#author("2025-04-28T04:34:49+09:00","","")
#author("2025-05-02T21:11:16+09:00","","")
*&ruby(しんか){進化};クリーチャー([[特殊タイプ]]+[[カードタイプ]]) [#ab599f8b]

+一般に、[[クリーチャー]]の上に重ねて(=[[進化]]させて)[[バトルゾーン]]に出すなど、ルールが設定された[[クリーチャー]]。[[DM-02]]から登場している。
+単に[[カードタイプ]]の欄に「進化クリーチャー」と書かれているクリーチャーの総称。
+バトルゾーンで表出している[[NEO]]の[[特殊タイプ]]を持つクリーチャーに、下にカードがある状態で成立する特性。[[状態定義効果]]は出そうとする方法を参照する。

どの場合もゲーム中に区別はしない。1.2.の場合[[《進化設計図》]]などの効果が使え、1.2.3.の場合に[[《「超愛の衛生姫」》]]で守るなどができる。

「進化クリーチャーである」とは「クリーチャーが[[特殊タイプ]]『[[進化]]』を持つ状態である」ことを指す。
[[禁断スター進化]]や[[S-MAX進化]]のように必ずしも[[進化]]させるカードであるとは限らない。

[[《アカシック・パラレル》]]が相手の進化クリーチャーを選択して、それに[[変身]]したのなら、物理的なカードは進化ではないクリーチャーであっても、進化クリーチャーとみなす。[[召喚酔い]]しないし[[《「超愛の衛生姫」》]]のサポートも許可される。

|守護聖天ラディア・バーレ SR 光文明 (6)|
|進化クリーチャー:ガーディアン 9500|
|進化:自分のガーディアン1体の上に置く。|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|

[[召喚]]の際、[[進化元]]が[[ディスアドバンテージ]]となるため、進化クリーチャーは通常の[[クリーチャー]]よりも一見して強力な性能を持つものが少なくない。

実際、[[《アストラル・リーフ》]]、[[《パシフィック・チャンピオン》]]、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]、[[《エンペラー・キリコ》]]、[[《邪神M・ロマノフ》]]、[[《S級原始 サンマッド》]]、[[《プラチナ・ワルスラS》]]など、[[殿堂入り]]または[[プレミアム殿堂]]を経験したことがあるカードも多数存在する。

カードを進化元にするテキストでは基本的に[[特性]]が指定される([[種族]]や[[文明]]が多い)。
初期は[[種族]]による[[進化]]が多かったが、後に[[文明]]を条件とするものが現れた。また、複数の[[文明]]に跨る[[サバイバー]]、[[ナイト]]、[[オリジン]]等や、[[ドラゴン]]、[[サイバー]]等特定の種族グループを[[進化元]]にとる、緩い条件のものが増えつつある。
特殊進化以外で最も条件が緩いものは「進化:自分のクリーチャー1体の上に置く。」であり[[《デュエにゃん皇帝》]]で初登場した。

ほとんどのカードは[[コスト論]]で換算できない性能を持つが、一応黎明期は「非進化よりパワー+4000」という基準は存在したようだ。(具体例は[[コスト論]]を参照のこと。)

後述の歴史にあるが、時代が進むごとに不人気へとなっていった現象は、それら進化クリーチャーを出して得られるメリットよりも、[[進化元]]が[[ディスアドバンテージ]]となるデメリットのほうが大きくなり、結果として[[コストパフォーマンス]]が足りていないと判断されるケースが多発したためだろう。
上の[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]経験者たちも、今では[[殿堂解除]]されたものが混ざっているのもそれを物語っている。
また、[[《母なる大地》]]が4枚使えた頃は[[進化クリーチャー]]に対して非進化クリーチャーであることのメリットが極めて大きく、その点でも評価を下げていた。特に[[自然]]入りの[[デッキ]]では[[《母なる紋章》]]が登場するまでの間、環境において[[《大勇者「ふたつ牙」》]]以外の[[進化クリーチャー]]はほとんど見られなかった。

もちろん、[[王来MAX]]末期に[[殿堂入り]]に指定された[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]、[[アビス・レボリューション]]末期に殿堂入りした[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]、[[王道篇]]末期に殿堂入りした[[《マーシャル・クイーン》]]のように、着地に成功した場合のリターンがゲームバランスを壊すほど大きいものも存在するが、それはごくわずかである。通常クリーチャーの性能がインフレを起こした結果、相対的に着地に一手間かかる進化クリーチャーが登場時期の[[カードプール]]と照らし合わせて、採用に見合った成果を出してくれるもののほうが少ない。

ただし、[[デュエル・マスターズ]]の華の一つなのは間違いなく、進化プッシュが終わった[[ゴッド・オブ・アビス]]以降も人気の高い進化クリーチャーは[[トレジャー]]枠で[[再録]]されている。

**ルール [#l085d907]

下にカードがある[[NEOクリーチャー]](=[[NEO進化クリーチャー]])にも適用される。

-進化クリーチャーの適正な進化元が存在していない状況(デッキ進化や手札進化など、召喚手順の中で条件を満たすか否か決定する場合を除く。[[NEOクリーチャー]]が[[保留状態]]である状況も除く。実際に出す瞬間に[[NEOクリーチャー]]として出すか[[NEO進化クリーチャー]]として出すかを決定してからその方法で出し始める。)なら、召喚したりバトルゾーンに出したりできない。進化元を必要としないカードは、無条件で進化元が足りている扱いとして進行する。
--[[S・トリガー]]の[[使用宣言]]をしている間、もしくは[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]のように非召喚で出す効果に巻き込まれるぶんには制限されない。あらゆるクリーチャーは1体ずつバトルゾーンに出すのがルールだが、実際にその進化クリーチャー1体を出す機会が来たときに進化元が足りているなら必ず出し、進化元が足りないのなら出す前の元々あったゾーンにカードを戻す(([[S・トリガー]]は手札からカードを[[使う]]効果なので、戻す先はシールドゾーンではなく手札))。
---失敗時にカードを戻すのは[[デッキ進化]]と似ているが、[[デッキ進化]]の場合は効果によって「進化できなかったら''[[手札]]''に戻す」と指定されているため、そちらは元々あったゾーンは影響されない。
--[[《リアルとデスの大逆転》]]で相手の墓地から進化クリーチャーを選ぶテクニックがある。進化元の用意できない進化クリーチャーを選んでもよく、そうした場合は「出す」という効果が不発になって選ばれた進化クリーチャーは墓地にとどまる。普通は進化クリーチャーを採用しないが[[《神歌と繚嵐の扉》]]で相手の山札内から進化を選んだ場合も同様に山札にとどまる。
--「コストを支払わずに[[召喚]]する」という[[単発的効果]]を実施する瞬間の場合、その効果自身で進化クリーチャーの進化元を調達することはできない。召喚が成立するのは適正な進化元がある場合のみである。[[S・トリガー]]は[[使用宣言]]するだけなら召喚は実施されていないので該当しない。
---自分が闇のクリーチャーを出していない状態で[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を唱えた。この時点では[[《大影罪 ハデ・スザーク》]]は適正な進化元がないので、召喚を試みることができない。コスト踏み倒しする4体のドルスザクによって、例えば[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を呼び出すことで適正な進化元を用意できることが明らかでも、《ハデ・スザーク》は出せない。([[詳細>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42669/]])

-全ての進化クリーチャーは[[召喚酔い]]をしない。これは[[ルール]]の1つであり、「[[スピードアタッカー]]」を持っているという訳ではなく[[《直神兵ワッショイエクスプレス》]]などで強化はされない。
--進化クリーチャーに召喚酔いが無いことはあくまでルールに由来するため、[[「進化」という能力のテキスト>進化#z5dc7193]]が参照されることではなく、[[進化という特殊タイプ>進化#tfe01aa1]]が参照されることで召喚酔いが無くなるという解釈が正しい。よって、進化能力が[[無視]]されても召喚酔いが無いという決まりは無効化されない。[[進化]]を用いない方法でバトルゾーンに出したり、何らかの方法で進化元が取り除かれた場合も同様。

-[[バトルゾーン]]にある間、重なった[[進化元]]とあわせて1体の[[クリーチャー]]として扱う。[[除去]]されて[[バトルゾーン]]を離れる時は、[[置換効果]]でその原則を変更されていなければ[[進化元]]ごと束で移動し、移動した先で分離して1枚ずつのカードとなる。それが何枚で構成されていても1体分の「破壊された時」「離れた時」にしかにならない。
--進化クリーチャーに行われた[[シールド送り]]は、カードがすべて[[シールドゾーン]]に移動するが「カードの束だった」という情報はリセットされるため1枚ずつに分離してそれぞれ裏向きにして新しいシールドとして置かれる。
--[[スター進化クリーチャー]]は[[置換効果]]により進化元はバトルゾーンに残る。厳密には「かわりに一番上のカードが離れる」であり、一番上が[[オーラ]]ならそれだけが離れる。
--[[G-NEO進化クリーチャー]]は[[置換効果]]により進化元だけがバトルゾーンから離れる。

-[[カード指定除去]]を使う場合、進化クリーチャーと[[進化元]]を1枚ずつ別の[[カード]]として扱う。これによって、進化元のカードだけ除去したり、一番上のカードだけを除去することができる。一番上のカードを除去した場合、下にあったクリーチャーは、そのまま残る。詳しくは[[退化]]、[[再構築]]を参照。
--進化クリーチャーとしての[[エレメント]]の一番上のカードが墓地に置かれた場合は「クリーチャーとして[[破壊]]」された扱いになる。「このクリーチャーが破壊された時」、「このクリーチャーが離れた時」などの能力があれば[[誘発]]する。
--一番上の非クリーチャー・カードを[[カード指定除去]]した(例:[[スター進化]]が[[置換効果]]で一番上の[[オーラ]]だけを墓地に置いた)り、進化クリーチャーの下のカードが墓地に置かれたりするのは、単に「カードとして破壊」されただけであり、「クリーチャーが破壊された時」などは誘発しない。

-[[カード指定除去]]で、[[エレメント]]としての[[スター進化クリーチャー]]や[[G-NEO進化クリーチャー]]の一番上のカード1枚を離れさせようとする場合、そこに[[置換効果]]は発動できる。[[セイバー]]がいる状態で通常の進化クリーチャーの一番上のカードが破壊されそうな場合などでも同様。
--[[スター進化クリーチャー]]は通常ならそのまま同じカードがかわりに離れるが、[[オーラ]]が付いている場合はクリーチャーが離れるかわりにオーラ1枚が離れる。
--[[G-NEO進化クリーチャー]]は、かわりに下のカードすべてが離れる。

-2枚以上を同時に移動させる[[カード指定除去]]で、進化クリーチャーの一番上と進化元が同時に離れそうになった。ここで「クリーチャーが離れる時」に反応して[[セイバー]]などの[[置換効果]]でクリーチャーとして[[バトルゾーン]]にとどめた場合、進化元の移動はクリーチャーとしての挙動と連動し、こちらもとどまる。
--[[スター進化]]の場合は、「離れる時、かわりに一番上のカードが離れる」が進化元をとどまる作用があるため、個々の進化元の移動予定は消滅してすべてとどまる。
//--この裁定に関する明確な公式の解説はないが、「進化クリーチャーがバトルゾーンを離れる時、進化元も同時に離れる」ことから発想を飛ばし、「進化クリーチャーがバトルゾーンを離れる''かわりにとどまる''時、進化元も同時に離れる''かわりにとどまる''」といった処理になったものと考えられる。
--[[《Volzeos-Balamord》]]など、複数のカードで構成されているカードは、移動の実行前にそのオブジェクトとしてとどまるということが確定した時点で、構成カードがすべてとどまるという裁定となっている。
--なお、あくまで進化クリーチャーとその進化元が同時にバトルゾーンを離れる場合にのみ適用されるルールであり、条件付きの[[全体>全体除去]][[カード指定除去]]((e.g. [[《テック団の波壊Go!》]]))に進化元『のみ』が効果を受ける場合は、前述のルールは適用されず、通常通り進化元のみがバトルゾーンを離れる。

-[[バトルゾーン]]に出た後、[[メテオバーン]]などで[[進化元]]が[[墓地]]へ置かれても、進化クリーチャーそのものには影響は無い。そのまま[[バトルゾーン]]にとどまる。

-[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]や[[GRクリーチャー]]も[[進化元]]にできる。[[メテオバーン]]などで[[バトルゾーン]]を離れた場合には一度のそのゾーンを経由して、即座に[[超次元ゾーン]]や[[超GR]]に戻る。

-[[NEOクリーチャー]]系列のみの裁定として、例外的に「進化として出そうとしている間」のみ、下にカードがなくても進化クリーチャーとして進行する。
--[[《ランド覇車 ガンブルマン》]]はコストを支払う段階で「これをNEO進化クリーチャーとして召喚することを選んだ」とできる。
--進化して出すNEOクリーチャーは[[《その子供、可憐につき》]]の影響を受けて[[タップイン]]する。
--進化して出すNEOクリーチャーにコストを支払い終えた後、何らかの理由で進化元がなくなっていた場合、進化クリーチャーの召喚時と同じく「コストを支払ったのにバトルゾーンに出ない(マナも復活しない)」現象が起こる。([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/46503/]])

***別ページにまとまっているルール [#i007d21c]
-進化クリーチャーの一番上ではないカードの詳しい扱いについては、[[進化元]]および[[クリーチャーの下]]を参照。

-[[進化]]したクリーチャーは、進化元が受けていた効果の影響をそのまま受ける。詳しくは、[[引き継ぎ]]を参照。

***[[S級侵略[宇宙]]]、[[S級侵略[轟速]]]、[[SSS級侵略[天災]]] [#w7b5269d]
-バトルゾーンにあるカードまたはクリーチャーが、バトルゾーン内で移動した際は出たことにはならない。[[cip]]、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]、[[封印]]を外す[[状況起因処理]]などはすべて発生しない。

***進化クリーチャーの下から、[[再構築]]以外でバトルゾーンに出る場合 [#d421c9bf]

-[[《超神星イクシオン・バーニングレイブ》]]、[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]、[[《太陽王ソウル・フェニックス》]](デュエプレ)等の能力で進化クリーチャーから分離したクリーチャーは、単なる[[コスト踏み倒し]]である。

-%%分離したクリーチャーは別のゾーンからバトルゾーンに移動したわけではないため、[[cip]]能力はトリガーしない。%%
--デュエプレでは[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]の[[cip]]は「出す」や「(ただし、そのクリーチャーは召喚酔いする)」という文言を優先して、[[cip]]は発動する処理になっている。

***バトルゾーンから[[進化させる]] (デュエプレ) [#je1540a4]
-[[ルナティック進化]]などは[[cip]]、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]、[[封印]]を外す[[状況起因処理]]などはすべて発生する。

**歴史 [#history]

シリーズを重ねるごとに[[進化]]の種類は多岐に渡り、[[進化V]]や[[進化GV]]など、複数のクリーチャーを進化元にする能力が登場していった。

[[戦国編]]にて、バトルゾーン以外のゾーンから進化元を調達できる[[マナ進化]]が登場。
その後の[[神化編]]にてはじめて[[進化]]ギミックに着目し、[[手札進化]]や[[墓地進化]]、[[デッキ進化]]など多種多様な進化能力が登場した。
また、「進化クリーチャーの上に進化する」[[究極進化]]も登場。

[[革命編]]ではバトルゾーンで進化クリーチャーとなるカードのみが持ち得る[[コスト踏み倒し]]に「[[侵略]]」が登場。また、自身で[[コスト踏み倒し]]する場合は必ず進化として出すことになる共通点がある「[[革命0トリガー]]」持ちクリーチャーもここで登場。

[[革命ファイナル]]までは順調に強力なクリーチャーが増えていったが、[[新章デュエル・マスターズ]]からは「[[NEO進化]]」のギミックへの置き換えが試みられた。
しかしNEO進化は新たな進化としてそこまで市民権は得られなかった。[[双極篇]]、[[超天篇]]までは惰性で通常弾でも[[NEOクリーチャー]]は登場していたが、[[十王篇]]では進化クリーチャーと[[NEOクリーチャー]]ともども、特殊弾で新規が登場する程度のカードタイプになっていく。

[[王来篇]]〜[[王来MAX]]では「バトルゾーンにある進化元を使うことで出すことができる」という性質に原点回帰した[[スター進化]]が登場したが、こちらも定着しなかった。

[[ゴッド・オブ・アビス]]から[[王道W]]が始まる前では、[[十王篇]]と同様に新規の進化クリーチャー、[[NEOクリーチャー]]、[[スター進化クリーチャー]](([[アビス・レボリューション]]では新規の[[スター進化クリーチャー]]が1枚も登場しないまま、次の[[王道篇]]の商品展開が始まった。))は特殊弾でのみ登場するのみとなっている。
進化クリーチャーに名指しで「進化クリーチャーって、そもそも結構使いにくい」、[[NEOクリーチャー]]に関しても「『進化できる』の選択肢があっても、基本的には進化させずに出したほうが強い」という趣旨の内容は開発者の口からも飛び出している。それほどまでに環境は進化クリーチャーに逆風が吹く変化を遂げていた。
//通常進化→https://www.youtube.com/watch?v=FXPQ1ivat4o&t=209
//NEO進化→https://www.youtube.com/watch?v=FXPQ1ivat4o&t=290

そもそも、[[新章デュエル・マスターズ]]以降に登場した進化クリーチャーは[[汎用性]]や[[グッドスタッフ]]方面に難ありのカードが多い問題がある。
[[新章デュエル・マスターズ]]以降の「[[おしゃれ枠]]で入れても活躍する進化クリーチャー」では、頭一つ抜けたものが[[《SSS級天災 デッドダムド》]]と[[《CRYMAX ジャオウガ》]]。[[アドバンス]]限定で[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]と[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]。それの他には、格は落ちるが[[《暴覇斬空SHIDEN-410》]]などを侵略元にする[[《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》]]、[[【墓地ソース】]]系の[[《邪眼の始祖 ロマノフ・アルファ》]]、[[ビッグマナ]]の[[《聖霊龍王 メルヴェイユ》]]程度であることが問題点を物語っている。

デッキの隠し味的に投入される数枚の進化クリーチャーには[[《超竜バジュラ》]]([[【モモキングRX】]])、[[《魔の革命 デス・ザ・ロスト》]]([[【ルドルフドルマゲドン】>【ドルマゲドンX】#a2]])や[[《超竜ヴァルキリアス》]]([[【白赤緑ボルシャック】]])あたりが思いつく例だが、その3枚はやはり[[革命ファイナル]]以前のカードである。それを投入して結果を出したというだけで騒ぎになった[[《「無情」の極 シャングリラ》]]も同様。
[[2021年3月16日ルール改訂]]以降に可能になった、[[退化]]でいきなり進化元を無視した進化クリーチャーを出すというテクニックも、その残し先は[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]を代表にすべて[[革命ファイナル]]以前のカードである。

一方、[[新章デュエル・マスターズ]]以降の登場で「デッキの核になるので3〜4枚投入する[[必須カード]](=単体の暴力的[[スペック]]が持ち味)」で戦う進化クリーチャーそのものあるいは進化サポートを得たデッキタイプはいくつも挙げられる。「進化クリーチャーは基本的に使いづらい」と「ここまでカードが強ければ進化という弱点があっても採用される」は両立する。
[[【サンマックス】]]、[[【鬼羅.Star】]]、[[【ライオネル.Star】]]、[[【我我我ブランド】]]、[[【JO退化】]]、[[【神羅ケンジ・キングダム】]]、[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]、[[【赤黒バイク】]]、[[【イミッシュ・イツァヤナ】]]、[[【バロメアレディ】>【ターボドルバロム】]]などである。
[[【サンマックス】]]、[[【鬼羅.Star】]]、[[【ライオネル.Star】]]、[[【我我我ブランド】]]、[[【JO退化】]]、[[【神羅ケンジ・キングダム】]]、[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]、[[【赤黒バイク】]]、[[【イミッシュ・イツァヤナ】]]、[[【バロメアレディ】>【バロム・ナイトメア】]]などである。
//バトルゾーンに進化元が不要な[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]][[【超神星DOOM・ドラゲリオン】]]は意図的に外した
「デッキに1〜2枚だが、コンボの終着点」というジャンルの進化クリーチャーは非常に少ないが、[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]と[[《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》]]のどちらも[[新章デュエル・マスターズ]]以降の登場である。
//1枚投入《エンペラー・キリコ》は比較的コンボの終着点カードかも

[[王道W]]にて[[G-NEO進化]]が登場。
//[[DM25-RP1]]時点の環境では[[《真気楼と誠偽感の決断》]]に話題が吸収され、進化クリーチャーは空気である。

***[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#w0caf0e9]
TCG版に存在したカードを登場させる際、適正あるいはオーバースペックに性能が与えられることが少なくない。

流石に能力を盛りすぎて後に[[ナーフ]]がされたものの、[[DMPP-08]]という[[不死鳥編]]〜[[極神編]]に近しい環境に[[《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》]]が登場するなどがある。
[[《悪魔神王バルカディアス》]]はコストを調整しただけだが、見事に環境のバランサーとして活躍した。上方修正された[[《ミラクル・ミラダンテ》]]は環境の一角に君臨した。[[《魔の革命 デス・ザ・ロスト》]]もシールドを詰める際に可能な限りケアをしたいクリーチャーである。

もちろんゲーム全体の閉塞感も考慮され、[[《聖霊王エルフェウス》]]が2箇所で下方修正するという例もある。[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]のように完全無調整も一般的。

ゲームシステムの違いも大きい。TCG版では盤面のクリーチャー数を維持するという行為は、[[《飛翔龍 5000VT》]]をケアするといった限定的な場面でしかメリットはない。一方デュエプレでは根幹的にクリーチャーを出しすぎるとセルフ[[召喚ロック]]してしまう利敵行為がはらんでいるため、無闇に頭数を増やさない進化クリーチャーは理にかなっている。

[[ゲームオリジナルカード]]でも良いカードが多め。[[《神歌の歌姫 キリコ・アンプラウド》]]は問題児だったので[[ナーフ]]された。

#region2(該当するカードの一覧){{
#taglist(進化 (デュエプレ)^ゲームオリジナルカード (デュエプレ)-カード名として扱う (デュエプレ))
}}

TCG版では層が薄い[[手札進化]]、[[墓地進化]]、[[マナ進化]]の盤面を必要としない進化クリーチャー(それぞれ派生版を含める)も、デュエプレにはそれぞれ[[《エンペラー・キリエ》]]、[[《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》]]、[[《超天星ライゾウ「灼」》]]などが登場している。

**その他 [#xf5b3aef]
-進化クリーチャーは[[召喚酔い]]しないので、1[[ターン]]の間に[[種]]とその進化クリーチャーを[[召喚]]すれば、即座に[[攻撃]]することができる。これを俗に[[進化速攻]]と呼ぶ。

-[[《無垢の宝剣》]]のように、同じ[[種族]]でなくとも進化クリーチャーを重ねる事のできる[[能力]]を持つクリーチャーも存在する。逆に[[《JK神星シャバダバドゥー》]]や[[《無限超竜ボルザード》]]など、[[進化元]]の制限がない進化クリーチャーもいる。

-[[進化元]]のクリーチャーに[[サーチ]]や[[ドロー]]、[[墓地回収]]などを持ったカードがある場合、呼び出しやすいため使いやすいとされるものが多い。(例:[[《猛烈元気バンジョー》]]→[[《大作家チューデルセン》]]、[[《進化の化身》]]→[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]])

-進化クリーチャーが収録されている[[エキスパンション]]には進化元となる[[クリーチャー]]も収録されているのが一般的であるが、[[《護りの角フィオナ》]][[《エンペラー・アクア》]]など稀に例外も存在する。
--[[進化]]をテーマとする[[エキスパンション]]ではその傾向が強く、中でも[[革命編]]では顕著である。
また、進化クリーチャーを出す手間を省くことができるサポート能力を持つカードも同時に収録されている。
(例:通常クリーチャーの場合・・・進化クリーチャーを直接踏み倒す、自身を[[進化元]]にして[[重ねるようにする>このクリーチャーから進化できる]]などの[[コスト踏み倒し]]能力。進化クリーチャーの場合・・・[[ソウルシフト]]や進化元を直接呼び寄せる[[マナ進化]]などの進化能力、[[侵略]]などの[[キーワード能力]])

-基本的に進化クリーチャーの基礎パワーは[[進化元]]の[[種族]]の重さが関係してくる。[[《究極銀河ユニバース》]]や[[《開眼者クーカイ》]]などが破格のパワーを得ているのはそのため。&br;※[[《氷牙レジェンダリー・ヴァンガード》]]は[[リヴァイアサン]]が進化元として見られている可能性が高い。

-[[カードイラスト]]のどこかに、進化元と同じ数の[[進化マーク]]が描かれている。このため、イラストを見ただけでもそのクリーチャーが進化クリーチャーかどうかわかるようになっている。

-たびたび、複数のクリーチャー・オブジェクトを1体にまとめる目的で利用されることがある。たとえば[[【ラグマループ】]]で[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]が採用されるのは、1発の[[《霊騎ラグマール》]]で同時に4枚のクリーチャー・カードを[[マナゾーン]]に送るためである。[[【緑単サソリス】]]で([[侵略]]するわけでもないのに)[[《S級原始 サンマッド》]]の上にさらに《サンマッド》を[[召喚]]して何枚も重ねるプレイングがあるが、大抵はこの目的である。一度に[[手札]]や[[マナ]]を回復させたいのだ。

-後に登場したTCG「カードファイト!! ヴァンガード」で用いる「ライド」という能力と類似点があることから、[[進化]]を俗に「ライド」と呼称する[[プレイヤー]]もいる。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、進化クリーチャーを召喚する際にはカットインが入り、デュエリストがポーズを取る。多くのキャラは右手を掲げるようなモーションを取るが、五守護など例外も存在する。

**進化クリーチャーに関連した能力を持つカードの一例 [#g6794cf6]
-[[《無垢の宝剣》]]
-[[《進化設計図》]]
-[[《進化の化身》]]
-[[《式神イノセント》]]
-[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]
-[[《エボリューション・エッグ》]]
-[[《レオパルド・グローリーソード》]]
-[[《奇兵の超人》]]
-[[《貴星虫ヤタイズナ》]]
-[[《メガ・イノセントソード》]]
-[[《時空の庭園》]]
-[[《大勇者「銀河の誘発」》]]

**参考 [#leb44bfb]
-[[用語集]]
-[[種族]]
-[[クリーチャー]]
-[[爆進ダブル]]
-[[シンカライズ]]

-[[進化クリーチャーの一番上]]
-[[の下]]
-[[非進化]]

#include(進化の一覧,notitle)

----
[[公式Q&A]]

>Q.[[《「祝」の頂 ウェディング》]]の「このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力で''進化クリーチャー''を選んだ場合はどうなりますか? 「合計4枚」とテキストにあるので、''進化クリーチャー''の一番上のカードだけがシールドに置かれますか?
A.カード単体ではなくクリーチャーを対象とした効果なので、''進化クリーチャー''を選んだ場合は進化元のカードも一緒にシールドゾーンへ移動します。それらのカードは重ねず、それぞれ新しいシールドとして置きます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33266]](2020.2.26)

>Q.[[《無量大龍 ノヴェ・シエントス》]]の「出た時または攻撃する時」の能力で進化元がカード1枚の''進化クリーチャー''を選んだ場合どうなりますか?
A.進化元と進化クリーチャーの合計2枚がまとめて山札の上か下に置かれます。上と下に1枚ずつ分けて置くことはできません。なお、山札に置く側のプレイヤーはそれら2枚を好きな順番で置くことができ、その順番を対戦相手に見せる必要はありません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34206]](2020.9.18)

>Q.自分の[[《ジャスミンの地版》]]から進化した[[《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》]]1体と、[[《ゲラッチョの心絵》]]2枚がバトルゾーンにある状況で、相手は[[《テック団の波壊Go!》]]を唱え、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選びました。&br;この時、自分が[[《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》]]の置換効果で、[[《ゲラッチョの心絵》]]2枚を山札の下に置けますか?また置いた場合、下にある[[《ジャスミンの地版》]]はどうなりますか?
A.置換効果の適用は効果に割り込みますので、[[《ゲラッチョの心絵》]]2枚を山札の下に置いて、[[《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》]]をバトルゾーンに残せます。また、置換効果が適用されたことで、[[《ジャスミンの地版》]]も手札に戻らず、[[《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》]]の下にとどまります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41083]](2022.4.8)

>Q.自分の[[《影速 ザ・トリッパー》]]と、[[《轟速 ザ・Re:ッド》]]が下に置かれている[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]がバトルゾーンにいる状況で、相手は[[《テック団の波壊Go!》]]を唱え、効果で「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選びました。&br;この時、どのカードが手札に戻りますか?
A.[[《影速 ザ・トリッパー》]]と、[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]の下に置かれている[[《轟速 ザ・Re:ッド》]]の2枚が手札に戻ります。&br;進化元など、カードの下に置かれているなどして特性が参照できないカードは、通常は効果で参照されません。ですが、[[《テック団の波壊Go!》]]の手札に戻す効果のように、カードを指定する効果によっては参照されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41113]](2022.4.8)

>Q.[[《ザーク・砲・ピッチ》]]の「出た時」の能力で、相手の''進化クリーチャー''の下に置かれている、コスト3のカードを選べますか?
A.いいえ、選べません。&br;カードの下に置かれているカードは、特性が無視されています。カードタイプも無視されているので、エレメントとして扱えません。
#region2(([[総合ルール]] [[200.3a>総合ルール本文#rule200_3a]])){{
:200.3a |進化などによってカードの下に置かれているカードは通常のゲーム中は特性が無視されています。ただし、カードを指定する場合、特性は参照されます。カード以外を指定する場合は参照されません。&br;例:光と水文明を持つクリーチャーの上に進化した水のクリーチャーは水のクリーチャーであり、パワーも種族も下のカードから影響されません。ただし、《テック団の波壊 Go!》の効果を受けた場合、下のカードもコストを参照し、適正であれば効果を受けます。&br;例:《卍月 ガ・リュザーク 卍》の無月の門・絶は魔導具を参照しているため、《卍 デ・スザーク 卍》の下にあるカードは参照できません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42983]](2023.4.14)

>Q.[[《ザーク・砲・ピッチ》]]の「出た時」の能力で、相手のコスト3以下の''進化クリーチャー''を選んだのですが、この場合、進化元のカードはどうなりますか?
A.選んだ''進化クリーチャー''と一緒に、進化元のカードも墓地に置かれます。&br;「エレメントを破壊する」という効果で''進化クリーチャー''を選んだ場合、「クリーチャーを破壊する」という効果で選んだ時と同様に、進化元のカードも一緒に墓地に置かれます。
#region2(([[総合ルール]] [[316.3.>総合ルール本文#rule316_3]])){{
:316.3. |エレメントを指定する効果は、カードを指定する効果ではありません。そのため、複数枚のカードで構成されるエレメントを指定した場合、そのエレメントを構成するカードすべてが影響を受けます。&br;例:「エレメントを1つ選び、破壊する」という効果で進化クリーチャーを選んだ場合、「クリーチャーを破壊する」という効果で選んだ時と同様に、進化元のカードも一緒に墓地に置かれます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42984]](2023.4.14)

&tag(用語集,カードタイプ,進化クリーチャー,進化 (特殊タイプ),クリーチャー,エレメント);