラル・リーフ》消滅を機にして作成されて「きちんと戦える」デッキタイプが増え、ゲームに今までにない多様性が生まれた。 [[DM-09]]では、[[種族デッキ]]を強力に後押しする[[アンタッチャブル]]の[[《光器ペトローバ》]]と、《ヘル・スラッシュ》に続く山札破壊呪文[[《ロスト・チャージャー》]]が登場。 《光器ペトローバ》の登場は、[[【クリーチャーコントロール】]]デッキにおける種族を統一する旨みを増やし、[[ビーストフォーク]]を主力にした[[【白緑コントロール】]]デッキや、[[ガーディアン]]などを軸にした【アクアンホワイト】をさらに強くした。 他方、《ロスト・チャージャー》はその「使った後にマナに行く」という特性から、ライブラリアウトにおける《恵みの化身》の居場所を無くし、さらに洗練された[[【青黒赤ライブラリアウト】]]を生んだ。 【青黒赤】ライブラリアウトには[[《バースト・ショット》]]、[[《ブラッディ・イヤリング》]]と共に《光器ペトローバ》対策の[[《サウザンド・スピア》]]が積まれ、これらの防御エンジンを流用し、[[フィニッシャー]]型の除去コントロールである[[【除去ドラゴン】]]も誕生した。 【青黒赤】ライブラリアウトには[[《バースト・ショット》]]、[[《ブラッディ・イヤリング》]]と共に《光器ペトローバ》対策の[[《サウザンド・スピア》]]が積まれ、これらの防御エンジンを流用し、[[フィニッシャー]]型の除去コントロールである[[【除去ドラゴン】]]も誕生した。これらのデッキは一度は混沌化した[[メタゲーム]]の寄りを戻し、公式大会スプリングチャレンジバトル2004などで猛威をふるった。 [[DMC-13]]では[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が登場。こちらも《光器ペトローバ》と同様に種族デッキを強化させた。 [[《猿神兵アッシュ》]]により[[アーマロイド]]も強化され、5月発売の[[DMC-13]]に収録された[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]とのコンボによって[[ランデス]]を行う[[【アッシュランデス】]]が誕生。この《凶星王ダーク・ヒドラ》も《光器ペトローバ》と同様に様々な既存の種族デッキを強化させた。 これらのデッキは一度は混沌化した[[メタゲーム]]の寄りを戻し、公式大会スプリングチャレンジバトル2004などで猛威をふるった。 スプリングチャレンジバトル2004福岡大会オープンクラスを優勝した[[【除去ドラゴン】]]は最古の[[【ボルメテウスコントロール】]]と言われる。 **当時の主流デッキ [#h29b1ea5] 〜DM-07 -[[【リーフ青単】]] -[[【トリガーターボ】]] -[[【化身コン】]] -[[【サバイバー】]] -[[【ターボメビウス】]] DM-08〜 -[[【アクアンブラック】]] -[[【アクアンホワイト】]] -[[【青黒赤ライブラリアウト】]] -[[【除去ドラゴン】]] -【ビーストフォーク】型[[【白緑コントロール】]] -[[【赤単速攻】]] -[[【赤黒速攻】]] **主なカード [#x38026bf] -[[《恵みの化身》]] -[[《ヘル・スラッシュ》]] -[[《シェル・ファクトリーγ》]] -[[《アストラル・リーフ》]] -[[《メビウス・チャージャー》]] -[[《アクアン》]] -[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]] -[[《機怪人形ガチャック》]] -[[《光器ペトローバ》]] -[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]] **参考 [#p480ce60] -[[デッキ・カードプールの変遷]] -[[闘魂編]] -[[DM-06 「闘魂編(インビンシブル・ソウル) 第1弾」>DM-06]] -[[DM-07 「闘魂編 第2弾 時空超獣の呪(インビンシブル・チャージ)」>DM-07]] -[[DM-08 「闘魂編 第3弾 超神龍の復活(インビンシブル・レジェンド)」>DM-08]] -[[DM-09 「闘魂編 第4弾 覇道帝国の絆(インビンシブル・ブラッド)」>DM-09]] &tag(環境,闘魂編,デッキ・カードプールの変遷);